【アニメ前考察】渡辺曜 〜いかにして彼女はスクールアイドルになっていくのか〜

ラブライブ!は媒体ごとに設定に違いがあるのですが、まだ情報が少ないため、各媒体の情報を合わせて書いています

※この記事はアニメ開始前に予想を出しておく意図のものです。したがってアニメになったら外れている部分があることかと思います

8人目です。今回は千歌の幼馴染にして第一回センター投票の王者、渡辺曜ちゃんです。
では、紹介から

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©︎2016 プロジェクト ラブライブ!サンシャイン

浦の星女学院2年生。父親が定期船の船長で、将来の夢はフェリーの船長。水泳の高飛び込みが特技で強化指定選手、筋トレが趣味という完全な体育会系。なにかにつけて「ヨーソロー!」する。ボーイッシュで細かいことは気にしないがたまにちょっとテンションがハイになってしまう。

というわけで曜ちゃん。Aqours初の映像付センター曲獲得者です。
曜についてはどう切込むのかいいのか。
私の曜に対しての掘り下げが甘いというのが、一番の理由ではあるのですが、これといった話題が浮かばないまま残り2人になってしまったわけです。

あえて書くなら、曜はなんでAqoursに入ったのか「なんのためにAqoursにいるのか」というのがまだはっきりしていないのです。千歌に誘われたから、というのもわかるのですが…。
将来のビジョンもしっかり持っていて、やるべきこともしっかりあって、むしろアイドルをやる方が不思議なくらいです。
アニメで設定追加とか無ければ取り立てて大きな問題を抱えているわけではないので、Aqoursによって問題が解決というストーリー上の必然性もありません。

そう考えたときにμ'sにも似た境遇の子がいたなと思いまして、そこから話を進めていこうと思います。

曜の置かれた状況ってアニメでの海未に似てるんですよね。日舞の家元としての将来があり、弓道部としてすでにやることがある。これといって差し迫った問題があったわけではない。それこそ、スクールアイドルをしなくても充分に自己実現できる。
主人公の幼馴染として早くから物語に関わることも共通しています。

この手の話をしすぎると別の記事になりそうなのですが、アニメでの海未は描写不足が目立ちました。
例えば、ラブライブ!決勝大会での「すっかり癖になりました。たくさんの人の前で歌う楽しさが。」という発言です。
同じシーンの他のキャラのセリフはそれまでの話に裏打ちされたものであったのに、海未とアイドルの楽しさをつなぐエピソードはアイドルの自分を妄想するシーンが数回あるくらいのものでした。
結果、μ'sでの活動を通じてアイドルの楽しさを知ったことはわかっても、そのきっかけが何であったかがはっきりしない。そんなセリフになっていました。
無理やり説明することもできるかもしれませんが、海未がアイドルの魅力を発見し、他にやることがあってもアイドルを続ける理由となる決定的なエピソードを作っても良かったのではないかとも思います。

曜はこの「なぜアイドルを続けるか」という部分をちゃんと扱ってほしいです。親や周囲に反対されてアイドルを続けるか悩むとか、アイドル活動が自分の夢とつながっていたことを見つけるとか、アイドルを通じて新しい自分を見つけたとか、「誘われてはじめたスクールアイドル活動が曜にとってやりたいことに変わった」というのが納得できるものがほしいです。

これはアイドルへの思いである必要はないと思います。
またμ'sを引き合いに出すならことりですね。留学問題を経て今の自分が穂乃果たちと一緒にいることを望んでいることに気付いた。
ことりがアイドルに魅力を感じてなかったわけではないと思いますが、ことりにとって大事なのは「アイドル活動」だった、だから自分の意志でμ'sを選んだ。

こういう方向でもいいです。
とにかく、いつの間にかアイドル活動に価値を見出していたという事態は避けてほしい。

曜は大きな問題を抱えているわけではないと書きましたが、恋アクPVでは一応曜の抱えてる問題のようなものは出ていますね。
いきなりやってきた梨子によって千歌との関係性が変わる→梨子を入れた2年生3人の関係に落ち着くという、
終盤まで引っ張るようなものでもないと思いますが、序盤から中盤にかけては曜の課題として「梨子が来たことによる千歌との関係性の変化」が出てくることもあるかもしれません。

千歌と同学年の幼馴染なので、出番は多いでしょうし活躍の機会もあるでしょう。場面場面での描写をしっかりして、いつの間にか変化していたということのないようにしてほしいです。

やっつけ記事になってしまいすみません。曜推しの方々には違うものが見えているのでしょうが、私にはこれが限界でした。アニメを通して曜についてちゃんとした記事を書けるくらいには勉強します。

あと一人、なるべく今日じゅうに書ききりたいです。

※補足※
アニメでの海未の扱いについて書きましたが、この話題は様々な見解があることかと思います。私自身、語り足りないところがあるのでアニメ海未については後日、改めて書く予定です。
この記事についてはあくまでも「渡辺曜」についての記事として捉えていただければと思います。