【サンシャイン‼︎曲感想】2期第3話挿入歌「MY舞☆TONIGHT」

 ラブライブ!サンシャイン‼︎曲感想記事、2期の第3回です。

f:id:gleebear:20171124195532p:image

今回は第3話挿入歌「MY舞☆TONIGHT」です。

(2018/3/8修正 歌詞の表記を歌詞カードに合わせました)

 

○この曲は…

ラブライブ!後期大会の予備予選にて Aqoursが演奏した曲です。

 

この曲については作られた経緯、演奏までの経緯、ともにストーリーに絡んできます。 

ということで、 第2話「雨の音」から振り返っていきます。

 

予備予選を控えた Aqours

彼女たちは一つの新たな試みをしました。

 

それは「グループ内で同時に2つの曲を作る」というものでした。

 

当時 Aqoursは学校説明会でライブをする予定でしたが、「ラブライブ!で演奏する曲は未発表のものに限る」という制約から学校説明会用の曲とは別に予備予選用の曲を作る必要がでたのです。

 

しかし、2曲同時に曲を作るというのは思っていた以上に大変でした。

それまで2年生がやっていた曲作りですが…

いざ、2曲同時にやってみると全く進みません。

そこで提案されたのが、1・3年生も曲を作るという2ライン体制です。

 2年前に3人でスクールアイドルをしていた3年生がいる=3年生も曲を作れるという状況をうまく利用しました。

 

かくして、1・3年生でラブライブ!予備予選のための曲を作ることになったのですが、

 

そこで新たな問題が…

 

それは価値観の違い

 

 f:id:gleebear:20171123215949p:image

外で体を動かすことが好きで、みんなでわいわい楽しめる曲にしたい果南と鞠莉、

 f:id:gleebear:20171123220111p:image

静かに落ち着いて、互いの考えを交わして思索を深め合うことが好きで、テーマ性を重視した曲を作りたい善子と花丸、

 

「いい曲をつくりたい」という気持ちは同じはずなのに、やりたいことも作りたい曲の方向性も噛み合わないために、曲作りどころか話し合いすらもまともに進みません。

 

f:id:gleebear:20171124201125p:image

そんな1・3年の関係に変化をくれたのは急に降り出した雨でした。

 

雨やどりのために6人は花丸の知り合いのお寺に行ったのですが、そこで雨漏りに襲われます。慌ててて茶碗やら皿やらで雨漏りに対処する6人。 

いつのまにか1・3年は協力していました。

 

f:id:gleebear:20171123221227p:image 

雨漏りにも一通り対処したころ、6人はある音に気づきます。

 

形も大きさもばらばらな器にタイミングもばらばらに落ちる水滴、それらは一つの音楽を奏でていました。

 

ばらばらでも、むしろばらばらだから、それらが一つになれば音楽になる。

 

f:id:gleebear:20171123221432p:image

違ったままで一つになった6人は予備予選のための曲を完成させました。

 

しかし、

 

話はそう簡単には終わりませんでした。

 f:id:gleebear:20171123221720p:image

鞠莉の元にある知らせが届き、物語は第3話「虹」に進みます。

 

 鞠莉に届いた知らせ、学校説明会の一週間延期によりAqoursは学校説明会とラブライブ!予備予選を同じ日に行わなくてはならなくなりました。

 

両方とも出る手段はないか、どちらかを諦めるしかないのか、様々な可能性を模索した結果

次善の策として学校説明会と予備予選で2チームに分かれることになりました。

 

これで良かったのか?誰もが疑問に思いながらも学校説明会と予備予選に挑む Aqours

f:id:gleebear:20171123222732p:image

予備予選には2年生と黒澤姉妹が挑みます。

 

予備予選突破を目指して5人はステージへ。

 

 

f:id:gleebear:20171124201650p:image

しかし、応援してくれる浦の星の生徒は学校説明会でこられない。拍手もまばら。

改めて5人では足りないことを実感することに…

 

そんな時、

勘違いしないように

というセリフとともに

 f:id:gleebear:20171123222941p:image

学校説明会で来れないはずの4人、この曲を作るためにぶつかり合った善子・鞠莉・花丸・果南が駆け付けました。

 

学校説明会はどうするのか?こっちにきて間に合うのか?

というのはまた別のお話。

 

9人揃った Aqoursは予備予選に挑みます。

 

○曲調

昨今のオタクどもに人気のジャンル、和ロックです。和ロックの定義はあまりはっきりしないのですが、まあ和楽器+ロックとか和風の音階+ロックとかいう解釈でいきます。


μ'sでは『私たちは未来の花』、『だってだって噫無情』といった「和っぽい」かつ「勢いの良い」曲がありました。

 Aqoursでは「未熟DREAMER」が和風でした。※衣装や演出に左右されるところが大きく、曲そのものは出だしを除くと音の構成など見てもそれほど和風ではないかなとも思います。

 

この「MY舞☆TONIGHT」はそうしたなんとなく和っぽい曲の系譜を引いています。そして、明らかに和ロックを意識したと思われる曲になっています。

日本の

 

さらに、1・3年生が作ったのが和ロックというのも高ポイント。和ロックは和風の音とロックという一見噛み合わないものを合わせたジャンルです。噛み合わなかった1・3年生が協力して作るにふさわしいジャンルです。

 

○衣装

和風というのはもちろん、花魁のような華やかさが目を引きます。

f:id:gleebear:20171124212328p:image

 

さらに注目なのは、

f:id:gleebear:20171124213228p:image 

ルビィがはじめて衣装作成に関わったということです。

 f:id:gleebear:20171124213248p:image

ダイヤさんの衣装には特に力を入れたようです。

 

いつものごとくベースは共通しつつも細かなところに違いがあります。

 f:id:gleebear:20171124213443p:image

花丸がノースリーブだったり。

 

f:id:gleebear:20171124213738p:image

善子の腕に黒猫のブレスレットがついてたり。

 

f:id:gleebear:20171124214209p:image

果南の髪飾りはイルカだったり

 

個人的にグッときたのは

f:id:gleebear:20171124214027p:image

鞠莉の腰のしめ縄!

 

 みなさんもグッとくるポイントを探してみましょう。

 

○映像(とか歌詞とか)

現状の公開部分が短いのですがまた一言ずつでもコメントしていきながら

 

この曲は尺八と琴の音色からはじまります。すぐに和風とわかります。これはダイヤの意見でしょうか。

 

f:id:gleebear:20171124214537p:image

はい、このフォーメーション

黒澤姉妹がセンターです。

f:id:gleebear:20171124215111j:image

黒澤姉妹がセンターです!

 

踊れ 踊れ

熱くなるため

ひとは生まれたはずさ

サビのメロディを出だしに持ってくるパターンです。

 f:id:gleebear:20171124215330p:image

ダイヤの口元アップ

 f:id:gleebear:20171124215426p:image

ルビィの口元アップ

後ろのメンバーがなにやら技の予備動作のような構えをしているのがカッコいい。

 

姉妹の腕の交差する向こうには花丸。

f:id:gleebear:20171124220431p:image

 

f:id:gleebear:20171124221015p:image

そこから一旦カメラが引いて

 

花丸のアップになるのですが

 f:id:gleebear:20171124220351p:image

花丸のこのポーズ、覚えおいてください。

 

「生まれたはずさ」のあたりで黒澤姉妹です。

 f:id:gleebear:20171124221226p:image

f:id:gleebear:20171124221426p:image

1・3年生をつなぐという方向で考えたときに黒澤姉妹を軸にする動きが生まれたのでしょう。

今までは学年を分けて3人ずつ、もしくはルビィは花丸とセットだったことが多く、ありそうでなかった動きです。

 

そして前奏

f:id:gleebear:20171124222552p:image

 f:id:gleebear:20171124222642p:image

 f:id:gleebear:20171124224858p:image

f:id:gleebear:20171124225010p:image

f:id:gleebear:20171124225136p:image

ポーズを決めていく。

ここ好きです。

 

いま 小さく燃えてる

まだ 小さな焔が

 f:id:gleebear:20171124225735p:image

花丸・ダイヤ・ルビィ、

 f:id:gleebear:20171124225923p:image

鞠莉・善子・果南

で手の向きと動きが真逆になっています。

小さいということを2回言っている。強調しているということはこの後の2番では大きい何かが出るのでしょうか。

 

ひとつになれば

 f:id:gleebear:20171124230750p:image

ここの振り付け、一つになれば→手を1にして入れ替わる

のですが、これをやるのは1・3年の6人、

というより、2年生の3人は後方待機(ただ立っているわけではないですが)です。

互いの立場、すれ違い、曲を作った1・3年の経緯がここに表れています。

 

奇跡が生まれ

f:id:gleebear:20171125032950p:image

f:id:gleebear:20171125033200p:image

善子の決めポーズからのダイヤさんソロ

善子とダイヤさんをなにかと組ませる意向は今回も健在です。

 

この世界はいつも

諦めない心に

 f:id:gleebear:20171125033828p:image

2年生が前に出ます。ローアングルすぎです。

 

答えじゃなく

 f:id:gleebear:20171125035118p:image

ルビィアップ、このポーズは花丸と同じです。

 f:id:gleebear:20171125035210p:image

この曲はこのように焔をイメージした場面転換が使われます。

 

道を探す

 f:id:gleebear:20171125035359p:image

鞠莉のエアギター

多分ここは鞠莉の意見でしょう。

 

手掛かりをくれるから

最後まで強気で行こう

 f:id:gleebear:20171125035907p:image

ここまでは3列が基準でしたが2列にフォーメーションチェンジ

ただし、1・3年生を前に出して、前6後3という形です。この曲は1・3年生の曲、なんだかんだで2年生がおいしいとこ取りをしてきた従来の曲とは違うのです。

f:id:gleebear:20171125041944p:image

とはいえ、千歌アップもします。

 

踊れ 踊れ

熱くなるため 人は生まれてきたの?

 f:id:gleebear:20171125040749p:image

サビ突入。「踊れ」で飛び上がる動き。とても好きです。

f:id:gleebear:20171125042745p:image

メンバー一人ずつのアップで妙な光の粒子が見えるのですがこれはいったい何なのか?動きからして汗ではなさそう。

 

踊れ 踊れ

きっとそうだよ

だから夢見て踊ろう

 f:id:gleebear:20171125041501p:image

「踊れ」で飛び上がるのいいですね。

f:id:gleebear:20171125043614p:image

そしてやはり謎の粒子。

 

MY舞☆TONIGHT (DANCING TONIGHT)

最高の

 f:id:gleebear:20171125042238p:image

衣装の一部が発光します。多分ライブでやる気です。

 

MY舞☆TONIGHT (DANCING TONIGHT)

今日にしよう

 f:id:gleebear:20171125044128p:image

上から見るとこんな動きになるそうな。ライブではスタンド席の人が得をする箇所ですね。

 

ここで終了。1分40秒。

f:id:gleebear:20171125045914p:image

短い気もしますが、短いながらも気になったフレーズもあります。

 

・小さな焔が一つになれば奇跡が生まれる。

 

f:id:gleebear:20171125050759p:image

焔というのはロウソクの火からの発想でしょう。

一つ一つは焔、火だが…二つ合わされば炎になる。炎となったガン○スターは無敵だ。

ではなく、2話を経て1・3年が真っ先に言いたい言葉がこれだったのでしょう。

 

・この世界はいつも、諦めない心に答えじゃなく道を探す手がかりをくれる

 

これは図らずもこの後の千歌に通じます。諦めなかった千歌が見つけたのは道でした。

 

・きっと熱くなるため人は生まれてきた。だから夢見て踊ろう。

 

サビのフレーズですが、まだまだこの奥に伝えたい言葉がある気がします。

フルで聴けばその先の言葉が明らかになるのでしょうか。

 

○まとめ

本格的に和を意識したであろうメロディといい、和ロックというジャンルの選択といい、衣装といい、 高評価間違いない曲かと思います。

今まで2年生ありきで進んできたAqoursに変化が起きた曲でもありますね。

ただ現状はまだ歌詞が弱いかなという気もします。

とはいえ、フルで聴く前に判断もできないのでまずは発売日を心待ちにします。

 

この記事内の画像については、個別に表記していないものはすべて
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
©2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
出典:U-NEXT
となっています。