【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第2話「雨の音」
ラブライブ !サンシャイン‼︎アニメ2期2話「雨の音」感想記事です。
まずは前回のラブライブ !サンシャイン‼︎
担当は梨子です。前回のラブライブ !サンシャイン‼︎が帰ってきました。
そしてアバンへ
統廃合阻止のために抗い続けることを決めたAqours、とはいえ具体的になにをやるかはまだはっきりとしないまま。
鞠莉が交渉の電話をしているようですが、どうなるのか?
交渉を終えた鞠莉が出てきました。
やはり統廃合決定を取り下げてはもらえなかったようです。
しかし、
「だから言ったの。もし、(入学希望者が)増えたら考えてくれるかって。何人いればいいのって。何人集めれば学校を続けてくれるかって。」
鞠莉から主人公オーラを感じます。
条件次第では統廃合の取り下げをしてもらえることになりました。その条件とは
今年の終わりまでに少なくとも100人の入学希望者を集めること
今は9月のはじめ、今年の終わりまでということはあと4ヶ月です。
4ヶ月であと90人、具体的な数字が出ました。
ひとまず今後の目標が決まったところでオープニング
今回の展開にぴったりのカットがありました。
曲解説記事はいつできるのか?
今回のサブタイトルは「雨の音」どんな話になるのか?
具体的な目標はできたものの、どうやって達成するかが見えてこないAqours
さらに、次回のラブライブ !は地区によっては早くから予選を行うようです。
前期大会は、
1期7話「TOKYO」(翌日と思われる8話で夏祭りの提灯あり、7月?)で開催の発表、
11話「友情ヨーソロー」(8月はじめ)で予備予選、
13話「サンシャイン!」(夏休み終盤?)で地区予選
2期開始時点(9月)ではもう決勝まで終わっていると思われるので長く見ても前期の大会期間は2ヶ月ですが、
ルビィによると、Aqoursの予備予選は来月(10月)はじめ、決勝は3月なのでここから5ヶ月はあります。予備予選の会場が特設ステージというのも何気に気になります。
少し話を戻して、時間がないという話です。
予備予選までの時間がないのは作詞担当の千歌にとって大問題です。というのも、ここまでの話で何度か言われているように、
千歌は筆が遅い!
「ラブライブ !で演奏する曲は未発表のものに限る」という規程があり、学校説明会でライブをするとしたらその曲は使えなくなる。つまり、最低でも2つ新曲を作る必要があるのですが、
まったく歌詞ができていない!
しかも、歌詞ノートは落書き帳と化しています。
そういえば最近、口が◇←こうなっているのをよく見ます。監督とか作画関係者のマイブームなのでしょうか?
梨子に怒られて部室で作詞をするも全然進まない。
千歌は気分が乗ってる時はどんどん書けるタイプなのだと思います。しかし、締め切りがあってそこまでに仕上げないといけないという状況には向いていない。このままではAqoursの活動に支障で出てしまう。
しかし、突破口はありました。
「2年生に任せきりというのもどうかと思う」という果南の言葉をきっかけに明らかになったのが、果南→作詞、鞠莉→作曲、ダイヤ→衣装作りのスキル持ちだということ。
そうなんですよね。
3年生が2年前にスクールアイドルをやっていたということは、
3年生には作詞作曲衣装担当が揃っている
ということになります。さらに3年生の衣装作りをルビィが手伝っていたことから、ルビィは衣装担当ができるということも発覚
アニメ化で無くなったと思われたルビィの裁縫得意設定は生きていた!
ということで、「別チームが同時に曲を作る」という作戦を展開することに。
μ'sではできなかった作戦ですね。前回の統廃合展開に続きAqoursならではの要素を入れていきます。
ということで、
学校説明会のための曲を2年生が、
ラブライブ !予備予選のための曲を1・3年生が作ることになりました。
余談ですが、アニメ2期前にダイヤについて書いたことがありまして、
【2期準備記事】黒澤ダイヤ〜後悔と後輩が変えたもの〜 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室
「ダイヤは後輩の存在がカギ」「支えられて託すことがダイヤの課題」という論を展開した私としては、ダイヤの「スクールアイドルの先輩として」というセリフが妙にじーんときました。
2年生が千歌の家に集まるのを見て自分たちはどこで曲を作るかを考える1・3年生
候補に上がったのは鞠莉の家です。
善子の中では鞠莉はスクールカーストの頂点という位置づけなんですね。
ここでヨハネチョキです!
で、鞠莉の家がこちら
まるでホテルだ。
いや、本当にホテルなんですがね。
浦の星女学院購買部ネットショッピングでおなじみのあのホテルオハラが経営する淡島ホテルが鞠莉の自宅です。
今でこそ慣れたものの果南ですが初めて来た時はここに住むとまで言っていました。
ここ=鞠莉の家に住むということは…かなまり歓喜です!
アフタヌーンティー、と称してここぞとばかりにブルジョワ要素を発揮する鞠莉、
さすがの善子も浄化されてしまいました。
マカロン(・8・)おいしー
しかし、あまりの快適さに曲作りはまったく進まず場所を変えることに。
仕切りなおして黒澤家での曲作りです。
まずは詞のコンセプトからということで…
花丸が出したコンセプトは「無」!
主に東洋における宗教の一大テーマにして、数々の哲学者が挑んできた概念、世界の成り立ちにも通じる「無」です。
すなわち、無とはすべてが無いのではなく、
無という状態があること
さすがお寺の子、深い!
しかし、「無という状態」が「ある」ということは無の定義と矛盾していないか…?
と、私としては盛り上がるところですが、
反応はまっぷたつです。3年生はどちらかといえば引いています。
対して1年生には高評価です。
特に善子はものすごく食いついていました。
厨二病の血が疼くのでしょう。幼稚園で花丸と善子が仲が良かった理由がわかりました。
結局、花丸の案は却下になってしまいました。
スクールアイドルの曲としては難しいテーマですからね。
それに花丸の言う「無」を表現しようとしたらそれこそ「4分33秒」になってしまうのではないかと。
「4分33秒」って何?という人はグーグル先生にでもきいてください。
まあ、一応試聴も貼っておきます。
※音が出ないのは異常ではありません
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花丸に続いて案を出すことになったのは鞠莉。
作曲担当ということで自作の曲をニネンブゥリに披露です。
鞠莉が披露したのはバリバリのロック、鞠莉さん、とても楽しそうである。
果南とダイヤにとっては久しぶりの鞠莉の曲ということもあるのでしょう。果南はもちろんダイヤも良い反応です。
しかし、今度は1年生に不評。花丸に至っては単なる騒音という感想まで出てます。
一方、2年生チームはというとまだ千歌の歌詞ができない様子。「輝き」がキーワード…ってまたですか!
このままでは1・3年に先を越されてしまうと悩む千歌のもとにルビィからのメールが。
黒澤家に向かった千歌たちが見たものは!
喧喧諤諤の大喧嘩!先輩とか後輩とかそんなの関係ねえとばかりに主張が飛び交います。
騒音といわれたのが頭にきたのか、鞠莉が花丸への個人攻撃に走っています。大人げないマリー!しかし、そこがいい!
ここでアイキャッチ!
後半戦スタート
一緒に曲を作るつもりが喧嘩になってしまった果南・鞠莉チームと花丸・善子チーム
1・3年生は好みが合わない。
かつ、今まで交流がなかったためにお互いに合わせ方がわからない。
2期2話にしてようやく浮上したと言ってもいい問題です。
まずは仲良くなるところからはじめよう。
というわけでまずは果南の発案でドッジボールをすることに。
仲良くなるには一緒にスポーツをして体を動かす。果南らしいです。
とはいえ、それが成り立つのは互いにスポーツを楽しめる場合に限るのですが…。
やはりというか、果南はドッジボールが得意なようでとても楽しそう。
果南のボールを受けた鞠莉も燃えています。
鞠莉はマイシャイニングーと何やら必殺技名のようなものを唱えて攻撃態勢へ
と、ここで善子が前に出る!
力を吸収するのが闇…光を消し、無力化して深淵の後方に引きずり込む…それこそ!
鞠莉の放った魔球が
善子に迫るっ…!
善子は奥義をもって魔球に応えます
その名も…
黒時空淵(こくじくうえん)!←字は適当
堕天龍鳳凰縛が相手を捕らえる攻めの奥義ならば、黒時空淵はさしずめ相手の攻撃を捉えることで無力化する守りの奥義といったところでしょうか?
ボールは見事に…
善子の顔面にヒット!
さらに花丸、
ルビィをも捉えて3コンボ達成です。
1・3年が次に向かったのは図書室
花丸のアイディアですね。一緒に本を読んで感想を言いあうことで仲良くなろうという狙いです。
まあ、これが成り立つのは本を読むのが楽しい人どうしで、書籍に対してある程度の知識があるのが前提です。
普段本を読まない人が無理にやろうとすれば
こうなります。
しまいには寝てしまうというテイタラク
ダイヤさんがまとめてくれましたが、今回の問題はつまり、
外向的なアウトドア派と、
内向的なインドア派という、
性質による価値観の違いです。
そんな4人が仲良くなるためのダイヤさんの作戦それは…
裸の付き合い!
一緒に温泉入っていい湯だなアハハンして強制的に仲良くなろうというやつです。
物理的に普段は見せていない部分を相手に見せることで心理的な距離を縮める
リラックスした状態で普段はできない話ができる
温泉の気持ち良さによる吊り橋効果みたいなやつ
などなど心理学的にも有効な手であります。
こういうとき恥ずかしがる子が一人はいるもので、ルビィかなと思ったら
善子GJ╭( ・ㅂ・)و̑ グッ
花丸のシャンプーは鉄壁だったり
ルビィがミルク出ちゃいそうな声出したり
温泉っていいですね…
温泉から帰る途中降りたバス停で雨に降られてしまった6人、
このまま傘無しで帰るのもどうかと思ったら
花丸の知り合いの寺が近くにあるようです。
雨の降る無人寺というなにか起きそうなシチュエーション、ルビィが怖がるのは予想通りですが果南が怖いの苦手とは意外です。
また、花丸の対善子新セリフ
仏教ずら
も登場し、善子花丸ペアの今後にも期待が持てそうです。
雨宿りをしたもののなにもすることがなく、また喧嘩になるかもしれないけれど曲作りをはじめた1・3年生
作曲については(受け入れられるかは別として)鞠莉が順調に進めているようです。
作詞については花丸情報で善子が作詞をしていることが判明しました。
作詞というか厨二ポエムですね。
裏離聖騎士団は厨二病というより走り屋みたいになってます。
ガヤ台詞で炸裂する「お前にはそう見えているのだろうな!お前には!」といい今回は善子の厨二強めですね。
何か出そうな雰囲気に怯えていた果南は猫を発見して落ち着いたようです。
色々やってみたものの…
結局噛み合うことはなかったインドア派とアウトドア派。
良いものを作ろうとすればするほど価値観の違いが立ちはだかる。
と、急な雨漏りが発覚!
お椀やら皿やらで雨漏りに対処する1・3年生
いつのまにか6人は意気投合していました。
そして、大きさも形も違う器にタイミングもバラバラに落ちる水滴は一つの音楽を奏でていました。
違っていても一つの音楽を作ることはできる
そのことを実感した1・3年生は今度こそ心を一つに曲を作ります。
翌朝、屋根の上で千歌は朝日を見ていました。
1・3年生同様に2年生チームも曲作りに進展があったみたいですね。
帰ってきた1・3年生は昨日の喧嘩が嘘のように団結しています。
文字通り「雨降って地固まる」なのでしょう。
新曲の披露はまだのようですが、どんな曲になったか楽しみです。
これでめでたしめでたし
…と思いきや、
鞠莉になにやら電話がかかってくるという不穏な展開で第2話は終了です。
○まとめ
ラブライブ !サンシャイン‼︎2期2話「雨の音」
1話に続きAqoursならではのストーリーだったと思います。
学年を超えた関わりを見たい!という要望に答えるだけでなく、そこから課題と作中での答えを提示する。
今回の課題となったインドア派とアウトドア派の衝突ですが、突き詰めれば「価値観の違う人どうしはどちらか、もしくは両方が譲るしかないの?」ということです。
同じ傾向の人で集まって自分たちの楽しいと思うものをやっているうちはいい。でも違う傾向の人たちが一緒になにかをする、何かを作るとなったときにどうするのか?どちらかがどちらかに合わせなければうまくいかないのか?
作中での答えは「違っているままでも調和することはできる」でした。違っていることを問題にするのではなく、違いを無くすでもなく、違いを残したままで調和する。
理想論ではありますが、不可能ではないし実際にそれをやってのけたゆえの新曲なのでしょう。
彼女たちがどうやって調和したのか、それは今後演奏される曲によって明らかになる…はずです。
あと、今回の話で出た外向・内向といった類型論でのキャラ分析はいつかやってみたいですね。いつになるかわからないですが…。
次回は第3話「虹」
見たところ、2話の後の時系列ですが、
ダイヤに呼び出された後の2年生サイドの話もあるのでしょうか?
驚いたしいたけがつぶらな瞳の犬に!
あと、みとねーのはごはんおいしいコラでよく見るやつ!
りこっぴーが飛んだぁ!
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となっています。