【考察記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第10.話「シャイ煮はじめました」
ラブライブ!サンシャイン‼︎第10話「シャイ煮はじめました」考察記事です。
これはすでに視聴済みであることを前提に、その話で気になったことを妄想をまじえながら、書いていくという記事です。
感想については別記事で用意してますのでライトな記事をご所望であればそちらへ
【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第10話「シャイ煮はじめました」 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室
・ダイヤの采配
海の家でダイヤはAqoursを3/3/3に分けてそれぞれに呼び込み/調理/ホールを担当をさせていました。
ダイヤは呼び込みを重視していました。
ならば、適性が一番あるだろう曜を呼び込み担当にしないのはどうなのでしょうか。
ただ。曜がファーストライブで発揮した呼び込みの才能をダイヤは知らなかったのかもしれませんし、判明したところで後述の理由で調理担当を外せなくなったのかもしれないです。
しかし、数ヶ月前まで東京にいた梨子を呼び込みにするのはどう考えてもミスです。内浦に慣れてほしいという配慮かもしれないですが。
そして、1日目はまだそれぞれの適性を判断しかねていたとしても2日目ならばさすがに変えたほうがいいところがあったはずです。呼び込み・梨子以外にも、
調理・善子!とか
善子が堕天使の涙以外の料理をまともに作れたのかは語られていません。
この海の家のメニューは
普通の海の家にあるようなものもあったのでそっちを作って貢献したのかもしれないです。
ただ、見たところ善子は延々と堕天使の涙を作っています。
さらに、 ここに鞠莉はいません。2日目のメニューにもシャイ煮があったので鞠莉は調理を外されてはいないようですが、少なくとも一般のメニューに携わってはいない。
曜に一人で調理させるくらいなら善子と交換で他の人を調理担当にしても良かったのではないかと思います。
まあ、善子を呼び込みにするのも、ホールにするのも、ある意味危ないので調理にしたという説もあります。そうなると、鞠莉と善子の分まで働ける曜が調理になり、結局1日目と同じになったとも考えられます。
ダイヤは、というかスタッフも組み合わせを何パターンか試してはいたのでしょう。
展開からして明らかに千歌・梨子を一緒にして曜を分断の流れ、サブタイトルによる縛りで鞠莉が調理、指示を出すためにダイヤがホールと制約もあったので適材適所ができないのもわかりますが。
呼び込み:曜、果南、善子
調理:鞠莉、千歌、梨子、千歌
ホール:ダイヤ、花丸、ルビィ
くらいはできたのではないかと思います。
・堕天の涙は本当に辛いだけなのか
中身はタバスコでルビィが辛さにのたうち回った堕天使の涙ですが、
この辺りから
この辺りのガヤセリフからするとダイヤが明らかに拒否反応、鞠莉が絶賛、残りは曜と果南がいるようですが他のセリフとかぶってよく聞こえない。曜と果南の反応によってはあるいは…。
・シャイ煮の材料
謎の〜が多いです。
ワイン、マヨネーズ、砂糖、塩、謎の植物、白い陶器に入った謎の物体、赤青緑の胡椒の瓶のようなものに入った謎の物体、小麦粉?、ペットボトルに入った黒い液体、金属の缶に入った謎のタレのようなもの、ケチャップ、花のマークのラベルの貼られたオレンジ色の容器、赤青の蓋の容器に入った謎の粉、shinyと書かれたジュースのようなもの
赤い魚(金目鯛?)
フカヒレ
アワビ、蟹
マンボウ、赤い魚(金目鯛?)、アワビ、蟹、熊の手
松茸、伊勢海老、サザエ、霜降り肉
アワビ、フカヒレ、大トロ?
以上です。
・4時に海に来るのは無理?
4時集合で花丸しか来ていなかった件。
善子は無理に決まってるじゃないと言ってましたが、
6話での海岸清掃
梨子か着いた時にはすでに梨子以外の8人は集まっていました。
梨子が起きたのが3時半、そこから準備に時間がかかっても海岸に4時少し過ぎ
8話でのシーン
これが夜明けかと言われると微妙ではありますが。
9話では
何時かははっきりしませんが果南の尾行で6人集合
と、何度か早朝に集合しています。やろうと思えばできたのではないでしょうか。
・梨子のメール受信ボックス
一瞬だけ映った梨子の受信ボックス
よく見ると妙です。
①Re:の付き方
普通、Re:が付くのは返信したときなので、
相手→自分 『〜〜〜』(受信)
相手←自分 『Re:〜〜〜』(返信)
相手→自分 『Re:Re:〜〜〜』(返信への返信)
となるはずです。
つまり、Re:が1つのメールは受信ボックスではなく、送信ボックスにあるべきメールなのです。
ちなみに千歌からのメールも曜からのメールもRe:が1つのメールが受信ボックスにあります。
一応、
・Re:をわざわざ消して送っている
もしくは、
・返信時に自分にも送っている
ならありえる話ですが、Re:を消して送る場合、件名をそのままにすると「送ったメールがそのまま帰ってきた」ように見えるのでそれはそれでおかしな行動です。
返信時に自分にも送る、ならまだありえそうですが…。
②件名
千歌から来てるメールの件名が
『この前の写真(^^)』
曜から来てるメールの件名が
『練習場所と時間について』
温度差があるように感じるのはなぜか。
スタッフが物語と関係ないところでのおふざけとしてやったのか、それとも何らかの意味があるのか、どちらでしょうか。
・なぜ梨子から味見?
2日目のシャイ煮カレーの時のことです。
曜は真っ先に梨子に食べるように言いました。
千歌ではなくなぜ梨子なのか。
たまたま梨子が近くにいたからかもしれません。しかし、そう配置したのは製作者であり、やはり何らかの意図があると見るべきでしょう。
曜の作ったものに"梨子が"あの場で「おいしい」と一番に言うことに意味があったのではないでしょうか。
曜の作った料理に"千歌が"「おいしい」と言う、これはメンバーの誰にとっても視聴者にとっても想定の範囲内で印象に残らない。
そして、1年や3年では本当においしいとしても正当な評価をしているとは言い難い。だから同学年の梨子による評価をしてもらう必要があった。
梨子が曜を褒めたというシーンが必要だったわけです。
これによって「曜と梨子は仲が悪いわけではない」と印象付けることもできます。
パパに教えてもらった船乗りカレーで不人気メニューをおいしく作り変えた曜、という何ともすごい話ですがこのあたりに曜の執念を感じます。「パパに教えてもらった」ことをわざわざ言って自分が父親を誇りにしていること、その父親のすごさをメンバーと視聴者に印象付けようとしています。
というか、シャイ煮や堕天使の涙をそこまでして翌日も売る必要はない。曜がそんなことをしなくても解決方法は他にあったはずです。
そこを強引に「曜のおかげで海の家が助かった」ことにしてしまった。
・曜のお節介は今に始まったことではない
思い返せば曜は何度かこんなことをしているのです。
そもそも誘われていないのに、というか千歌は水泳部があるから曜を誘わなかったのに曜は入部しています。
おかげで部員が2人になったので良いのですし、これは「千歌と一緒に頑張りたい」という曜の気持ちもあるのですが。
6話では千歌がネタに困ると見るや
自らPRを始めています。しかも嘘と本当のすれすれのPRです。
同じ6話ですが、
「梨子ちゃんもがんばルビィ⌒°( ・ω・)°⌒して」
ですが、ここ「喫茶店ではなく千歌の家で作戦会議をすることにして梨子に話を振る」という一連の流れを曜が一人でやってます。
逆に言えば曜が言い出さなければ「」内はなかったわけです。
「悔しくないの?」を切り出したのも曜
今回でも
浮き輪からルビィを強引に下ろし、
海の中へ連れ込んでいる。
ここをすんなり通れた人はそれはそれでいいのです。別に曜の行動は間違いではないです。
ただ、ルビィは「浮き輪で浮かぶ」ことをしたかったのであってそれをやめさせてまでやる必要はあったのか?という疑問があります。
「やめる?」→「やめない!」にしろ、曜は自分の想定する方向に流れを誘導するやり方を好んでいます。それが8話では裏目に出て、「やめる?」を繰り返すことになったのですが。
曜にとってのコミュニケーションは自分が動き相手を動かす点に重きが置かれています。
数えたわけではないですが、曜が話しかけた回数と話しかけられた回数を比べたら前者のほうが圧倒的に多いのではないかと思います。
それを「コミュ力」という言葉で片付けるのは簡単ですが、曜は当たり前のようにコミュニケーションの担い手になっています。
それは曜の想定した範囲内で相手が動くからこそ成り立つのであり、曜の言動に対して曜の想定外の反応が返ってきたときに曜はどうなるのか、その辺りをこれからの話で注目していきたいです。
あとは曜は話しかける回数の方が多いということは話しかけられることが少ないわけで、仮に曜が動けなくなったときに助けられる人はいるのかですね。1期の穂乃果がそうだったように普段動いている人が動けなくなるとそこをカバーできなくなる危険性があります。
・曜狸寝入り説は本当?
1日目と2日目のここです。
千歌が梨子を起こして連れ出していったシーン。この説を要約すると、
寝る時には口は開いているはず、寝息も聞こえないから曜は起きている
ということらしいです。
これは少々誤解が混じっていると思います。
まず、寝ている時にみんなが口を開くわけではないです。よって、口を開いているから起きているとは言えない。
ただし、
7話では口を開いて横向きに寝ているので今回のように口を閉じて上を向いているのは本来の曜の睡眠姿勢ではないと言えます。
本来の姿勢ではないからといって眠っていないとは言えないですが、仮に眠っていても眠りが浅かったりすることはあるかもしれません。
そんな状態で隣の梨子が起こされれば、曜も目が覚めた可能性はありえます。
寝息についてはどれが誰の寝息か判別できないのですが、曜が画面中央に映るタイミングで寝息が止んだのは事実です。
曜が起きていたというのは面白い仮定であるし、そのほうがストーリーか盛り上がると思います。ただ、強引な解釈である点は否めないと思います。
・ 千歌は梨子にピアノを続けてほしい
ここで千歌と梨子についても。
千歌は梨子にピアノを諦めてほしくないのですが、当の梨子はピアノよりもAqoursを優先しようとしていました。
この関係、どこかで見たことがあります。
そう、
果南と鞠莉です。
事前に果南と鞠莉のことを聞いていなかったら千歌と梨子もこうなっていたかもしれません。
ただ、千歌と梨子は果南と鞠莉のコピーというわけではないです。
・千歌にとって梨子は理想の存在
千歌が梨子をスクールアイドルに誘ったのはスクールアイドルをすることでピアノにも前向きになってほしかったからです。
この時点でかなまりとは異なっています。
千歌にとって、ピアノに必死になっていた梨子は自分にはない輝きを持っている側の人間でした。
何か一つのことに一生懸命になれるのは千歌にはとても羨ましいことで、ピアノという「何か一つ」を追い続けてほしいから千歌は梨子をスクールアイドルに誘ったのです。
その何か一つを捨てる梨子を見たくなかった。
ましてや捨てさせる原因が自分にあるならなおさらです。
梨子がピアノに未練があったのは事実ですし、ここでピアノコンクールを辞退させてはっきりさせないままスクールアイドルを続けるのは好ましくないので結果的に梨子のためにはなるのですが、千歌は梨子に自分の理想とする輝きを求めているのです。
・千歌にとってのメンバー
梨子への言葉でメンバーに対しての千歌の考え方が明らかになりました。
千歌は自分に合わせてメンバーに夢を捨てさせるくらいなら夢を追ってほしいと考えているのです。
夢で夜空を照らしたいを作詞したのは千歌ということになっていますが、
夢の形は色々あるんだろう
や
確かめたい夢に出会えて
良かったねって呟いたよ
というフレーズからも千歌は一人一人の夢を大切にしたいことがわかります。
8話では
メンバーが千歌に合わせてスクールアイドルをやってくれているのではないか、と思っていたことを口にしています。
千歌はスクールアイドルを自分の輝きのために始めたのであって、廃校問題はあったにせよ自分のためにやってきたことに他人を巻き込むことに罪悪感のようなものも感じています。
だから、もしもメンバーにスクールアイドル以外に大切なものがあるのなら、一緒に歩いてもらうよりもそれを大事にしてほしい、そうして輝いてほしいと千歌は考えていることになります。
しかし、そうするとまた曜に話を戻さなくてはならないです。
・曜の加入動機
「千歌ちゃんと一緒に夢中で何かやりたい」
これが曜の加入動機です。
曜は飛び込みの選手なのでそれもあって千歌は曜を誘わなかったのですが、曜は千歌と一緒にに何かやりたいからと加入しました。
曜にとっての大切なものは飛び込みではなくて千歌なのだから、曜は大切なものを優先しているのです。しかし、それが千歌にどう捉えられているかは別問題です。
伝えなければ伝わらないというのが9話でこれでもかと強調されたので、千歌にとっての曜は「飛び込みがあるけど無理して付き合ってくれている」になってる可能性は十分にあります。
・曜についての黒い考察が多い
ここ最近、曜の黒い部分を強調するような考察が増えています。かく言うわたしも曜の闇の部分を想像してしまうことが少なくありません。
人というのは完璧なもののあらを探したくなるものです。
それこそがミスリードを生むことは承知の上ですが、曜は完璧で優秀だからこそひねくれたタイプの視聴者の餌食になるのです。
制服フェチという鬱屈したものを彷彿とさせる設定、しかしそれさえも衣装作りという働きのために長所になってしまう。だから何か暗いものを隠しているかのように見える。
曜はできることが多いから良かれと思って助ける。しかし、それは本当に必要な助けだったのか、助けられる側の気持ちをわかっているのか、現に曜による長年の善意が千歌にコンプレックスを抱かせているかのような場面もある。
とにかく、曜は悪意で見ればどんどん黒くなっていくキャラなのです。
11話で曜がどうなるか。それによっては悪意の妄想が妄想ではなくなるのかもしれません。
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出典:U-NEXT
となっています。