【サンシャイン‼︎曲感想】第6話挿入歌『夢で夜空を照らしたい』
第6話挿入歌「夢で夜空を照らしたい」涙腺へのダイレクトアタックでした。
・曲までの展開
挿入歌ということで本編からの導入です。
廃校阻止のために内浦の魅力を伝えるPVをなんとか作った千歌たちでしたが、そのPVは理事長(鞠莉)に散々な評価をされてしまい、そればかりか魅力をわかっていないとまで言われてしまった。
その翌朝、
海開きの準備で海岸清掃に集まった人たちを見た梨子の「これが魅力なのではないか」という言葉をヒントに作るべきPVが見えた千歌。
「あの、皆さん!」
「私たち、浦の星女学院でスクールアイドルをやっているAqoursです!」
ここでイントロが流れはじめ、
「私たちは学校を残すために、
ここに生徒をたくさん集めるために
皆さんに協力してほしいことがあります!」
屋上でのダンスシーンが挿入されます。
内浦の景色を一望できる屋上。
今回のPVにこれほど適した場所はないでしょう。
「みんなの気持ちを形にするために!」
ということで、
第6話挿入歌「夢で夜空を照らしたい」が始まります。
・まずは
ラブライブ!初の1・2年曲です。
ちなみに、6人曲はμ'sの方に1・3年曲のLove wing bellがあります。
©2013 プロジェクトラブライブ!
出典:U-NEXT
・衣装
妖精というか、「はごろものイメージだよ」ですね。
この言い方が通じない方もいると思うのでストレートに書くなら
©2013 プロジェクトラブライブ!
出典:U-NEXT
ユメノトビラっぽいです。どちらも屋上で踊ってるから余計にそう感じます。
ですが、違うところも。
①色あい
ユメノトビラは白や青を基調とした色合い。無垢で清純な天女をイメージしています。
こちらは赤・青・ 紫の3色。色の持つイメージというよりは、この後の演出の関係ですかね。
曲名や歌詞からしても、この曲がイメージしてるのは夜空を無数のオレンジ色の光が埋めつくす光景です。
逆に言えばそれ以前の黄色要素は排除したい。
となると、衣装に黄色はあまり使いたくない。
オレンジの光に対しては黒や白の衣装というのもありなのですが、黒は「照らしたい」というフレーズやこの曲の最後のシーンが夜明けであることに合わない。
白い衣装をオレンジの光で照らすのは、
©2013 プロジェクトラブライブ!
出典:U-NEXT
偉大な先人がいます。
そうなると、赤・青で作れる色ということになります。消去法で書きましたが、紫というのは黄色の補色なので衣装が紫寄りになることで画面が映える効果もあります。
②リボン
この衣装には大きなリボンが2つあります。
まずは、胸部のリボン
そして、後頭部のリボン
髪型の都合で善子はシニヨン部
ルビィはツインテールの両方になってます。
これによって見た目がぐっと幼くなっています(ルビィはいつも通りですが)
・ライブシーン
まずは、1年の個別のアップと海岸清掃での協力要請シーンが交互に
ルビィのアップ。がんばルビィ⌒°( ・ω・)°⌒
1年生組、メンバーからすると千歌の行動は完全に見切り発車ですがもう慣れたものです。
花丸アップ。手招きの方にしようか迷いましたがこっちで。
3年生組、というよりは生徒会長のダイヤと理事長の鞠莉にまとめて話をしに行った。ついでに果南もという感じでしょうか。
まさか、この3人が後々メンバーになるとは思ってないはずなので。
善子アップ。ヨーシコー。
2年生組。曜と梨子を後回しにするのが千歌らしい。
1年生組の集合シーン
ここの歌詞ですが、
気持ちだけ?他に何もない?
違うんだよこっちきて 心の目で見たら
誰の胸にも願いがある
大切なこの場所で感じてみよう
千歌たちの浦の星女学院を愛する気持ち、海岸清掃に集まった人たちの内浦を愛する気持ち、
それらは自分のいる場所を愛する気持ちですが、「気持ちはあってもアピールできるものは何も無い」それが最初のPVを作った時の6人の共通認識でした。
だから頑張って魅力を探そうとしたわけですが、「誰の胸にも願いがある」廃校を阻止したい、自分の住む土地が良いところになってほしい、それ以外の願いもあるかもしれません。願いは人の数だけあります。
それでも共通した願いがあることが魅力だった。
ここからは2年生組です。
千歌アップ。これが16歳(誕生日はまだだと思うので)とは思えない。
スカイランタンをかぶって遊ぶ16歳。
制服を着ていると高校生っぽいです。
きれいなジャンプ
跳ぶことに定評のあるしゅかしゅーだけにライブで再現してくれるでしょう。
曜アップ。そういえば色が千歌とお揃い。
梨子のアップがCGですが、
直後のこれとの整合性をとってでしょうか?
2年生組集合です。
準備の様子が出てきます。
スカイランタンの準備。1000個です。
善子は寝てます。
モブどもも協力してくれました。
ここで気になる歌詞
明日への道が多分わかるんだ
それは階段? それとも扉?
階段は一歩一歩進んだ先に新しい世界が見えるもの、
扉は開いた途端に新しい世界が見えるもの、
花丸ルビィが作ったゲートを
善子が突破して
決めポーズ
夢の形は色々あるんだろう
明日への道は一歩一歩昇る階段なのか、なにかの拍子に開ける扉なのか
どちらかはわからない。願いや夢はひとりひとり違うので。
学外からの協力もありました。
このシーンでは高海家だけですが、多分他にもスカイランタンを届けに来た人がいたはず。
そしてつながれ みんなつながれ
色々な願いがありますが、共通した願いでつながろう。
そして、つながったのが
夜空を照らしにいこう
このPVの目玉、
Aqoursの形に並んだスカイランタンが空へ飛んでいきます。
夜明けの空にスカイランタンの飛んでいく幻想的な風景をバックに踊る6人
完全な夜ではなく、夜明けにしたのはスカイランタン=ひとりひとりの夢が飛んでいく瞬間に明日が見えるということでしょう。
ここの歌詞、
消えないのは今まで自分を育てた景色
年を重ねた人、育った土地を離れて暮らす人にはこの言葉が響くかと思います。
スカイランタンを見守る人々。3年生組はまだ見守る側です。
消さないようにここから始まろう
次は飛び出そう
曲終了後の千歌の言葉「この場所から始めよう」です。
それは階段なのか?
それとも扉か?
階段派と扉派でポーズが違います。
確かめたい夢に出会えて
よかったねって呟いたよ
廃校と聞いてはしゃいでいた千歌ですが、
ここではひとりひとりの夢に対して呟いています。
協力してくれた人たちの見守る中、スカイランタンは遥か彼方へと飛んで行き、
PV撮影は成功しました。
歌詞の解釈は私の中でのものなので違う見方をした人もいるかもしれません。私も書きながら何回も解釈が揺れました。
特に、「願い」や「夢」が何を指しているのかについてはまだ揺れています。
内浦の魅力を伝えて浦の星の廃校を阻止するPVの曲であることや海岸清掃に集まった人を見たことがきっかけである事を考えれば、
・浦の星女学院の存続
・地域をよりよくしたい
なのですが、聴けば聴くほどこの曲はもっと大きな夢や願いを応援している気がしてきました。
例えば、内浦が嫌いで早く出たい、都会に行きたいと思っている人がいたとして、この曲は「出て行くな!」という曲ではない。出て行ってもいいけど育った土地を忘れないでほしいという曲です。
ただ、あまり大きなものにすると焦点がぼやけそうなのでその土地に生きる人のひとりひとりの思いというくらいに留めておきました。
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となっています。