【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第8話「くやしくないの?」
ラブライブ!サンシャイン‼︎第8話「くやしくないの?」感想です。
前回のラブライ…は無しです。
13話で9人とすると前回のラブライブ!サンシャイン‼︎が無いのが4回あるはず。
1話、4話、今回が無かったのであと1話。多分最終回が前回の〜無しなので次回からは前回のラブライブ!サンシャイン‼︎がありそうです。
前回いきなり登場したセイントスノウです。
これはライブシーンですかね。
曲感想を書くかは…多分書きます。
セイントスノウのパフォーマンスに呆気にとられる千歌、曜に声をかけられてステージへ。
Aqoursのメンバーも続きます。
ここでオープニング
オープニングが終わると、
ステージも終わっていました。
東京という場所に浮かれていた前回
思い知ったレベルの違い
その結果は2人の表情が物語っています。
そこへ、
「最終呪詛プロジェクト、ルシファーを解放
魔力2000万のリトルデーモンを召喚!」
エエー!マリョクニセンマンダッテー!
いや、一応乗りますよ。
「かっこいい…。」
「ヨシコチャンハゲンキダネー」
からの
「善子じゃなくて、ヨ・ハ・ネ!」
東京に来てから善子のヨハネ度が上がってます。こうやってアニメ以前の善子になっていくのでしょうか。
千歌がメンバーを元気付けようとしますが、
無理して明るく振舞おうとしているのがバレバレです。
千歌によると今日のライブでは今まで最高のパフォーマンスができたようです。
この振り付けからすると曲はやはり「夢で夜空を照らしたい」
しかもランタンなしでやったようです。
今までで一番のライブができた。周りはレベルの高い人たちばかり。だから優勝できなくても仕方ない。自分たちはよくやった。
千歌はリーダーとしてメンバーを元気づけようとしているのですが、「よくやった」だけではいけないことを知っているメンバーもいます。
梨子はピアノ、曜は飛び込みで結果を求められてきた。結果が出なかったことに向き合わなければならないことを知っている。
だから、自分たちも今日見た他のグループと同じかそれ以上のレベルにならないといけないのではないかと2人は千歌に言います。
それにルビィと花丸が賛同して重い雰囲気になりかけたところで
善子がヨハネ化して止める。
今はそんなことを考えてもしょうがない。
千歌はメンバーが落ち込まないように必死です。
電話で千歌が呼び出されて再び会場へ
アキバレポーターのお姉さんから渡されたのは投票結果でした。
順位はもちろん、得票数まで載っている。
Aqoursの順位は30組中最下位。得票数は
ゼロ!
そしてタイミングを見計らったかのように現れたセイントスノウ。
良いパフォーマンスだったと言うものの、Aqoursへの評価は
「もし、μ'sのようにラブライブを目指しているのだとしたら…
諦めた方がいいかもしれません。」
「馬鹿にしないで。
ラブライブ!は遊びじゃない!」
と散々なもの。
セイントスノウにとってのスクールアイドルは楽しいから、頑張ったから良かったなどというものではない。
それは楽しくてキラキラしていた千歌にとってのスクールアイドルとは違うようです。
帰りの電車でもセイントスノウの言葉が気になる6人
ここでも千歌は自分たちはよくやった、胸をはっていいののだとメンバーに言うのですが、
「千歌ちゃんは悔しくないの?」
「え?」
曜の質問はその場にいる誰もがききたかった、しかしきけなかったことです。
千歌の本心もそれを隠す理由もわかっていた、
だからあえてきかないでいた。
それを千歌のスクールアイドル活動に真っ先に協力し、今まで千歌の気持ちを尊重し、千歌のやることにうなづいてきた曜がきいたのです。
メンバーの驚きは相当なものでしょう。
千歌はそれでも今まで通りの答えを返します
ちょっとは悔しかったけど満足だった、と。
しかし、本当の答えは千歌の顔が物語っていました。
ただ、最後の
「みんなであそこに立てて私は嬉かった。」
だけは本音だったように思います。
東京遠征も終わり、沼津に帰ってきた6人を神モブはじめ浦女メンバーが取りかこみます。
それだけ期待も大きかったのでしょう。
Aqoursなら東京でも通用する、そう信じて疑わない言葉の数々が千歌の心を抉っていきます。
それでも地元の期待の星を演じ続けようとする千歌。
そして、6人を出迎えるもう一人の人物が現れました。
ダイヤ姉さんの登場です。
今まで堪えてきたルビィでしたが、
ここで緊張の糸が切れてしまったようです。
東京のライブは失敗ではなかった、周りにも自分にもそう言い聞かせてきた千歌ですが、
泣きじゃくるルビィの姿は千歌に逃れられない現実を突きつけます。
地元の期待を背負って臨んだ東京でのライブ、Aqoursは持てる力の限りで最高のライブをし、
負けたのです。
それも得票数ゼロの最下位で。
場面は移って
鞠莉の家です。
堤防に何やら光るものが。
ずいぶんアナログな呼び出し方です。
呼び出したのは果南。前回のダイヤに続いて果南も鞠莉のやり方には納得できない。
ここでアイキャッチ。
かなまりのつづきと思いきや、6人とダイヤにバトンタッチ
泣き疲れてダイヤの膝で眠るルビィ。
嘘みたいだろ、高校生なんだぜ。
今回の結果はAqoursのパフォーマンスが悪かったからではないことを説明するダイヤ。
7236…ヨハネのリトルデーモ…
ではなく、去年のラブライブ!の最終エントリー数です。
1話の「ドーム大会が行われたこともある」発言でスクールアイドルの衰退説がありましたが、むしろ逆にスクールアイドルは大きくなりすぎたようです。
ちなみに全国の高校の数は5000ちょっとなので学校数よりも多くのグループが出ていることになります。1校から複数とかもOKなのでしょう。
ラブライブ!の開催によってスクールアイドルの人気は爆発的にあがり、
A-RISEとμ'sによってスクールアイドルの人気は揺るぎないものになり、
ドーム大会が開かれるようになった。
いきなりA-RISEとμ'sのライブ映像です。
この辺りはμ'sの1期〜劇場版で目の当たりにしてきたのですが、改めて語られると感慨深い。
規模が大きくなったことでレベルも向上した。
それが実力のあるものだけが評価される今のスクールアイドルの現状を生んでしまった。
μ'sやA-RISEが目指したスクールアイドルはそうではなかったんですがね。書いていたら長くなったので考察記事に持っていきます。
だからAqoursが誰にも支持されなかったのも、ダイヤたちが歌えなかったのも仕方ないこと。
さらっとカミングアウトしました!
ちなみにこのタイミングでルビィが起きたので6人とも聞いたことになります。
ここからダイヤさんのカミングアウトタイム。
浦の星は2年前から統合の噂があったようです。
そして、浦の星を救うためにスクールアイドルを始めようとしたのが
ダイヤと果南!
お前らの方が言い出しっぺか!
なんなの!このやる気に満ちた果南!
今の果南こんなんだよ!
7話までの登場シーン4分57秒だよ!
乗り気でない鞠莉に
「うん、って言うまでハグする」
って何なんだよ!
あまりにも意外なことが多くてついていけないです。ただ、これが3年生組の運命を大きくかえてしまったようです。
ダイヤさんもこんな時期があったんですね。
〜ここで回想終了〜
で、アイキャッチ前にあった今の果南と鞠莉の続きです。ダイヤたちのシーンや回想とは繋がっていないので、2人の会話はAqoursを東京に行かせたことについてだと思われます。
「その何が悪かったの?町の人も学校の人もスクールアイドルだと応援してくれたじゃない?」
「ライブも上手くいったしね。でも…。」
〜ここからはまた回想〜
少々紛らわしいですが、これは先ほどの回想の続きでダイヤたちの方に戻ってます。
現スクールアイドル部の部室。
やはり、前の利用者は3年生組(当時1年生)でした。
果南がホワイトボードに何やら歌詞のようなものを書いていました。これが、
これになるわけです。
東京のスクールアイドルイベントからの出演依頼に喜ぶダイヤ。
この時点ですでに活動はそこそこしていたようです。
この反応を見ると素の鞠莉はそれほどエキセントリックではないようです。あれがキャラ作りなのはもはや疑いようがないです。
「でも…歌えなかったのですわ。」
他のグループのパフォーマンスの凄さと巨大な会場の空気に圧倒されて何も歌えなかった。
ダイヤが言うには、歌えただけAqoursは立派なのでした。
ダイヤがスクールアイドルに反対してきたのは「自分たちと同じようになってほしくない」という思いからでした。
ここで3話のシーンが挿入されます。
ファーストライブをアクシデントはあったにせよ成功させた千歌たちにダイヤがいったセリフ
「これは今までのスクールアイドルの努力と町の人たちの善意があっての成功ですわ。勘違いしないように!」
このセリフは勘違いをして失敗したスクールアイドルの先輩として千歌たちへ送った言葉でした。
2年前、ダイヤたちは周りの善意に支えられて成功しているのを自分たちの力と勘違いしてしまった。ダイヤたちは勘違いしたまま身の丈に合わない大舞台に挑み、そこで初めて勘違いに気づいた。
本番のステージ上という最悪のタイミングで。
だから、千歌たちが勘違いしたまま自分たちのようにならないよう、あの場で釘をさす必要があった。
サンシャイン‼︎はこういう後になって言葉の裏の意味がわかるのがいいです。言葉関連の伏線はこれからも出してほしいです。
さて、ここでまたシーンが切り替わります。
かつての失敗が大きなターニングポイントになったのはダイヤだけではないです。
「外の人に見てもらうとか、ラブライブ!で優勝して学校を救うとかそんなのは絶対に無理なんだよ!」
勘違いをしていた自分の小ささを知った時、果南はもう勘違いをしないことを選んだのでしょう。
「だから諦めろって言うの?」
「私はそうすべきだと思う。」
そう答えた果南の目に飛び込んできたのは
両腕を広げて果南を受け入れようとする鞠莉
いつだって私は果南が戻ってきてくれるのを待っている、鞠莉が言いたいのはそういうことなのでしょう。
果南は鞠莉に向かって歩いて行き、
鞠莉の腕の中へ…
「誰かが…傷つく前に」
果南は鞠莉の元へは戻らない。
果南の出した答えは今あるものを守るために鞠莉の描く夢を否定することでした。
鞠莉は…
「私は諦めない…。」
「必ず取り戻すの、あの時を!」
「果南とダイヤと失ったあの時を!」
「私にとって宝物だったあの時を…。」
鞠莉にとっては3人でスクールアイドルとして一生懸命になれたことが大切だった。
鞠莉の後悔は失敗したことではなく、失ってしまったことなのだと思います。
ただ、あえて厳しいことを言うなら、鞠莉はこれをやるなら2年前にやらないといけなかったのではないでしょうか。
だって、鞠莉の言う「あの時」はもう終わっているんです。「あの時」を取り戻すために今頑張るのではなく、「あの時」に頑張らなければならなかったのです。
「あの時」にすべきことを今やっても何も変わらないのですから。
当時の鞠莉がどうだったのかがわからないのですが、転校なんてしてはいけなかった。少なくともダイヤと果南とつながりを絶ってはいけなかった。
鞠莉のとてつもない事情が明かされて次回あたり土下座ものになってる可能性もありますが。
あと、「あの時」も頑張ったがダメだったとかなら本当に申し訳ないです。
とにかく、今さらやってきて、今のダイヤと果南から目を背けて、「あの時」のダイヤと果南を追ったところでどうにもならないのです。
取り戻したいなら今のダイヤと果南を見なければならない。
鞠莉は多分、「あの時」から進めなくなっているので、そこは千歌がなんとか…できるのでしょうか?
毎度のことながら、3年生が絡んで長くなりましたが
今週のしいたけです。
ダイヤの話は千歌にとっては色々と考えるとこがあるようです。
それはそうです。徐々に明かされていった視聴者と違って、千歌はあの場で一気に情報開示されたわけですから。
「私がちゃんとしないとみんな困っちゃうもんね。」
ここでもリーダーであることが千歌の本音を隠してしまっている。
他のメンバーですが、
花丸は家(寺ですが)の縁側でバックトゥザぴよこ万十片手に「ずら」
ツッコミ箇所は多いですが次へ
善子は本日の生放送が終わったらしく、ベランダへ
まだやってたんですね。
ルビィはダンスのステップの練習中
よろけて「ピギィ」して、
……
比較画像
ダイヤと果南は互いに状況報告
ダイヤと果南の会話シーンは回想以外では初です。
ダイヤさんはまだガラケーです。
曜は…
すみません、千歌ちゃん好きなのはわかるのですが
こわいです。
曜は別れ際に千歌に「やめる?」と尋ねていました。
これは3話で言っていた「やめる?」→「やめない!」を期待してのことなのですが、
千歌は何も答えずに車に乗ってしまいました。
梨子はベランダから向かいの千歌の部屋を見ますが真っ暗
梨子ママ(C.V.水樹奈々)今回も登場です。
ベッドに横たわる千歌。
寝返りで落下した千歌はμ'sのポスターを見ます。
手を伸ばしますが、
東京での出来事がフラッシュバック
朝、梨子はピアノで寝てしまったようです。
梨子は寝方がワイルドですね。
ベランダに出てみます。
ここで気づいたのですが、千歌の部屋と梨子の部屋は廊下を挟んでいます。
というと、2話のここをはじめ
今までの千歌と梨子の部屋周りのシーンの動きが少し変わってきます。
ベランダで梨子は千歌が海に向かって歩いていくのを発見。
思いつめた表情の千歌
海岸に着いた梨子は千歌を呼びますが、返事はありません。
梨子は何度も千歌の名前を呼び、
…千歌が登場
もしかしてシリアス展開なのかと思ったら…
この顔からして違うのはわかってましたが!
千歌は海の中で何か見えないか探していたらしいです。海の音をきこうとした梨子のように。
やってましたね。
4月の海で。
海の中で千歌は何も見えなかった。
何も見えていない自分には先にあるものが何なのかわからない。
ここでやめたら全部わからない。だから続ける
まだゼロだから。
何もない=ゼロは千歌のトラウマのスイッチのようなもので、東京で0を実感した瞬間にそれは押されていたのですが、ここで自らの手でもう一度それを押しました。
みんなで練習して、みんなで歌を作って、衣装も作って、PVも作って…
千歌がどれだけ本気だったか。
結果こそ伴わなかったが、千歌は遊びでスクールアイドルをやっていたわけではないのです。
だからこそ…
「なのにゼロだったんだよ!悔しいじゃん!」
「 差がすごいあるとか、昔とは違うとか、そんなのどうでもいい!」
「悔しい…やっぱり私、悔しいんだよ。」
多分6人の中で一番悔しかったのは千歌だったのだと思います。
何もない「普通」な自分も輝けるスクールアイドルという世界で頑張って、何とかなるかもしれないと思った結果がゼロだった。
それだけではなく、「やめたほうがいい」と可能性をゼロにされ、頑張ったことも「遊び」だとゼロにされた。
ようやく悔しいことを認められた千歌は
自分が泣いたらみんな落ち込む、せっかくスクールアイドルをやってくれたメンバーが悲しむ、だから泣けないのだと言いますが、
梨子はそうではないことを伝えます。
千歌と梨子の視線の先には
曜と1年生組がいました。
スクールアイドルを始めたのは自分たちで決めたこと、
千歌は感じたことを素直にぶつけて声に出していいのだと梨子は言いました。
今回、リーダーだからポジティブにならなければいけないと自分の気持ちを誤魔化し、「よくやったんだ」と自分にもメンバーにも言い聞かせてきた千歌ですが、
千歌がすべきことはまったく逆、悔しいことに素直になり「悔しいから続けたいのだ」とメンバーに伝えることでした。
千歌と梨子のそばに4人が駆け寄り、
…!
アクシデントはありましたが4人が駆け寄り、
千歌はやっとメンバーの前で素直に泣くことができました。
東京でのライブ。得票数はゼロでしたが…
ゼロをイチにするため、Aqoursは6人でゼロからの再スタートです。
そして、再スタートのきっかけとなったゼロは
部室のホワイトボードへ。
ここでエンディング
発売は今日ですね。間に合いました。
次回、第9話「未熟DREAMER」
曲名っぽいですね。果南がホワイトボードに書いていたあれが「未熟DREAMER」の歌詞だと思います。
9人曲か3年生曲か。「夢で夜空を照らしたい」が1・2年生曲なので3年生曲にしてバランスを取るか。
今回の話、多分批判ありきでつっつけば、不整合もあるんでしょうが、μ'sの26話+劇場版+これまでの7話を追ってきた人ほど色々なことを考え、それを楽しめる話でした。
そして、ようやく3年生のそれぞれの立ち位置や抱えているものがちゃんとわかりました。多分、3年生3人については初期から構想があって1話からどうやって繋げていくかが練られていたのですが、だからこそ、考察してはだまされを繰り返したのですが、やはり今回も3年生はよい話題を提供してくれました。
サンシャイン‼︎はコンプレックスやネガティヴなところの表現の仕方が上手いですね。今回で言えば、鞠莉と果南のところとか終盤の千歌のところとか。
千歌が立ち直ったと思いきや、「ゼロだったんだよ。」から1話まるまるかけて我慢した思いを吐き出し、「なのにゼロだったんだよ!悔しいよ!」でクライマックスのあたりはμ's1期8話の「なんとかしなくちゃいけないんだから、しょうがないじゃない!」を思い出しました。
あとは言葉の意味づけですね。途中でも書きましたが、言葉の意味が劇中で変化していくのは結構好きなので残りの話でもどんどんやってほしいです。
次回9話ですが、上映会のほうで観に行きます。
ライブビューイングですが…。
残るは考察と曲感想ですね。今週は某大規模アニメライブイベントがあるので時間が足りなそうです。
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となっています。