【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第3話「虹」
いやー本当にあそこでね。あの曲がね。
まさに「心が輝いて」しまったというか、
新曲もね、ぐさっとね、ささったんですよ。
神曲ならぬ仏曲?あ、フランスじゃないです。
和ロックいいですね。
と、よくわからない序文から始めるラブライブ !サンシャイン‼︎アニメ2期第3話「虹」感想記事です。
今回も駄文にお付き合いください。
○アバン
前回のラブライブ !サンシャイン‼︎
は無し。
いきなり鞠莉が驚いてます。
前回のラストで鞠莉にかかってきた電話、
学校説明会が一週間のびるそうです。特に問題ない、むしろライブの準備期間が延びるので好都合かと思いきや、
メンバーの反応は良くない。
千歌が視聴者の疑問を代弁してくれました。
なんで、説明会が一週間ずれると都合が悪いのか?
もともとの予定では学校説明会の丁度一週間後が予備予選だったらしいです。
そして、学校説明会が一週間後にずれたということは…
学校説明会と予備予選が同じ日になってしまいました。
この辺りの曜と梨子のやりとりが回りくどい気もしましたが視聴者がわかるように念を入れたのでしょうか?
事態の重さに気づいた千歌が屋根から落ち…
しいたけがナイスキャッチ(?)したところで
オープニング突入です。
○ 前半パート
なんとかして説明会とラブライブ !予備予選の両方に出られないかを模索する一同
ごちゃごちゃにトラウマのあるダイヤさん
すきあらば1期ネタをねじ込んできます。
「空でも飛べば間に合う」に反応して善子が厨二セリフをかましますが
花丸はもちろん、ルビィも善子の扱いになれてきたようでむしろそれをネタにしてしまう。
これは…堕天龍鳳凰縛!
まさかまた見られるとは。しかも今回は二人相手とパワーアップしてます。
空ということで千歌はヘリを使う案を出しますが鞠莉はそれはできないと却下
親を納得させて統廃合を阻止するためには自力で希望者を増やさなければならない
今後は小原家の力を借りることはできないということですね。
そんな気はしていましたが、「小原家」という、いわゆるドラえもんのひみつ道具は封印されてしまいました。
空がダメなら海からという案も却下
ダイヤさん曰く、学校説明会も予備予選も両方出られる方法もあるのですが、その条件は
抽選で1番目を引き当て、最初に演奏する
という運頼みの方法。
会場から誰かの家の車で送ってもらう、とかすればいい気もしますが、それは小原家に頼るのと同じく外部の力を借りるのでNGということでしょうか?
ただ、それを言い出すと、
そもそも学校説明会自体が外部の力無しでは成り立たないのでは?
バスを使うのがOKなのは直接頼んだわけではないから?
などなど疑問が出てしまいます。
「外部や小原家に頼らない」という鞠莉の意見には穴があるとも言えます。
それは考察記事に回すとして。
演奏順1番を勝ち取るため、Aqoursは抽選に臨みます。
なにやら見覚えのある人が。ラブライブ !関連の専属契約でもしてるのでしょうか。
演奏順1番を当てるというまさに奇跡に挑むのは誰か?
千歌は今日の運勢が悪いらしく×
他のメンバーも名乗り出ない。
抽選会が始まってしまいました。
生えてくる梨子!
ここであるメンバーが名乗り出ました。
善子ぉ!
いや、お前一番ダメだろ!とメンバーも視聴者も総ツッコミです。
どこぞのスピリチュアルなお方でもできるか怪しいのに運のパラメーターがマイナス方面に振り切った善子では…
にこにーの悲劇が再来してしまう!
「にこにーの悲劇」とは?
無印1期11話「最高のライブ」にて起きたラブライブ!屈指の惨劇。
学園祭で講堂を使うための抽選に挑んだμ's、意気揚々とガラガラを回すにこだったが…結果ははずれ。そして、講堂が使えないμ'sは野外ライブを強行し、そのことが(直接ではないが)ある事件の引き金となり、μ'sの存続の危機に繋がっていくことになる。
にこが講堂を当てていたら1期ラストのシリアス展開は無かったかもしれないというターニングポイント。
…本当にいやな事件でした。
自らの運の悪さを認めながらも諦めない善子!
それを見た花丸は何かを感じ取りました。
善子を止めるために立ちはだかったのが
ダイヤさん!
ここを通るなら私を倒していけ!とフラグとしか思えない展開です。
さらに今日のダイヤさんの運勢が超吉ということを宣言してフラグを積み重ねる念の入れようです。
善子とダイヤさん、勝つのはどちらなのか?
次回に続…
はい、そのままいきます。
善子とダイヤさんのじゃんけん勝負
また善子の負けかと思われたその時、
花丸が動く!それはまるで前回ドッジボールで善子の奥義によって救われた借りを返すかのような鮮やかな
お触り…!
お触りにより善子の手は開き…パーに
なんと善子が勝ってしまいました。
読んで字のごとく花丸の手によって善子の運命が変わった
まさかの展開に期待が高まります。
善子が勝ったことで抽選は善子がすることに。
堕天使ルシフェル、そして数多のリトルデーモンたちよ
ヨハネの福音で全魔力をここに召喚せよ
ヨハネ、堕天!
結果はもちろん、1番!
…ではなく、24番でした。
花丸がお触りしたら1番だったかもしれない。
1番にならなかったため、予備予選後に学校説明会にいくことはできなくなりました。
見事に戦犯となった善子です。
学校を統廃合から救うためには学校説明会を優先するべきでは?
しかし、ラブライブ !に出たほうが結果的に入学希望者を増やせるのではないか?
意見は割れるもののどちらも大切で選ぶことはできません。謎のスポットライトは無視します。
ここで今週のちかりこタイム
千歌はまた屋根の上です。
どちらかしか選べないことはわかっていても選べない。
いつぞやのように手を伸ばしあう千歌と梨子ですが今回は手が触れ合う前に「ひとつだけ方法が…」と梨子が切り出したところで千歌が屋根から落ちそうになりました。
改めて見ると結構距離がある気が
作画のミスかなとも思いましたが
↑1期2話
↑今回…うーん。
梨子が考えていた第3の意見、両方にでる方法とは「曲作りと同じように2チームに分けてはどうか」というものでした。
Aqoursを分ける、そのことに微妙な空気が漂うものの代わりの意見もなく、Aqoursは学校説明会チームと予備予選チームに分かれることになりました。
大会の規程としてはメンバーに欠員があっても良いようです。実際、前期の予備予選では8人でも参加できました。
その時は「なにかを掴むことで何かを諦めない」と歌ったAqoursですが、
今回ばかりはそうもいかない。
学校説明会か予備予選かという選択に対してどちらも取ることはできましたが、代わりに全員で挑むことはできなくなった。もしかしたらどちらもダメになるかもしれない。
これで良かったのか?発案者の梨子でさえ心の底からは納得できない選択ですが進むしかない。
私たちは奇跡は起こせない、最善の策を取るしかない。その時に一番いいと思う方法を精一杯頑張る。
2期になってから理想と現実の違いに対して梨子の考え方が変わった気がします。
違いは違いとして受け止めて進んでいこうというような開き直りをしているというか…大人の理論の代表をしています。
梨子がガードレールから飛び出した先にはみかん畑がありました。
みかん畑を見た千歌、どうやら何かを閃いたようです。
2チームに分かれることになったAqours、
こちらは学校説明会、モブたちが頑張ってくれています。
こちらは予備予選会場
こちらの担当は2年生と黒澤姉妹です。
5人が着るのは、ようやく衣装担当になったルビィがダイヤに着てほしいと思って作った衣装です。
5人でのステージ…本来なら応援に駆けつけるはずの浦の星生徒は学校説明会で来られない。拍手もまばら。不利な状況です。
しかし、
「勘違いしないように!」と
1期3話でダイヤが千歌たちにかけた言葉とともに現れたのは
学校説明会に行っているはずの果南・鞠莉・善子・花丸!
そもそも予備予選の曲は1・3年生が価値観の違いを超えて作った曲、この4人無くしての演奏は…ありえない!
9人となったAqoursが演奏するのは
予備予選曲「MY舞☆TONIGHT」
和ロック!雨音の時点で和風っぽいなとはおもってましたが
おどれ〜おどれ〜!
くせになりそうです。
予備予選をやりきったAqours
2年生はメンバーを先導します。
さあ、行くよ!ここからが勝負だ!と。
ライブ衣装を上だけTシャツに着替えて千歌たちは外へ出ます。
回想シーン、千歌が何かを思いついて曜と梨子に説明しています。
道がある!
千歌が見つけた道とは?
途中、花丸がついていけなくなりかけるも、なんとかたどり着いた先はみかん畑。
千歌が閃いた予備予選と学校説明会の両方に出る方法
その鍵は…みかん畑!
予備予選会場から浦の星までのルートにあるみかん畑、そこに走っているみかん輸送用のトロッコを利用できないか?
良い思いつきです。
ただ、想定外だったのは
9人を運ぶのにトロッコはパワー不足だったということ。
ここでAqoursの誇るフィジカルの申し子の出番です。
果南!
あまりの遅さにしびれを切らした果南が力一杯レバーを引いたところ、
取れちゃった…
明らかに折ったのに「取れた」ことにしようとするあたり乙女心は複雑です。
レバーが折れたことでブレーキが利かなくなったトロッコは坂道を猛スピードで駆け下ります。
これ、トロッコやない、ジェットコースターや!
何はともあれ、大幅に時間を短縮できました。
しかし、それでも説明会までの時間はない。
梨子が言った「奇跡は起こせないからその時々での最良の選択を」という言葉、それはある意味で正論ですが、千歌はそんな大人の理論に立ち向かいます。
「奇跡を最初から起こそうなんて人はいないと思う。」
「ただ一生懸命になって、夢中になって、何かをしようとしている。」
「なんとかしたい、何かを変えたい
それだけのことかもしれない。だから…
起こせるよ奇跡、私たちにも!」
奇跡を起こす、運命に抗うのは変えたい・変わりたいという意志の力です。
奇跡ではなく現実を見なければならない、そんな息苦しさから解放された梨子は千歌に問います。
「起こるかな?奇跡?」
千歌の答えは決まっています。
「起こるよ…だって…だって…
『虹』がかかったもん!」
そして、流れたのは
あの曲!
今…
みらい、変えてみたくなったよ!
だって僕たちは まだ夢に気づいたばかり
今まで何度も繰り返し聴いた
ライブで何度も見てきた
Aqoursにとっての原点とも言える曲
まさかの君ここです。
ところどころ新規カットが入ったり、描き直されていたり、
シャボン玉はモブ達の協力だったり、
ダイヤさんが脱いだり
良かった、本当に良かったです。
μ'sの方でも学校説明会にデビューシングル(ぼららら)をしましたが、Aqoursはデビューをリアルタイムで見ていただけに感慨もひとしおです。
学校説明会でのライブをやり遂げ、シャボン玉の飛ぶ校庭で佇む9人
学校もラブライブ !も選んだAqoursは奇跡を起こせるのか!?
ラブライブ!サンシャイン‼︎2期第3話「虹」は無事終了です。
○まとめ
第2話ではAqoursを分けることで今まで関わりが無かった1・3年生に問題がおき、それを乗り越えることが課題となりました。
今回もAqoursを分けるという点では2話と同じでした。
しかし、同じようにAqoursを分けながらそれが語るものは違う、色々な意味で2話を前振りとした話でした。
「大人には頼れない、自力で解決するしかない」
「どちらも選ぶためには運に頼るしかない」
「奇跡は起こせないけれど最善の策を選ぶことはできる」
様々な意見が飛び交った今回の話、
答えに満足せずに可能性を探しつづけた千歌だからこそ見つけられた道がそこにありました。
千歌が見つけた道はとてもか細く、正直言って成功したのが不思議なくらいです。
それが成功したのは幸運が訪れたからに他なりませんが、千歌が諦めずに道を探さなければ、メンバーが千歌を信じて走り続けなければ、幸運の入る余地すら無かったはずです。
千歌が言うように、諦めずに頑張った先に幸運が後付けされたものが「奇跡」なのです。ラブライブ!サンシャイン‼︎の奇跡は単なるラッキーではない、そう位置づけた話ではないでしょうか?
と、そのような話は考察記事で語るとして、「MY舞☆TONIGHT」「君ここ」という2つの曲の力も相まってこの話は心に響くものがありました。
次回は第4話「ダイヤさんと呼ばないで」
ダイヤさん個人回です!ダイヤさん推し納得の神回になるといいですね。
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出典:U-NEXT
となっています。