【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第5話「犬を拾う。」

2017年11月4日、この日…

歴史が動いた!

 

歴史的和解、終戦記念日、しいりこの壁崩壊、後の人々がどう呼ぶかはわからない。

一つたしかなことは

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桜内梨子は自らの意志で扉を開いたのである。

 

さて、第5話「犬を拾う。」

予想通りやってくれました。ついに梨子が犬嫌いを克服。しかも、そこに善子が関わるというこれ以上ない展開です。

 

では、早速ですが梨子と善子の軌跡を辿っていきましょう。

 

○アバン

前回のラブライブ!サンシャイン‼︎は果南。

今回はなかなかうまくまとめていました。

 

プラザヴェルデでの練習シーンからスタート

また雨が降ってます。

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予備予選が10月はじめだったとすると、作中では10月の中旬でしょうか。

 

台風の影響か雨と風が強くなり練習を早めに切り上げることになりました。

 

入学希望者は50人まで増えたらしいです。このペースで増えると100人まですんなりいきそうですが、ここからまだ一波乱ありそうです。

 

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鞠莉の渾身のギャグ、待てば海路(カイロ)の日和あり

これは海路とカイロをかけた…

 

 

 雨風が強いので迎えの車で帰るようです。

高海家車→千歌、梨子、果南、曜

もう一台→ダイヤ、ルビィ、花丸、鞠莉

 というグループ分け。

 

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もう一台は鞠莉が助手席に乗ったところを見ると小原家でしょうか?今回については危険なので小原家の手を借りるのもやむなしでしょう。

 

善子は家が近いのでそのまま歩いて帰ることに。近いといってもプラザヴェルデから津島家(リバーサイドホテル近く)はそこそこ距離があるので歩きは危ないです。

 

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厨二病特有の"なんか嵐とかくるとわくわくするよね〜"テンションの善子、

傘が飛ばされてしまいました。

 

嵐にもかかわらずひっくり返らない傘のフレーム強度に驚きつつも

 

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傘の飛ばされた先には何かがあった!

 

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ここでオープニング

 

○前半パート

場面も日にちも変わって千歌の家、

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梨子がしいたけを克服しようとしています。

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しかし、やはりしいたけに触れられない梨子

 

犬には見ただけで敵と味方を見分ける「不思議な力」があると千歌は言います。

「不思議な力」というキーワードが出ました。

 

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メンバーで集まって次の曲のテーマを話しあうことにしたようですね。テーマから考えるのは2話でもやった方法です。

 

今のところ出ているのは善子の「暗黒」のみ

 

すかさず千歌は「輝き」を提案!

 

またか!1期1話から輝きを目指し続ける千歌。

一貫性があるのは良いことですが新しい発想も必要。

 

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前回少しだけ出たSaintSnowは新曲を発表していました。

 

そして、鞠莉は

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寝ていた!

きっと理事長としてなんやかんやで疲れているのでしょう。

1期でやった起きてます偽装はあっさり見破られてしまいましたが、今回は2段構えという謎のこだわりです。

 

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 さらに善子はいつのまにか逃亡。

 

前回のフリマといい、鞠莉と善子は我が道を行っています。

ヨハマリがきています。

 

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逃亡した善子はジャンボエンチョーで買い物です。ジャンボエンチョーって何?って人もいるかもしれませんが、一言で言うならホームセンターです。

 

場面は変わって桜内家です。

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梨子が善子ママが忘れて行った携帯を届けに行くことになりました。

善子ママと梨子ママの交流は2期1話で出ていました。

 

ということで内浦から沼津まで携帯を届けにきた梨子。

ここまでどうやってきたのか?内浦→沼津のバスの最終は早いと1話で言っていたような。

 

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善子の家の近くの神社(上土神社)で謎のケージを発見…と、その時

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背後からの奇襲!

 

オープニング前に善子が見つけたのは犬でした。

 

犬が苦手は梨子は「かわいい」と言いながらも離れていきます。

 

そんな梨子に犬をけしかけるという

まさに鬼畜の所業!

 

さらに、

津島家は動物禁止のため飼えない

他のメンバーは

黒澤姉妹、花丸→色々と面倒

果南→家が客商売だから

鞠莉→ホテルなので

千歌→しいたけがいる

という理由でダメなので飼い主を探す間、一時的に犬を預かってほしいと梨子に頼む。

 

んー、うん。まあ…

千歌はしいたけがいたとしても一時的に一匹増えるくらいなら引き受けそうだったり、

曜は理由らしい理由がないのにダメだったり、

梨子は犬がダメというのは理由になるんじゃないかだったり、

話してもいないうちから許可を取るのが面倒とか言うのはどうなのかなとか、

つっこみたいところはたくさんあります。

 

終盤の善子のセリフからすると、もしかしたら「たまたま通りかかった梨子」というのが重要なのかもしれません。

 

まあ、話の整合性とかおかしくなるのは今に始まったことではないのである程度は「そういうものなんだ」と割り切りましょう。

 

梨子に対してまた犬をけしかけたり、要約すれば結構自己中な主張をしてる善子については後回しです。

 

しぶしぶ犬を預かることになった梨子、 

まずはおやつをあげることに

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…なるほど、これならば犬に近づくことなくケージを開けられる。巧妙なトリック…

ん?どうやって閉めるのか?

知らないです!

 

ここまで運んでくることはできていたり何気にすんなりと犬を受け入れていることからすると実は戻すくらいはできたのかも。

 

日は変わって練習中です。

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おそらく、新曲のフォーメーションです。

 

練習終了をまってましたとばかりにそそくさと帰る梨子、最近はずっとこんな感じなんだそうな。

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事情を知る善子はその理由を察しました。

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ジャンボエンチョーによって家に帰った梨子、

 

早く帰る理由は…

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まさかの犬!

預かってから何日経ったかは知りませんが、

毎日犬とのふれあいのために早くに、しかもおみやげと称して犬用のおもちゃを買ってかえるほど、

梨子は犬にメロメロでした。

 

だったらケージから出してやれよ!

とツッコミはするとして、

 

これがあの梨子なのだと思うと嬉しくもあり、寂しくもある。複雑な感情が込み上げます。

 

しかし、犬との幸せな日々はそう長くは続きませんでした。

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善子が桜内家にやってきたのです!

 

「梨子は犬が苦手だから私が預かる」と今さらとってつけたように言って犬を取り返そうとする善子、

「善子の家はダメだから私が預かったんだ」とゆずらないばかりか犬を「ノクターン」と呼ん所有権を主張する梨子、

対抗して「ライラプス」と私の犬感を込めた名前を主張する善子!

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まるで元カノと今カノのやりとりとのごとく、

まるで子供の親権であらそう親のごとく、

一匹の犬をめぐる女の戦いが繰り広げられる!

 

かと思いきや、

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元の飼い主が見つかってしまいました。

 

さて、余談ですが、

梨子がつけた「ノクターン」とは夜想曲、主にピアノで演奏される夜の情緒を表す叙情的な楽曲です。 

 

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ちなみにこれはのんたん!

 

ピアノをやっているから音楽用語からつけるのはわかるとして、なぜノクターンなのか?

もしかしたら今後アニメで出る曲に関係があるのかもしれないです。

 

善子がつけた「ライラプス」はギリシャ神話に出てくる"どんな獲物も捕まえる"犬です。

神話では"絶対に捕まらない"テウメッサの狐を捕まえるために駆り出されますが、両者の性質ゆえに決着はつかず、それを哀れんだゼウスによってテウメッサの狐とともに石になりました。

そして、ゼウスによって功績を称えられたライラプスは天上の星、おおいぬ座となりました。

おおいぬ座といえばシリウスがあることで有名です。

今後、おおいぬ座シリウスという単語が出てきたらライラプスのことを思い出してあげてください。

実はシリウスはすでにμ'sのある曲で登場してますが

 

 

 

さて、本編に戻ります。

 

無事に飼い主が見つかってノクタ…ライラプ…「あんこ」は引き取られていきました。

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別れ際にあんこが梨子の手を舐めたことで梨子は偶然ですが、犬に触れることになりました。

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号泣する善子と不意に一歩踏み出すことになった梨子、というところで…

 

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アイキャッチ

 

 ○後半パート

善子と梨子と犬の諸々とは少し離れて
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部室のホワイトボードにはそれぞれが思い描くテーマが並びます。
ここでも「輝」きが出ています。盛大に誤字ってますが。米軍き!ってアメリカかい!

 

それを見つめる果南、

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Aqoursダンスフォーメーションアイディアノート」というノートを抱いてますが、千歌には見せないようにする。アイディアはあるかと千歌にきかれても無いと答える。

 

これが最後のラブライブ!だから後悔のないようにしたい。

ダイヤと鞠莉と3人だったAqoursは想いが繋がって偶然が重なってここまで来られた。だから最後までやりきりたい。

 

これを果南が言う、それだけで涙腺にきます。

 

ダイヤと鞠莉で3人で始めたAqoursは一度壊れてしまった。というか…鞠莉のためとはいえ、果南自身が壊してしまった。

しかし、千歌たちによって果南はもう一度Aqoursになれました。

Aqoursを否定しなければならなかった果南だからこそ、Aqoursでいられる今がどんなにすごいかわかるのでしょう。

 

そして、3年生にとってこれは思いもしなかった最後のチャンスです。

 

そう、最後のチャンスなのです。

なのにアイディアノートを隠した。

果南にとってはAqoursは過去の象徴でもあるわけで、「果南のやりたいことをやる」=「2年前にできなかったことに1・2年を巻き込む」だからでしょうか。

 

果南の中で2年前のAqoursが引っかかっているのだとしたら今後そこに一波乱を期待したいそころです。

 

その頃、善子と梨子はというと…

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校庭に絵を描いたり、

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棒を投げて見えない何かに取って来させようとしたり、

 

一言で言うならペットロスにかかっていました。

あの犬はペットじゃなかったわけですが。

 

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善子が不調なので花丸が厨二枠を引き受けています。

ずらん!

 

ペットロス(のようなもの)から立ち直ろうと練習に打ち込むものの、

 

そう簡単にはいかない。

 

あの人が飼い主という証拠はない!

買っていたのは違う犬かもしれない!

という謎理論まで出ます。

 

そして、「ライラプス」を取り戻すために飼い主(暫定)の家へ行くことに。

 

善子あなた疲れているのよ。

 

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善子と梨子、一匹の犬を求め二人は飼い主(暫定)の家にたどり着きます。

 

なお、途中で善子が犬の波動の出る家を間違えてしまいましたが、

心身ともに疲れていたから

ではないかと。

 

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善子は「ライラプス」を呼び出そうと試みます。

 

それに答えるかのように

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飼い主(暫定)が登場!

さすが善子╭( ・ㅂ・)و̑ グッ

 

 

想定外の事態に戦略的撤退をした善子と梨子、

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善子は家から「ライラプス」が出てくるのを待つようですが、

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梨子は母親から連絡があったのもあり「ノクターン」に会わずに帰ることに。

 

…したところで雨が降り出してしまいます。

なんか雨が降ってばかりのこのアニメ、番組名はラブライブ!「サンシャイン‼︎」です。

 

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善子が気がかりな梨子は戻って善子と一緒に「ノクターン」もしくは「ライラプス」を待ちます。

 

犬との出会いをディスティニー=運命と言い張る善子に梨子は「なぜ運命なのか?」とききました。

「ディスティニーはディスティニー」といつもの調子でよくわからない回答をした善子ですが、

 

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「堕天使っていると思う?」

 

と一つの問いを梨子にしました。

そして…我々リトルデーモンが待ち望んだ瞬間がやってきました。

 

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私さ…小さい頃からすっごい運が悪かったの。

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外に出ればいつも雨に降られるし、 

転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし、

 

それで思ったの。

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きっと私が特別だから見えない力が働いているんだって

 

きましたー!

 

思い返せばこのブログは

 

 

gleebear.hatenablog.com

 

【アニメ前考察】津島善子 †堕天使ヨハネは厨二病か否か† - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室

 

「善子は厨二病キャラって言われてるけど、本質は違うんじゃないか!?」

「自分が不運なことをマイナスではなくてプラスに捉えるための武器が堕天使ヨハネという設定!」

「そういう発想ができる前向きさが善子の魅力なんだ!」

という主張から始まりました。

 

1期5話で花丸が唱えた「普通がいやだった」説に対しては「それは花丸の見方であって善子がそうとは限らない」と何度も書いてきました。

 

そして…ついに、アニメで明言してくれました。

 

 堕天使ヨハネは不運に負けないために善子が考えた設定なのです。

 

善子自身はそれがあくまでも設定であることをどこか認めてしまっている。

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しかし、「本当に不思議な力はないのか?もしかしたらあるのかもしれない。」とも善子は思い続けている。

 

不運な自分を「不思議な力」で肯定する善子は周りから見れば変な子です。厨二病をこじらせた言動は正直な話、リトルデーモンの私から見ても目に余ることがあります。

 

しかし、堕天使ヨハネがいなければ自分を肯定できなかった善子は「不思議な力がある」と信じつつけることから生まれるパワーを知っている。

彼女にとって厨二病であることはファッションではなくて戦いなのです。

 

だから、犬との出会いも偶然ではなくて不思議な力の巡り合わせと信じることにした。

自分を支える不思議な力が与えてくれた運命なのだから犬との出会いを大切にしたかった。

それゆえに暴走もしてしまった。

…ということなのだと思います。やはり色々と思うところはありますが。

 

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善子は梨子に「ライラプス」と言いながら「あんこ」と書かれたぜんざいを渡し、梨子は「ノクターン」と返す。

こういう何気なく言葉遊びするのはサンシャイン‼︎の持ち味です。

 

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ちなみにこれは「のんたん」。

 

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雨も上がり、例の犬を連れて女の子が散歩に行こうと出てきました。

 

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善子は運命の力を信じて例の犬「ライラプス」に念を送ります。

 

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ライラプス」は一瞬、善子を見ますが、善子のことは覚えていませんでした。

 

結局、そのまま帰ることにした2人、

 

やっぱり偶然だったようね。

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この堕天使ヨハネに気づかないなんて。

などと寂しそうな善子です。

 

梨子は善子を

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一瞬だけど見てくれた、信じている限り誰の中にも不思議な力はあるんじゃないか励まし、

 

少しだけ元気になった善子は梨子を上級リトルデーモンに認定しました。

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善子と梨子はバスに乗り、それぞれの家へ。

 

会ったところで「ライラプス」も「ノクターン」も戻ってこなかった。

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それでも信じて動いてみたことで、願いが叶わなかったことで、善子はちゃんと「ライラプス」と別れることができました。

 

そして、梨子と「ノクターン」の出会いのもたらしたものは…

 

今回はあまり出番がなかった主人公の千歌、

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「偶然が重なってここまできた」という果南の言葉を噛み締めます。

 

そして、家に戻った千歌は

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しいたけに触ろうとする梨子と会います。

 

善子と「ノクターン」との一件で梨子はあることを思いました。

 

この世界に偶然は無いのではないか?

人の想いが見えない力になって引き寄せあう。

それが出会いなのではないか?

すべてに意味があるのではないか?

 

梨子にとっても今回の迷走は良い経験になりました。
犬というものに向き合えたのはもちろん、一緒に迷走したのが不思議な力を信じつつける善子だったことで、信じ続けて生まれる力の存在を梨子は知りました。


今まで梨子は千歌から影響を受けて進んできました。しかし、千歌だけが梨子を変えるわけではないのです。

 

「すべてに意味がある」と言った梨子が手にしているのは「ノクターン」にあげるはずだったビスケット。

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もしかしたら、あげられなかったことにも意味があるのでは?

 

例えば、あげられなかったビスケットを他の犬にあげられれば。

 

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それをきっかけにして触れることもできる。

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出会いから16話、ついに、梨子はしいたけに触れることができました。

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いくつもの想いがつながって見えない力になっていく、想いの連鎖が呼んだであろう一歩に感動しつつ、ラブライブ!サンシャイン‼︎2期第5話「犬を拾う。」これにて終幕です。

 

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エンディングのあのシーンは梨子

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かと思いきや、よしりこ!

 

○まとめ

今回は善子と梨子が話のメインでした。

 

起こる出来事は偶然か必然か、不思議な力や人の想いで未来は変わるのか。

それは私たちには答えの出せない問いかもしれません。しかし、神や不思議な力を信じることもまた、私たちの想いの一つなのです。

 

3話で「ラブライブ!サンシャイン‼︎での『奇跡』は人の想いがあってはじめて起きるものだ」と書いてから少しですが、人の行動や想いと未来について考えていました。

バタフライエフェクトっぽい話になるのですが、私たちが「運」と呼んでいるものは辿っていくと起こるべき因果関係がどこかにあるんですよね。物理的にも精神的にも。

もちろんそれらの中には自分ではコントロールできない部分もあって、それはもう「運」と呼んでしまうしかないものなのですが、それすらも誰かの行動や意思によって左右されている。

 

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

 

— 『確率の解析的理論』(ラプラス・1812)

 

なとどと言う言葉が200年前からあるくらい、実は運や偶然というのは「無い」んですよね。

すべてを把握してコントロールできない以上は不確定なものがあるのもまた事実ですが。

 

あまりここについて語ると果てしなくなりそうだし、厳密には今回のテーマとずれているので方向修正します。

 

今回はそんな運や偶然の受け取り方の話でした。

梨子がしいたけに触れるようになったのは「ノクターン」に会った偶然のおかげ、というのも一つの見方です。

でも、梨子が犬を引き取ると決めたこと、善子が梨子に世話を頼んだこと、善子が雨の中車に乗らずに帰ったこと、他にもいくつもの意思決定と行動がこの偶然につながったのです。

梨子の言ったようにすべてはつながっているという見方をすることもできる。

3話で千歌が言った奇跡の話にも通じてくる話ではないかと思います。

 

リトルデーモン視点からは…総合的にはプラス評価というところでしょう。

一応は善子の個人回ということで掘り下げはあるのかな?梨子のこともあるしどうかな?と思っていたところ、

なんと、一番触れてほしいゾーンに触れてきました。善子の堕天使設定を不運への対抗手段と明言してくれたというだけでも満足できる個人回でした。

 

ただ、やはり色々とひっかかったのは避けては通れない。

特に梨子が犬を引き受けるまでの展開はもう少し上手いやりかたがあったのではないかなと思います。

嫌がってる梨子に犬をけしかける、犬が嫌いなの相手になかば無理やりに犬を押し付ける、

こういうのは善子なのかなと、ちょっと疑問でした。

周りに合わせて自分の支えである堕天使ヨハネを捨てようとする、堕天使に合わせてくれた千歌たちがかえってうまくいかなくなってしまったことに責任を感じる、地区予選控え室で「ありがとう」をルビィと花丸に言う、

一見、我が道を行くようで周りに気を遣っているのが善子じゃないかなと思います。

 

でも、あの上土神社シーン周辺での善子はそういう気遣いみたいなのがなかったんですよね。

自分の家は無理だから預かってという主張を当然のように犬嫌いの梨子に言う、しかも善子ではなく堕天使ヨハネのあのテンションなので真剣さが伝わってこない。

・梨子が嫌がるようなことを進んでさせない

・犬を預かってもらうのを堕天使モードではなく素の善子として頼む

・梨子にしか頼めない理由をはっきりさせる

これをするだけでまだ良くなったはずです。

 

善子が頼むのではなく、善子を見かねた梨子が自分から預かると言い出す。善子はそれに驚く。

という展開もあったのかなと。

 

そして梨子について、

「犬嫌いを克服してほしい」「他の学年とも絡んでほしい」の両方をやってもらえてよかったです。

なにより、1期からの梨子の犬嫌いがネタではなくて成長エピソードの一部になったのが大きい。

ネタだ、やり過ぎだ、いじめ一歩手前だと不満爆発だった梨子が犬を嫌がるシーンをこれからは「こんな時期もあったな」と懐かしく見守ることができます。今まで避けてきたぶん、これからは存分にしいたけと仲良くしてほしいです。

 

次回は第6話「Aqours WAVE」

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なんだかシリアスな雰囲気が。

 

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出典:U-NEXT
となっています。