【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第12話「光の海」
前回から随分とかかりましたが、ラブライブ!サンシャイン‼︎2期12話の感想記事です。
今更ですがこれは感想なのかと思わなくもないですが、感想ということにしてください。
あと、前回にも増してなんか長いです。その割にぶつ切り感がものすごいです。
○アバンパート
前回のラブライブ!サンシャイン‼︎は千歌。
とってつけたような「み・か・ん」から始まります。
ラブライブ!決勝大会前日 、千歌は教室であるものを見ていました。
1期8話の東京イベントの結果通知。
もう随分ぼろぼろであの日の0もかすれています。
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まだAqoursが6人だった頃、東京のイベントで思い知った未熟さ。
どんなに頑張って最高のパフォーマンスをしても評価はゼロ。「なにもない」その事実に千歌の心は折れかけました。
しかし、千歌は悔しさと向き合って再び立ち上がりました。
そして、「ゼロから始める」ことを決めたAqoursはここまで来ることができました。
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千歌のもとに曜がやって来ました。
素敵な閉校祭だったと曜は切り出します。
校庭には閉校祭のキャンプファイアーの跡がまだ残っています。
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学校の統廃合阻止のために全力を尽くすと決めたAqours、
しかし、現実はそう簡単にはいかず、あと一歩で学校の統廃合は止められなかった。
その後悔から止まりかけた千歌。
それを救ったのはAqoursに願いを託してきた浦の星の生徒たちでした。
ラブライブ!で優勝して「浦の星女学院スクールアイドル Aqours」の名を永遠に刻んでほしい
その願いはAqoursに新しい道を作りました。
そして、閉校祭という形で学校の思い出を楽しいものにできた。
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教室から出ると梨子が、
生徒会室の前ではダイヤとルビィが、
理事長室の前では果南と鞠莉が、
下駄箱前では善子と花丸が、
それぞれ合流して9人が揃いました。
やりたいことはやりきった。
あとはもう優勝するのみ。
行ってきます。
その言葉とともにAqoursは決勝の舞台に挑みます。
行ってきます。
あの広告でも使われたフレーズですね。
そしてオープニング、
ここまで長かったです。あと2話、なんとか書き上げたい。
○前半パート
またもや東京にやってきたAqours
1回目は東京のイベントへの参加のために、
2回目は「Aqoursはどうすればいいか」の答えを探しにきました。
今回で3回目です。
地区大会やら函館やら何気に沼津以外での活動が多いですね。
東京といえば迷子トラウマからのダイヤさんの東京アレルギーですが…
なんと克服していました。春からは東京の大学に通うだけあって余裕があります。
梨子は池袋に行きたいのではないか、とさりげなく梨子の趣味の暴露に取り掛かる善子でしたが、
梨子の必殺技「サイレントチェリーブロッサムナイトメア」により撃沈。
でも、多分もうみんな梨子の趣味を知ってます。
東京に来たということでもはや恒例の
神田明神にお参りです。
しかし、μ’sが使っていた練習場所だからとはいえ、なぜ毎回男坂から入って来るのか?
前に来た時に比べたら楽だったという成長を実感しつつ、
やはりお祈りは欠かせない。
会場の全員に想いが届きますように
全力を出しきれますように
緊張しませんように
「ずら」って言いませんように
すべてのリトルデーモンに歓びを
浦の星のみんなの思いを届けられる歌が歌えますように
明日のステージが最高のものになりますように
ラブライブ!で優勝できますように
それぞれの願いを伝えます。
と、その時、
ずらぁー!
願ってからわずか23秒にして「ずら」を使ってしまった花丸たち1年生が見つけたのはとある絵馬
浦の星の生徒がこっそりと毎月のように奉納していたものです。
思わぬ応援に喜ぶAqours。しかし、
同時に他のグループの絵馬も発見。海音おとめ、グリーンティーズ、ミーナーナといった見覚えのある名前も。
どのグループも優勝を目指しています。
さらに、
またもや現れた鹿角姉妹(旧・Saint Snow)。
東京に来るたびに会っています。今回も函館からはるばるやってきました。遠征お疲れ様です。
なお、Saint Snowは前回大会8位、つまりアキバドームでのパフォーマンス経験があるのです。
視界のすべてが輝いて見えた、まるで雲の上を漂っているようだったと自分たちの経験を話す聖良
ぶっきらぼうながらも1年生にエールを送り、「また一緒に歌おうね」と約束する理亞
2期になってから好感度が上がりっぱなしです。
理亞がこんなにAqoursと仲良くなるとは誰が予想したでしょうか?
Saint Snow…かつてここ神田明神で出会った姉妹二人組のユニット。
彼女たちがラブライブ!決勝大会に出ることはもうありません。
しかし、 Saint Snowの最後はAqoursと出会ったことで変わりました。ただ勝つ以上の結末を迎えることができました。
Aqoursの物語にはSaint Snowが、Saint Snowの物語にはAqoursが不可欠でした。
聖良は千歌に二つの問いを投げかけます。
「勝ちたいか?」
「誰のためのラブライブか?」
浦の星の名前を刻むために優勝したい
それだけなのでしょうか?
1期12話で千歌がSaint Snowにきいた「勝ちたいですか?」
その時の聖良は当たり前だと、「勝ちたくないならなんのためにラブライブ!にでるのか?」と切り捨てた問いです。
「勝ち負けよりも自分たちらしくあることを大切にしよう」それが1期12話のAqoursの答えでした。
千歌の、Aqoursの今の答えはどうなのか?
夜も更けてAqoursが止まるのは、
1期7話でも泊まった鳳鳴館です。
当時の花丸が気に入って買った「バックトゥザぴよこ万十」
パートⅡが出ていました。
それを横取りするのはあの時はいなかった鞠莉です。
善子はまたテーブルに乗りますがそれを怒ったのはあの時いなかったダイヤさん。
あの時、つまり1期7話〜8話ですが…
Aqours、とくに千歌にとっては苦い思い出でもあります。
その時を思い出して沈む1・2年生を励ますのは、
あの時はバラバラだった3年生です。
そのおかげで少し雰囲気は和らぐものの、
聖良からの問いを受けて千歌は迷っていました。
ラブライブ!に優勝して、浦の星の名を残す、
それでいいのか?
学校のためだけに優勝をするのか?
たくさんの優勝したいグループにそれで勝てるのか?
神社で絵馬を書いていた他のグループだってそれぞれの想いを抱いているんじゃないのか?
それは9人全員がどこかで思っていたことでしょう。
と、ここで曜がいきなりの
枕投げ!
枕投げ、思い出しますね。
©2013 プロジェクトラブライブ!
超音速枕!
なんのことかわからない人は無印1期10話「先輩禁止」を観ましょう。
枕を投げていいのは投げられる覚悟のあるものだけだ!
というわけで曜もまた鞠莉のシャイニングトルネードの餌食に!
さらにルビィへの攻撃!
…はダイヤさんが阻止!明日は本番だとたしなめるダイヤさんですが…
果南の攻撃により火がついた!
激しい枕投げを展開する3年生3人組。
最高学年が真っ先にはしゃぐというなんとも反面教師な展開です。
昔、誰が一番枕投げが強いかで喧嘩になったそうな(ルビィ談)
そんなこんなで決勝前日なのに枕投げで騒ぐAqoursでした。
旅館の方には大変申しわけない事態です。
外に出てきた2年生組
梨子は音ノ木坂に行きたかったのでは?
などと妙に鋭い千歌です。
梨子には音ノ木坂にいって確かめたい気持ちもあったようで、決勝当日は自由行動からの現地集合ということになりました。
ここでアイキャッチ!
○後半パート
決勝当日、アキバドームに来たよいむトリオ。
そして、しまねー&みとねー。
現地応援に気合いが入ります。
そして、内浦からの応援は彼女たちだけではないです。
千歌ママ率いる、
内浦からの応援バスツアー
何人か見たことのある顔も。
しいたけは十千万でお留守番、とはいえブレード装備で応援はばっちりです。
ちなみにこの時、しいたけの体にはある変化が起こっていましたが…それは次回までお預けです。
本番までの自由時間、Aqoursのメンバーはどう過ごすのか?
まずは音ノ木坂学園、といえば
梨子です。「想いよひとつになれ」(サントラでの表記)を演奏しています。
梨子にとってターニングポイントになった曲を、梨子にとっての過去の象徴である場所で演奏する。梨子の過去と今が一つになりました。
場所は変わって図書館、台東区立中央図書館の谷中分室というところがモデルらしいです。
図書館といえば花丸。
時間は少し遡ります。
前の日の夜、千歌は花丸にききました。
「勝ちたいか?」と。
スクールアイドルとなる前の花丸はルビィと二人で図書室で本を読んでいられれば幸せでした。
しかし、花丸はスクールアイドルとして外の世界を知り、やりたいことに挑戦し、誰かと一緒ならできることがあると知りました。
「だから勝ちたい」「それが今、一番楽しい」それが花丸の答えでした。
運動が「できない」、周りの人と同じように「できない」花丸にとって世界は「できない」だらけでした。
たとえやりたいことがあっても「なんでもできる」「なんにでもなれる」本の世界から出ることはありませんでした。
そんな本の世界から花丸を連れ出したのがスクールアイドルです。
「できるかどうかではなくやりたいかどうか」その言葉をくれた千歌への感謝を花丸は伝えました。
Aqoursメンバーの自由行動
次なる場所はスクールアイドルショップ。
ルビィはスクールアイドルと向き合い何を思うのか。
「勝ちたいか?」
千歌はその問いをAqoursのメンバー全員にしていました。
一人では何もできなかった自分がスクールアイドルになれている、それだけで嬉しい。
ダイヤ達にとっては最後の大会だから勝ちたいと思う。
でも、みんなと一緒に歌えることが一番嬉しい。
「勝ちたい、でもそれ以上に嬉しい」それがルビィの答えです。
ルビィは姉と一緒にスクールアイドルを好きになりました。
だからルビィにとってスクールアイドルとは想いを分かち合う場所だったのだと思います。
それ故に一人で踏み出すことができなかった。
姉を置いて、花丸を一人にしてスクールアイドルになることができなかった。
花丸に励まされ、ダイヤに気持ちを伝え、スクールアイドルになれたルビィは、スクールアイドルをできている嬉しさを持って決勝に挑みます。
自由行動、3人目は善子です。
「勝ちたいか?」という千歌の問い、
善子ははっきりと「勝ちたいに決まってる」と答えました。
世界中のリトルデーモン達に堕天使ヨハネの力を知らしめるため勝つ!
ラブライブ!で優勝するには我が力は不可欠!
一見、ふざけた回答ですが、善子はこれでこそ善子なのです。
「堕天使ヨハネ」という幻想に胸を張って我が道を行く。信じることで生まれる力もあるのだと自らの不運に立ち向かう。
自分の好きな姿を、輝いている姿を見せること、それが善子のスクールアイドルとしての在り方なのです。
「だから、善子ちゃんは捨てちゃダメなんだよ!自分が堕天使を好きな限り!」
千歌の言葉は間違いなく善子を後押ししているのです。
ま…仕方ない。もう少しAqoursとして堕天使してやってもいいぞ
などという、ちょっとまておいかわいいな善子かわいいぞ!なシーンも出たところで
4人目は果南です。
ここは…浜辺ですね。次回予告で出たカットです。
「勝ちたいか?」という問い
せっかくここまできたんだから勝ちたい
でも、それ以上に鞠莉やダイヤとの最後のステージを楽しみたい
本当はやっとこれで終わりだとせいせいしているけれど
…だから勝ちたい!
「最後のステージを楽しんで勝ちたい」それが果南の答えでした。
果南にとってスクールアイドルは決して楽しいばかりのものではありませんでした。自身の未熟さの記憶も混じったものが果南にとってのスクールアイドルです。
2年前にAqoursを終わらせた時、果南は多くのものを失い、それからも色々なものを捨ててきたのでしょう。
しかし、失ったものも捨ててしまったものも果南はこの1年で取り戻しました。
あるはずが無いと思っていた鞠莉とダイヤと一緒の最後のステージはもうすぐです。
5人目は鞠莉
ここは昌平橋ですね。
無印でも何回か登場しました。
「勝ちたいか?」に鞠莉はどう答えたのか?
理事長としてあんなにも愛されている学校のためにも勝たなければならないと思っている。
でも、少しだけわがままを言うなら
「私はAqoursとして勝ちたい」
鞠莉は理事長という立場を踏まえながらも、鞠莉自身の答えを出しました。
生徒としても理事長としても学校を見てきた鞠莉、そしてかつて「学校のために」留学を断り続けたために果南とダイヤとすれ違った鞠莉。
鞠莉は「学校のために」という言葉の持つ素晴らしさも危なさも知っているのです。
「学校のために勝つ」という大義名分に隠してしまった自分だけの気持ちがあるのではないか?
2年前、統廃合阻止の裏に果南とダイヤと一緒にい続けたい気持ちがあったように、本当に向き合うべきものから目をそらしていないか?
単なるわがままを飾ってしまった弱さで痛い目を見た鞠莉はわがままを千歌に答えました。
自分のわがままを隠さない、それが2年前の失敗から鞠莉が得た教訓なのだとしたら、ここでわがままを言えたことが鞠莉の成長なのでしょう。
6人目はダイヤ、
もう一度神田明神にお参りです。
「勝ちたいか?」ヘのダイヤの答えは?
浦の星の全校生徒の想いを背負ってきたから、もちろん勝ちたい。
どこであろうと心を込めて歌を届けるのがスクールアイドルとしての私の誇り。
「スクールアイドルとして誇りを持って勝ちたい」それがダイヤの答えでした。
ダイヤにとってAqoursの活動がどんなものであったかは2期8話でも語られていました。
果南と鞠莉とまたスクールアイドルをできたばかりか、妹のルビィも一緒にスクールアイドルになれた。さらにはラブライブ決勝という夢の舞台にも立てる。
充分すぎるほどの幸せがあったこの1年間を勝って最高のものにする。
ずっと憧れてきたスクールアイドルとして。
さて、ここからは2年生のターン
いつものアキバレポーターさんの声がする秋葉原駅電気街、千歌のスクールアイドル物語のはじまりはここでした。
あの時と同じように千歌に差し出されるチラシ
差し出したのは曜。
あの時、千歌と一緒に秋葉原に来ていた曜です。
あの時は先に走り出してしまい、千歌を置いて行くことになりましたが、今度は千歌とともに同じ景色を見ています。
と、またもやチラシが風に飛ばされました。
千歌と曜は二人一緒にある場所へ走ります。
UTX高校、千歌がスクールアイドルを知った場所であり、「ラブライブ!」では無印からストーリーの要となってきた場所です。
1期1話で千歌がμ’sの映像を見た瞬間を思い出させる演出とともに
スクリーンに映し出されたのは
決勝進出者としての「Aqours」の文字
スクールアイドルに出会ったあの日から千歌が探していた輝き、きっとあと少しで見つかると曜は答えます。
そして、あの問いを千歌はします。
「勝ちたいか?」
「もちろん勝ちたい」
曜の答えはシンプルでした。
やっと千歌と一緒にできたことだから勝ちたい。
千歌と一緒に何かをしたい。同じものを見たい。曜にとって最大の願いが今叶っている。
千歌と一緒に優勝した景色を見ることすら今の曜には出来るかもしれない。
そして、もう一つ。
曜は気づいていました。「なんのために勝つのか?」という千歌の迷いに。
Aqoursが勝つことで願いが叶わない人がいる、それでも勝ちたいのか?
学校のために勝ちたいのか?
だから、
いつもの千歌でいい。未来のことに臆病にならなくていいのだと曜は千歌に言いました。
千歌の問いのさらに奥、ずっと千歌に踏み込めなかった曜がそこにまで踏み込めたのはこの1年の成果でしょう。
はじまりから一緒にいた二人は笑いあいます。
そこにひょこっと現れた梨子。
11話のごとく陰でタイミングを伺っていた可能性があります。
千歌は梨子にも問います。
「勝ちたいか?」
過去と今を見据えつつ梨子は答えます。
自分の選んだ道が間違えてなかったと心から思えた。
辛くてピアノから逃げた自分に訪れた千歌たちとの出会い、それこそが奇跡だった。
「だから勝ちたい。この道で良かったのだと証明したい。」
「ピアノを弾くのが辛い、だったらスクールアイドルをやってみて、それでまたピアノを弾きたくなったら弾けばいい。」
梨子にとってスクールアイドルはいわばリハビリでした。またピアノを弾けるようになるためのスクールアイドル、梨子にとってやりたいことはピアノでした。
そんな梨子でしたが、千歌たちとの活動を通してピアノと同じくらいスクールアイドルが大切になりました。
出会いから生まれたこの1年の価値を証明するために、過去から繋がった今を全力で生きるために、梨子は勝つのです。
スクールアイドルをやりたい!
梨子は全力で今の気持ちを打ち明けました。
「勝ちたいか?」ここまでで8人それぞれの答えが出ました。あとは最後の一人です。
「勝ちたいか?」
その問いに千歌はどう答えるのか?
千歌にとっての挫折と復活のきっかけとなった東京イベントの結果の紙を掲げて千歌は答えます。
ゼロをイチにして、一歩一歩進んできた
今までどおりでいいのだ
全力で勝ちたい
勝って輝きを見つけたい
ここまで進んで来たのと同じ、前を向いて輝きを目指す。
千歌にとっての一番の目的である輝きを見つけるために「勝ちたい」
何もない普通な「普通怪獣ちかちー」
なんの取り柄も得意なこともなく、人に誇れるものもないコンプレックスの塊だった千歌はスクールアイドルと出会い、普通なことに悩みながらもここまで来ました。
千歌はスクールアイドルに見た輝きを目指し、ここまできた。だから最後まで輝きを目指し続ける。
かつてSaint Snowに「勝ちたいか?」をきいた千歌が「勝ちたい」と主張する。
一見矛盾するその答えは「輝きを目指す」という一貫した夢を目指す答えです。
ずっと千歌の心を支えていたであろう紙は風に吹かれて飛んでいきます。
ありがとう。ばいばい。
こうして2年生組は決勝会場へ向かいます。
3年生も3人で集まっていました。
神田明神に行っていたダイヤさん、「私が書いたことは必ず現実になる」と自信満々な彼女が絵馬に書いたのはもちろん
Aqours優勝
鞠莉が留学したときにも「ずっと一緒」と書いていたみたいです。
その甲斐あって今、こうして3人が一緒にいられるのでしょうか。
しかし、果南はあえて疑問を投げかけます。3人はこれからまた別々になる。ならば一緒ではないのでは?
それを否定し、一緒なのだと答えたのは鞠莉です。
遠く離れていても一緒なのだと、空は繋がっているのだと。
2年前の鞠莉ならばこう答えることはできなかったでしょう。近くにいることにこだわり、留学を断り続けた鞠莉は、2年かかりましたがやっとあの時に見つけられなかったものを見つけました。
スクールアイドルとして最後のステージを目指し、3年生も決勝会場へ。
2年生、3年生ときたら1年生です。
花丸の前に現れた善子、話したいことがあるようです。
隠れていた?ルビィも合流です。
ツインテールが隠しきれてないです。
善子は大会が終わって学校が統廃合になった後の「契約」の続行について花丸とルビィに確認します。
あいかわらず妙な言い回しですが、
学校が統廃合になっても一緒にいてくれますか?
ということですね。
花丸もルビィも当然のように契約続行を宣言します。
とても嬉しそうな善子の脇を走っていく花丸とルビィは善子に感謝を伝えます。
これは、1期13話での
ありがとうね。の逆パターン!
「勝ちたいか?」のところの善子の掘り下げがちょっと甘かったかなと思ったらここがあったんですね。
こうして、決勝戦の朝は過ぎていき…
2年生は会場まで走ります。
途中で1年生が合流です。ルビィの「ドゥーム」は劇場版の花陽のセリフからでしょう。
3年生も合流しました。
Aqoursは決勝会場へと向かいます。
どのくらい走ったのかな?
どこまできたのかな?
どこまで続くのかな?
わからないけど…
あの時と今思ってること
すべてがあってここに辿り着けたんだと思う
雲の上だって、空を飛んでるみたいだって
思いっきり楽しもう、弾けよう
そして、優勝しよう。
私たちの輝きと証を見つけに、
さあ、行くよ!
1!
2!
3!
4!
5!
6!
7!
8!
9!
ゼロからイチへ!
イチからその先へ!
サーンシャイーン‼︎
これまでを踏みしめ、それぞれの想いを遂げるため、浦の星の名を刻むため、
Aqoursのラストステージが始まります。
曲名は「WATER BLUE NEW WORLD」
詳しくはいつか書く曲感想記事にて
まさに勝負曲、転調をあのタイミングでしてくるのはラブライブ!曲としても珍しいのでは?
会場を埋め尽くす青のブレードはまさに光の海
そして、青い羽はAqoursの…これは次回にとっておきましょう。
はたしてAqoursは優勝できたのか?
このステージはどこかで見た気が?
というところで1ヶ月以上遅れましたが、
ラブライブ!サンシャイン‼︎2期第12話「光の海」終了です。
○まとめ
・成長
今回は一人一人の成長、Aqoursの成長が実感できる話でした。
「勝ちたいか?」という問いへの答えはこれまでの話を踏まえてみると短い中にも一人ずつの課題への答えがありました。
さらに細かいところでこれまでの話をなぞりつつも変化を出してきていました。1期1話、7〜8話、12話あたりの東京のシーンはもちろん他の話との対比で見ても面白いです。
・「勝ちたい」
1期12話ではSaint Snow、ひいては現在のスクールアイドルの勝つことを重視する風潮を疑問視した千歌。
そんな千歌が「勝ちたい」と言った。そこに注目したいです。
「勝つことよりも自分たちらしくあることを選ぶ」というAqoursの方針を決めたのが1期の千歌でした。
しかし、2期では結果を出さなければならない状況にAqoursは置かれました。統廃合阻止や浦の星の名前を残すという明確な目標を前に、千歌は勝つことで叶うものがあることを知りました。
そして千歌は「勝ちたく」なったのです。
一番になりたいわけでも、誰かに勝ちたいわけでもない。願いを叶えるために勝ちたくなったのです。
ならば1期の「自分たちらしくある」というのは間違いだったのかというとそうではないです。
6話で千歌は「自分たちらしさとは何か」から結果を出そうとしていました。技術だけではないなにか、そこが自分たちらしさなのだと千歌は思い至ったわけです。
勝ちを重視しない自分たちらしさ、ではなく勝つための自分たちらしさを千歌は探し始めました。
どこまでも自由であったから飛べたのがμ’sでしたが、Aqoursはそうもいかない。
その中で輝きを、自分たちらしさを目指した千歌は結果的に「勝つための、自分たちらしさ」にたどり着く。それは自分たちらしさを目指していたからの発想です。
・小ネタ
曜が千歌に手渡したチラシ、
よく見ると1期1話で千歌がもらったのと同じ店のものです。
↑1期1話のチラシ
しかし、1期1話のものは「NEW OPEN」で今回のものは「1周年記念」となっています。
細かいところに時間の経過が仕込まれていますね。
・次回は
2期13話、「私たちの輝き」です。
ついにここまで来ました。
もしかしたら間に別の記事を書くかもしれないです。
この記事内の画像については、個別に表記していないものはすべて
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
©2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
出典:dアニメストア
となっています。