【アニメ前考察】津島善子 †堕天使ヨハネは厨二病か否か†

ラブライブ!は媒体ごとに設定に違いがあるのですが、まだ情報が少ないため、各媒体の情報を合わせて書いています
※この記事はアニメ開始前に予想を出しておく意図のものです。したがってアニメになったら外れている部分があることかと思います

まずは1人目としてヨハネこと津島善子について。タイトルもそれっぽくしました。

千歌からじゃないのかというツッコミはあるかもしれないですが、アニメ開始までに9人全員を書けるかが怪しいので書きたい子から書いていきます。
「書きたい子から」というのでわかるようにAqoursでの推しはこの子です。
公式サイトのキャラ紹介を見れば大抵の情報は載ってるわけですが、ちょっと紹介しますと、

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公式サイトにて公開中のTwitterアイコン

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1年生で自らを「堕天使ヨハネ」と名乗り、自らのファンを「リトルデーモン」と称する、いわゆる厨二病キャラ。極度の不運の持ち主で、しばしばトラブルに見舞われては、「自分は神様に妬まれている薄幸の美少女だわ」と言うなど、ところどころ痛くて残念な感じになっているが、公式設定では「気が利いて、頭がいい」

というわけで、この津島善子についてなのですが、タイトルにあるように、「この子は厨二病キャラなのか?」を中心に書いていきます。

結論からいうと、この津島善子というキャラは言動は厨二病ですが、単に厨二病キャラとして片付けるのは早計ではないか、実はもっと別の性質のキャラではないかと思っています。

キーポイントは善子が類い稀なる不運の持ち主でありながらそのことに引け目を感じていない点です。

例えば、自分がなんらかの不運に見舞われた時のことを考えてみて下さい。多少なりとも嫌な気分になることでしょう。それが続けば気分も落ち込んでいくことでしょう。不運続きなのを誰かのせいにしてしまうこともあるかもしれません。これは自分にしろ周りにしろ、なんらかのマイナスを与えることになります。

しかし、この津島善子という子は自分に起こるトラブルに対して、落ち込むでも誰かのせいにするでもなく、「自分があまりにもすごいから神様が嫉妬してるのね」というプラスの方向でのものの見方をしているのです。
中国の故事で『塞翁が馬』というのがありまして、学校の授業でやった方もいるかもしれないですが、ある老人が不運(飼っていた馬が逃げた)に見舞われて周りの人が老人のことを気遣う、そうしたら老人は「これは幸運なのかもしれない」と言う、しばらくしたら不運が幸運(その馬が良い馬を連れて戻ってきた)につながった、という話です。 
この話自体はそのあと幸運→不運→幸運と移り変わって人の幸不幸は予想できないものだという結論になるのですが、津島善子というキャラを見たときにこの話の老人のような一風変わったものの見方をする子だなと感じたわけです。

善子の場合はそこまでちゃんとした根拠とかはなくて、むしろ堕天使やら悪魔やらが都合よく登場する破綻した論理なわけで、そういうのを厨二病というなら紛れもなく津島善子は厨二病キャラなわけですが、善子にとっての厨二病「自分は運が悪いけど、それって悪いことじゃないんだ」というのを主張するための武器みたいなものなんだと思います。
津島善子役のあいきゃんこと小林愛香さんが善子を「ポジティブ」と評したことがありましたが、「マイナスを無理やりにでもプラスに変えるポジティブさ」というのが津島善子の根本ではないかと。
厨二病ではない方向で発揮されれば「あいつハート強いな」って言われるタイプですね。ただ何というか運という超常の分野でのマイナスに対抗するには厨二病くらいしかなくて結果残念になってしまったという。

そういえば善子ってよくμ'sの矢澤にこと対比されますが、にこも苦労続きだったのを「アイドル」という言葉を支えに乗り切ってるハート強いタイプですね。アニメでのにこみたいに、メンバーがくじけそうな時にちょっとぶっきらぼうながらも励ましの言葉をかける、みたいなシーンがあったらいいなと思います。
あとは「堕天使ヨハネ」になった経緯をメイン回でやってほしいですね。その場合、この記事の内容が全否定される可能性もありますが…。