【考察記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第12話「はばたきのとき」
ラブライブ!サンシャイン‼︎第12話「はばたきのとき」考察記事です。
これはすでに視聴済みであることを前提に、その話で気になったことを妄想をまじえながら、書いていくという記事です。
感想については別記事で用意してますのでライトな記事をご所望であればそちらへ
【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第12話「はばたきのとき」 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室
・曜に起こった変化
12話では曜の心境の変化ととれるシーンがありました。
まずは「9人で全員揃ってラブライブ!に」発言です。
11話にて曜はその胸の内を少しだけ明かしました。
曜は千歌と一緒に何かに一生懸命になりたかったのが加入の理由であり、千歌が自分以外と仲良くなるにつれて、千歌は自分と一緒にいたくないのかもしれないと思うようになっていました。
曜にとってはAqoursは千歌と一緒にいるための場所であり、曜自身の性質から他のメンバーと仲良くなることはあっても、まずは千歌ありきであり、曜にとってのスクールアイドルのやりがいは「千歌」だったのです。
裏を返せば、曜はスクールアイドルがやりたいわけではなかった。もちろん、曜の性格からしてスクールアイドルにも手は抜いていないはずですが、「ラブライブ!に優勝する」ことも「廃校を阻止する」ことも「スクールアイドルとして輝く」ことも千歌が目指すから曜も目指していたのです。
曜にとってはスクールアイドルは目的ではなくて千歌と一緒にいるための手段だったわけです。そんな曜が「9人全員」で「ラブライブ!に出る」ことを望むというのは一つの変化でしょう。
さらに、今回はもう一つ曜の変化を表していると思われるシーンがありました。
ここです。新しい円陣のアイディアを提案するのに「みんなで繋いで」と言っていたのはもちろん、ここのセリフ「ゼロから〜」を表すのに指を閉じていないのです。
閉じた円であるゼロをわざわざこのような形で表す。
多少こじつけかもしれないのですが、曜の中では指が二つでは閉じられない関係が生まれつつあるのではないでしょうか。
とはいえ、これをもって曜の問題が解決したとは言えないでしょう。なぜなら曜の問題は「曜が器用に立ち回れるようで、千歌に対しては不器用である」こと、「曜の不器用さを千歌が知らないであろう」こと、さらに「曜自身は自分が器用に思われることを良しとしない」ことであり、これらは何ひとつ解決していないのです。
・羽根について
今回の注目シーンといえば
千歌が羽根を受け取ったシーンでしょう。
このシーンをμ'sからのバトンとすると千歌は真の意味でμ'sの後継者になったと言えます。
私自身この解釈は好きです。
ただ、この解釈をするときに一つ気がかりなのが、
©2013 プロジェクトラブライブ!
出典:U-NEXT
そのμ'sもまた羽根を受け取っているわけで、μ'sの受け取った羽根は何なのか?
ということです。
μ'sもまた先人から羽根を受け取っている、と説明もつきますし、誤解のないように書きますと、私は千歌はμ'sから羽根を受け取ったという解釈を否定したいわけではありません。
というか、私自身1話の羽根が出たシーンで「μ'sからの〜」と書いています。
ただ、今回の話を踏まえると羽根をμ'sからのバトンとしても良いものかどうかとも思います。
μ'sは「気持ちがつながっていればそれでいい」と後世に何も残さなかったことがわかりました。
μ'sに縛られずに自分たちの道は自分たちで決めてほしいというのがμ'sの意思ならば、そのμ's自身が羽根を落とすという形で後世に影響を与えようとするだろうか。
もしかしたらμ'sが受け取った羽根と千歌が受け取った羽根は同じものなのではないかと考えて以下の説を書きます。
・μ'sと千歌の羽根は同じもの
羽根はμ'sからのバトン以外の解釈ができるのではないか。世のメジャーとなっている「羽根=μ'sからの贈り物」に一石を投じるべくこれを書きます。
例えば1話のこのシーン、
千歌も梨子も羽根に気づきませんでした。
ちなみにこの羽根は
千歌の周囲を回るかの動きをした後
梨子の音ノ木坂制服に着地しました。
1話の時点ではこれをμ'sからのバトンと考えましたが、
ここでμ'sからのバトンが不完全な形であれ梨子に渡されるという以外にも解釈があるのではないでしょうか。
「羽根は輝きを放つものに引かれて現れ、自分の輝きに気づいたものはその羽根を手に取ることができる。羽根の登場は輝きの発現を、羽根の入手は輝きの自覚を表す。」これが私のもう一つの羽根の解釈です。
μ'sの方でもそれは適用されていたのではないでしょうか。
すでに1期で自らの問題と向き合ったメンバーもいましたが、2期になって問題と向き合ったにこや凛や希は個人回で自らの輝きに気づいたのです。
(ただし、2期で個人回がなかったメンバーについてはなぜその話で羽根を受け取ったのかが上手く説明できないのも事実です。ハロウィン回は真姫よりことりの方が…などなどもっと良い順番もありました)
サンシャイン!1話では千歌と梨子のどちらか、もしくは両方が輝きを放ったために羽根が現れたが、まだ自分の輝きに気づいていなかった二人はμ'sが取れた羽根を取れないばかりか、気付くことすらできなかった。
羽根は千歌に近づこうとするが近づけず、あの場でもっとも羽根を引き寄せる梨子の音ノ木坂の制服に落ちた。
こういうことではないでしょうか。
なぜ、音ノ木坂制服に落ちたのかは次で書きます。
・千歌と梨子の輝き
千歌と梨子があの場面で輝きを放ったと書きましたが、そもそも千歌と梨子の輝きは何なのでしょうか。
輝きは一人一人ちがうのだと思います。
千歌にとっては「自分に胸を張ること」が輝く条件ではないかと思います。
1話では自分に胸を張るどころか「普通」という低評価を当たり前のように自分に対してしていました。
しかし、あの一瞬に限れば「私も輝きたい!」と言い切ったのです。μ'sのいる場所に自分も行けるかもしれないと思ったのです。
一方、梨子の輝きは「過去と今と未来を結ぶこと」なのだと思います。
ピアノの才能を評価され、自作の曲を披露するほどであったが、ピアノを弾けなくなった過去の梨子
浦ノ星で千歌と出会い、Aqoursの一員としてスクールアイドルをする現在の梨子
ピアノを弾けるようになったことでピアニストとして活躍するであろう未来の梨子
これらはまだつながっていない、というより梨子の中では過去の自分と今の自分が対極にあるのではないかと思います。だからスクールアイドル(現在)とピアノ(過去)がどちらか片方だけのものになっていました。
1話のあのシーンでは梨子が音ノ木坂から転校してきたことを千歌に言ったことでわずかではあるけれど過去の梨子と現在の梨子に接点ができたのだと思います。
しかし、千歌にしても梨子にしても輝きは瞬間的なものであり羽根は認識されなかった。
そして落ちた先は梨子の音ノ木坂制服。
それは過去の梨子と今の梨子をつなぐものであり、梨子の輝きのためには欠かせないアイテムでした。
・他のメンバーの輝き
今後、他のメンバーにも羽根が舞い降りる機会があると仮定して、その時にどんな輝きを放っているか。
ちょっと予想してみます。
◯曜
不器用な自分を素直に見せ、それでも受け入れられることを知る。
◯ダイヤ
ルビィや生徒会のやるべきことまで引き受けてしまう、責任感からの解放。誰かに頼ることができるようになる。
◯ルビィ
黒澤家の娘としての責任を姉に押し付けている現状に気づき、姉を助けられる自分を目指す。
◯花丸
スクールアイドルを通じて「無理して合わせても辛いだけ」と閉じこもっていた自分の世界から抜け出す。
◯善子
堕天使ヨハネを生み出した原因(作中では明かされていない)を堕天使ヨハネを好きなまま善子自身が乗り越える。
◯鞠莉
浦ノ星に戻るために放り出した留学問題の決着、この先どうするかに答えを出す。
◯果南
小原家である鞠莉はこのまま一生内浦にいるべきなのか。鞠莉が内浦に戻ってきた一番の理由である果南が鞠莉とともに決める。
・振り向くのがワンテンポ遅れる鞠莉
鞠莉は
こんな感じで毎回振り向くのがワンテンポ遅いんですよね。特に視界の外でなにかあった時に。
もしかして耳が…というのはさすがに考えすぎですね。
・「輝きたい」と「ゼロをイチにしたい」へ
千歌の目指すものは今まで「輝きたい」でしたが、「ゼロをイチにしたい」が追加されました。
「輝きたい」は千歌個人がどうなりたいか、「ゼロをイチにしたい」はAqoursをどうしたいかであり、2期では千歌個人の目標とAqoursの目標の2つで話を展開していくのでしょう。
・SaintSnowの考え方
μ'sと自分たちの違いを探すAqoursに対して、同じところまで行かなければ違いはわからないだから今は上を目指すと言ったSaintSnow。
ストーリーの進行上、Aqoursの方がラブライブ!サンシャイン‼︎における正解のようになってしまいますが、SaintSnowの考え方も一つの正解だとおもいます。
SaintSnowはA-RISEに憧れてスクールアイドルを始めているので実力をつけることが憧れに近づく第一歩なのです。
A-RISEはμ'sに負けはしましたが、μ'sの活動期間を通じて王者であり続けました。というより、μ'sの勝利は、
・希の要望を聞いた時にたまたま雪が降ってきたことで歌詞が決まり新曲を短期間で作成できた
・その曲が雪をモチーフにしたものであり、たまたま地区予選の日に雪が降っていた
というものであり、言ってみれば僅差をラッキーパンチで埋めたようなもので、既存曲を晴れた日に行えばA-RISEが勝っていた可能性は充分にあるわけです。
μ'sは普通の高校生(ということにしておきます)が全力で輝こうとするのに対して、A-RISEはエリートが集まる学校のそのまたさらにエリートの集団です。
そんなA-RISEに憧れるSaintSnowもまた「エリート」を目指すのは無理もない話で、
目指すべき場所ややるべきことを模索して立ち止まる時間があるのならその時間でとりあえずでも進むほうが現実的であり、
高みにいるものの景色は低いところからあれこれ語るよりも同じ高さに登ったほうがわかるのも事実であり、
想いや運命の力で夢を背負って輝いたμ's寄りのAqoursとは方向性が違うのもまた必然で、一概にSaintSnowは間違いとはいえないのです。
ただ、幾つかの誤解というか、思い込みであらぬ方向に進んでいるのは事実であり、そこをどう方向転換するかですね。
A-RISEだってただ勝ちたかったわけではないのです。歌うのが好きで、お客さんを楽しませてもっと大きな世界に羽ばたきたくて、そのために強くあろうとしたのがA-RISEだったはずです。
・剥がされたポスター
「μ'sを追うのではなく、μ'sのように走る」ことを決めた千歌はμ'sのポスターを剥がしました。千歌の部屋が出るたびにしつこいくらい出てきたμ'sのポスターは剥がされることで最大の役目を果たしました。
今まで悩みがあると見上げてきたμ'sのポスターはμ'sよりも下に自分たちがいるというイメージの象徴であり、μ'sを追い続ける千歌にとっては目の見えるところにμ'sがいることが走り続けるための力となっていました。
だから、ポスターがある限り千歌はμ'sを追ってしまうのだと思います。μ'sを追わないと決めたからには今まで支えてくれたポスターが逆に邪魔になってしまう。
どことなく、スクールアイドルにおけるμ'sの立ち位置に似ています。「存在することでスクールアイドルの成長を邪魔してしまうなら」と自らの活動を終わりにしたことで最後にして最大の役割を果たしたμ's、「決意が鈍ってしまうから」と剥がされたことで千歌の決意をより強くしたポスター。
さて、μ'sポスターですが、2期のラストあたりにもう一回くらい出番があるのではないかなと思います。あくまでも予感がする程度ですが。
・μ'sを受け継いだ千歌とAqours
上の方で羽根に関してμ'sからのバトンではないかもしれないと書きましたが、千歌がμ'sの思いを受け継いだのは確かだと思います。
劇場版でのμ'sの答えは後に託すことでした。μ'sやA-RISEという一部ではなく、スクールアイドルみんなが凄いのだ。スクールアイドルは限られた時間を互いに手を取り合って全力で駆け抜ける。その姿そのものに価値があるのだ。
だから、μ'sやA-RISEに頼らなくても一つ一つのグループがスクールアイドルという存在を支えることができる。
それが穂乃果をはじめとするμ'sが出した答えであり、評価されたμ'sがμ'sの理想とするスクールアイドルの姿を歪めないために音ノ木坂に何も残さなかった。
Aqoursは何かと比べるでもなく、ただ全力で手を取り合って駆け抜ければいい。AqoursはAqoursの景色を探せばいい。
千歌はμ'sのコピーでないAqoursの姿にたどり着きました。
アニメ前の一人一人についての記事で千歌は憧れの先に行けるのかと書きましたが、
【アニメ前考察】高海千歌 〜憧れの先にあるものは?〜 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室
立派に憧れの先に行ってしまいました。1期でここまでやるということは2期では千歌の「普通」コンプレックスが焦点となるのでしょうか。
・最終話どうなるのか
12話で綺麗にまとまっているのでここで何をするか、2期にどうつなげるか。ここまで来てこれといった予想ができない。
2期で取り組むべき大きな問題が出て、私たちのラブライブ!はこれからだ!→新曲!
くらいが妥当でしょうか。
廃校問題がいきなり解決!とかはしてほしくないです。
では、最終話まであと…6時間。
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となっています。
【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第12話「はばたきのとき」
時間がかかってるのは毎度のことなのですが、気付けば明後日が最終回なんですよね。考察まで書くと多分当日になる気が…。
では、第12話の感想はじめていきます。
前回のラブライブ!サンシャイン‼︎
ついに善子が担当です。全文掲載します。
予備予選を前に 梨子の代わりに千歌と闇の契約を結んだ曜
千歌との間に漆黒の鼓動を打つ悩みを抱えていた
「私と二人は嫌だったのかな、って。」
そして、ある夜(ナハト)
「合わせるんじゃなく、一から作り直したほうがいい!」
「私…バカだ…バカ曜だ。」
こうして、遂に神々の黄昏、ラブライブ!に堕天したのです!
うん、善子だな。
今回のアバンですが、
予備予選の結果発表待ちのようです。
落ち着かなくてちょっと走ってくる果南。
9話までの扱いのせいか、果南にちょっとしたエピソードが用意されているだけで新鮮です。
また食べている花丸。
食べないと落ち着かないようです。それはそれで心配になります。
そして…
リトルデーモンの皆さん
この堕天使ヨハネに魔力を…霊力を!
すべての…力を!
今週も善子は元気です。
また干物のトラックです。
予選の結果が発表になりました。
イーズーエクスプレス、グ…
予選落ち確定…
アで始まるだけに開幕でわかってしまうのが悲しいです。
かと思いきやエントリー番号順だったようです。
曜のミスかのような扱いですが…
後ろで「アですわよ!」と連呼していたのはダイヤであったことを付け加えておきます。
予選通過グループ
イーズーエクスプレス、グリーンティーズ、ミーナーナ、
Aqours、海音おとめ
無事に予備予選通過です。
鞠莉のオーマイガー!
で、
オープニング
今回はやはりここでしょう。
さて、ここからが本編。
それぞれの持ち物は
曜は恋アクや7話で出たスノードーム
千歌は7話以降愛用の沼津夏祭りのうちわ
花丸はのっぽパン
ダイヤは今回の浦女購買部の扇子
鞠莉は携帯ですが、これはこの後のシーンと繋がります
善子は何も持っていないですが脇を露出!
予選突破のお祝いに果南が獲れたての魚を持ってきました。
※ちなみに、プロフィールによると曜の嫌いな食べ物は刺身です。
花丸は刺身があるのにまだのっぽパン食べてます。ここまでくるとただの食いしん坊を超えています。
大慌てでやってきたルビィ、
『想いよひとつになれ』の再生回数が15万を超えたようです。
『夢で夜空を照らしたい』の再生回数が5万だったので1〜2ヶ月でかなりの人気が出たことに。
コメントの「ダークホース」に反応した善子。ただ、暗黒面は「ダークサイド」です。
後ろの曜が…刺身を食べるでもなく箸でつまんでいます。
この直後
「良かった今度はゼロじゃなくて。」
やはり刺身がいけなかったのでしょうか。
梨子からの電話がかかってきました。
予選突破は梨子の耳にも入ったようです。
梨子もピアノコンクールで良い成績を修めたようなので、ここ数話の試みは成功だったと言えるでしょう。
それをきいて、次は9人でラブライブ!に出ようと言い出したのが曜。
前回のを経て、千歌と一緒に頑張る以外の理由を見つけたようです。
梨子も「次は9人で」と返し、
前回の事情を知ってか知らずか一同嬉しそうです。善子の笑顔も私には見えます。
ダイヤは浦女扇子(購買部にて完全受注生産)をここぞとばかりにアピールです。
学校説明会も期待できそうと、ここで学校説明会についての話題に。
鞠莉によると学校説明会を9月に行うことにしたらしいです。
「行うことにした」という言い方が鞠莉の持つ権力を感じさせます。
ここまでのAqoursの人気からすると学校説明会の参加人数も期待できると思いきや…
ZERO(良発音)!
ゼロだったんだよ!悔しいじゃん!
※これは12話のシーンではありません。
今回もゼロ、サンシャイン‼︎はゼロがあと何回出るのでしょうか。
果南のダイビングショップにて、
またゼロかー
「また」というのが妙に哀愁ただようセリフです。
8話のように無理してポジティブにならないのは一つの成長と言えましょう。
予備予選が終わった帰りは
果南がサインを要求されたり、
曜がヨーソロー2ショット写メを要求されたり、
ルビィがファンに追い回されたり、
ダイヤがルビィファンから認知されていなかったり、
といった感じに大人気だったようです。
ダイヤのは完全に蛇足ですが。
あと、果南がサインをしているのを見る善子の表情が良かったので貼ります。
このまま生徒が増えなかったらと心配する千歌。前髪が上がると別人のようです。
曜からμ'sは今の時期には廃校を阻止していたと聞いて驚きます。
そうですね。確かに廃校は阻止していました。
穂乃果たちの意図せぬタイミングで、
ことりの留学という水面下で進行していた問題の発露とともに。
そして、廃校阻止のためにスクールアイドルを続ける必要が無くなったばかりか、
スクールアイドルに夢中になってことりの異変に気付けなかった穂乃果は、
スクールアイドルを続ける目的を見失いました。
このあたりはμ'sの1期11話〜13話で。
(上5点の画像に関しては
©2013 プロジェクトラブライブ!
出典:U-NEXT)
サンシャイン‼︎に戻ります。
果南は内浦でスクールアイドルをやるのは大変なことなのだと…
なぜ脱いだ!?
ウエットスーツに押し込められた果南ぱいが解放される躍動感、もはや話の流れなど二の次になりつつあります。
ここに鞠莉がいたら、
こうなっていたのでしょうが、
当の鞠莉は真面目に仕事をしてました。
一念発起した千歌はかき氷を一気食いして
こうなりました。
部屋で千歌はμ'sとAqoursのどこが違うかを考えます。
μ'sのポスター、千歌は悩む時にμ'sのポスターを見るのが癖になっています。
普通の人たちが輝いている姿に魅せられ、「普通」の自分も同じようにできるのではないかと思って始めたスクールアイドルでしたが、
μ'sが学校を救った時期に、Aqoursは学校説明会の希望者すら集められていない。
μ'sとAqoursの間には明確な差ができていた。
それはリーダーの差なのか。
と、その時、
3話以来お世話になりっぱなし、我らがみとねーの登場です。
みとねーを華麗にスルーし、
千歌はある場所に行くことを決意。
今回のみとねーノルマ達成
千歌が行こうとする場所、それはTOKYO
μ'sの過ごした地でμ'sとAqoursの違いを探すべくメンバーに招集をかけます。
曜ちゃん、うちっちーの生首!
後ろにはいつぞやの千歌ちゃん写真コレクションがあります。
眼鏡ではないのが残念ではあります。
黒澤姉妹、今夜もお揃いです。
鞠莉、10話のあの髪型ではなかったか。
ちなみに、これです。
花丸!携帯電話もってたのか!
花丸がガラケーを使う…未来ずら!
果南、一瞬履いてないように見えました。
善子、またあの魔都に降り立ちます。
梨子はすでに東京にいるので帰るのを遅らせればいいのですが、
TOKYOでの戦利品が…
そういえば全員に一斉に話してますが、これはガラケー勢がいるので、電話会社のグループ通話サービスとかでしょうか。
μ'sもやってました。
あと、
カベドン‼︎とカベクイ‼︎がまさかのコラボらしいです。あの2大雑誌が!
カベドン‼︎&カベクイ‼︎コラボがどれほどすごいことかはいつか語られるでしょう。
ここでアイキャッチ
さあ、TOKYOの地にAqoursが帰ってきました。しかも、今度は9人でです。
TOKYOの地に負けるな、飲まれるなと意気込むダイヤ
一番飲まれてるのはあなたです…
なにげなく千歌がダイヤにタメ口なのですが、まさか先輩禁止とかやってませんよね?
ルビィによると昔、TOKYOで迷子になったことがトラウシならぬトラウマになっているらしいです。
梨子も来るようですが、
色々と抜き差しならない状況、まさにいっぱいいっぱいというやつです。
これが物欲の代償。梨子はまたもTOKYOの魔物に負けました。
たくさんの「お土産」に興味津々の千歌に「お土産」の正体がばれそうになるも、
強引にこれを阻止。
そしてこの笑顔である。
TOKYOに来たのはいいがまずはどこへ行くか
千歌が言う、第一の目的地は
TOWERでもTREEでもHILLSでもなく、
神社!
ある人に話を聞きたくて、調べたところ会ってくれることになったそうです。
今回の目的はμ'sのすごさの理由を突き止めること、
ある人物は待ち合わせに神社を指定、
その人はμ'sの話を聞くのにうってつけ、
もうわかりますね。
ラブライブ!、神社、となればもはやあの人しかいません。
黒澤姉妹も興奮するその相手は
東じょ…
Saint Snow!!!
Σ(゚д゚lll)
わかっていました…_| ̄|○
のんたんが来ないってことくらい…
神社ってきいた時点ですでに7話の妙にアクロバティックな理亞が見えました。
私はSaintSnowも好きなので、
全然悲しくなんてない(T ^ T)
SaintSnowとともに来たのはこれまた懐かしいUTX高校のカフェスペース。
μ'sの方では2期3話『ユメノトビラ』のμ'sとA-RISEの対談や劇場版のA-RISEに協力を頼むシーンで出てきました。
Aqoursのことを評価しながら、それでも自分たちが勝つと言い切る聖良
A-RISEを見てスクールアイドルを始めたSaintSnowもまたμ'sやA-RISEの何がすごいのか、自分たちと何が違うのかを考えていました。
勝ってμ'sやA-RISEと同じ景色を見るしかないのではないか、それがSaintSnowの結論でした。
何が違うのかを知るためには違いを埋めて同じ高みまでいくしかない。埋めるべき違いを考えるよりもまずは埋めることをする。
答えを見つけたら高みにいけるのではない、高みに至った時に結果として答えが見つかる。
これも一つの答えだと思います。
しかし、千歌が目指すのは勝つことではない、勝ち負けよりも大事なことがある。
現に、負けたことでAqoursは大切なものを得ました。
千歌はSaintSnowに「勝ちたいのか」をたずねます。
SaintSnowにとっては勝ちたいのは当たり前なようでした。
しかし、千歌が聞きたかったのはもっと別の意味だったのでしょう。
聖良からの情報でラブライブ!決勝大会の発表へ行くことに。
UTX前にて発表が恒例となっているようで、今までのがらがらっぷりが嘘のように人が集まってます。
決勝会場はアキバドーム!
…7話で知ってました。
アキバドームでの決勝に圧倒されるメンバー
それを見た梨子は7話で行くのを拒否した音ノ木坂へ行くことを提案。
黒澤姉妹は思った通りの反応です。
7話ではまだ条件が整っていなかったということでしょう。 ゲーム的に言うなら恐らく、
・メンバーが9人揃っていること
・梨子がピアノ二ストとしての自信を取り戻していること
が条件だったのでしょう。
ついに来ました。
かつて伝説が生まれた地
μ'sが守った国立音ノ木坂学院
黒澤姉妹の興奮も高まってきています。
千歌は階段を一気に駆け上がりました。
そして、見えてきたのが音ノ木坂の校舎、
5年(予想)の時を経て、音ノ木坂は確かに残っていました。
音ノ木坂に新たなラブライブ!の9人がたどり着き、
μ'sとAqoursの物語がまた一つつながりました。
…ダイヤさん口閉じて!
感激に浸る9人でしたが、
音ノ木坂の生徒と思われる少女が現れました。
リボンの色からして3年です。
安定の丸善
少女は今の音ノ木坂について語ります。
μ'sはここに何も残していかなかった
自分たちのものも優勝の記念品も記録も
ものなんかなくても、心はつながっているから
「それでいいんだ」と
いきなりの幼女乱入です。
無謀でまっすぐなそんなまるで穂乃果のような幼女に9人が目を奪われ、
千歌はほんの少し答えを見つけたようです。
音ノ木坂に来たことで梨子は音ノ木坂への気持ちを再確認しました。浦ノ星(現在)も音ノ木坂(過去)も梨子にとっては大事なものになりました。
お辞儀をした千歌にメンバーが続いていき、
音ノ木坂にお礼です。
場面は帰りの電車へ。
またも善子の聖痕(スティグマ)天使。
結局、東京に行った意味はあったのか
久しぶりに真面目なダイヤです。
やはりかつてスクールアイドルとして活動していた3年生組、スクールアイドルについては真面目になります。
「結局、どこが違うかはわからなかった」と言う果南に鞠莉は果南がどうしたいのかをききます。
「学校は救いたいがSaintSnowのようには思えない。」それが果南の回答でした。
果南にはSaintSnowは1年の頃の自分のように思えていました。
鞠莉にとっての幸せを決めつけて、鞠莉に何も話さずに留学させてしまった果南
鞠莉はそんな果南に…
わかっています。わざとなんですよね。
果南ぱいを触りたかったわけではなく、果南が自分を責めているのを見たくなかった…んですよね?
いきなり叫んだりしないあたり果南のほうも慣れてますね。
一方、千歌は音ノ木坂で会った少女の言葉を思い出していました。
自分たちに関わるものは何も残さなかったμ's
しかし、気持ちは残していった。
「それでいいんだ」
少女の言葉に千歌は答えを見つけました。
電車が止まり、千歌はみんなで海を見ようと電車の外へ
「海を見る」ために降りた駅
そうしてたどり着いた海、そこは
このアングル、そう…
見覚えのある場所ですね。
奇しくもそこは、2期11話『わたしたちが決めたこと』でμ'sが自らの活動を「おしまいにする」ことを決めた場所でした。
千歌は自分の見つけた答えを話します。
μ'sと自分たちを比べてはダメなんだ。
μ'sも、ラブライブ!も、輝きも追いかけるものではない。
果南と梨子は千歌の言葉に共感します。
μ'sのすごいところは何もない場所を思いきり、
みんなの夢を叶えるため、
自由に、まっすぐに走ったこと。
だから飛べた
μ'sみたいに輝くことはμ'sの背中を追いかけることではなく、自由に走ることなのではないか。
全身全霊、何にもとらわれずに、
自分たちの気持ちに従って。
自由に
Run and run
自分たちで決めて自分たちの足で
千歌の言う「μ'sらしく自由に」に目を輝かす花丸とルビィ
曜も楽しそう
自由に走ったらばらばらになるのでは?
ここであえて乗りに行かないのが善子です。
どこに向かって走るのかを問う梨子。
千歌の向かいたい先、それは…
「私は…ゼロをイチにしたい!」
「あの時のままで、終わりたくない!」
「それが今、向かいたいところ」
「ゼロをイチにしたい」千歌の言葉がAqours全員の気持ちをまとめました。
そして、円陣、と思いきや、
曜から提案が。
円陣の時に手をこうして
みんなでそれをつないで
ゼロから
イチにするのはどうか。
これまでなら曜のハイスペックぶりにつっこんで終わりでしたが、これを提案するのは曜が「みんな」を意識し出したからと考えると感慨深いです。
曜の提案を採用して、
これがAqoursのあたらしい円陣
「ゼロからイチへ」
「今、全力で輝こう!」
「Aqours…」
「サーンシャイーーン‼︎」
Dear 穂乃果さん
私はμ'sが大好きです
普通の子が精一杯輝いていたμ'sを見て
どうしたらそうなれるのか
穂乃果さんみたいなリーダーになれるのか
ずっと考えてきました
やっとわかりました!
私でいいんですよね
仲間だけを見て、目の前の景色を見て
まっすぐに走る
それがμ'sなんですよね
それが、輝くことなんですよね
だから私は
私の景色を見つけます
あなたの背中ではなく
自分だけの景色を探して走ります
みんなと一緒に!
いつか…いつか!
μ'sが終わりを決意した場所で、
Aqoursはμ'sを追うことを終わりにし、
自分たちだけの輝きを探すことを決意しました。
12話かけてようやく本当のスタートラインに立った千歌のもとに、
羽根が舞い降りてきました。
1話で千歌のもとに現れながら受け取られることのなかった羽根が
千歌の手に取られました。
羽根を手に微笑む千歌。
もはや説明はいらないと思いますが、これは
μ'sの2期エンディング『どんなときもずっと』と同じ演出です。千歌はμ'sを追うのをやめたことでμ'sと同じステージに立ったのです。
自分の答えを見つけた千歌、
今まで何度も見上げてきたμ'sのポスターを剥がしました。
もう、μ'sを見上げて悩んだりしない。
もう、μ'sに答えを求めたりしない。
これからはμ'sがそうだったように自分たちの力で輝きを探していくのでしょう。
エンディング、今回は9人でのユニゾン。
さて、12話。
音ノ木坂にAqoursが来たシーンはまさに「つながった」という言葉がしっくりきました。
そこから繋がる例の海辺での終わりと始まりの決意はμ'sを大切にしつつもAqoursとして独り立ちするものでした。
μ'sの背中を追うのではなく、μ'sのように自分たちの輝きを探すというのが本当の意味でμ'sを受け継ぐということなのでしょう。
これは千歌たち9人の決意であると同時に、あんちゃんたち9人の決意でもあると思います。
次回、最終回『サンシャイン‼︎』
ついに、最終回です。まだやることが残っているのかという気もしますが、恐らくやるであろう2期に向けての 橋渡しをするのではないかと思います。CDの曲数からすると新曲があるので期待したいです。
この記事内の画像については、個別に表記していないものはすべて
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となっています。
【12話視聴前に】ラブライブ!サンシャイン‼︎12話を「ミュージックスタート!」に楽しむポイント
1期12話にしてここに踏み込むか、そんな話でした。
「はばたきのとき」というサブタイトル、観た後ならその意味がわかります。
以下テンプレ
その回のネタバレをなるべくしないように、最新回を見る際に押さえておきたいポイントを記事にしてみよう。という感じでやります。
押さえておきたいポイントということはそれに関することが起きるわけでネタバレになるかもしれないので、そこはご了承ください
以下ネタバレ防止スペース
「前回の曜さんについて、とある実験をしますわ。」
例えばここを
白黒にしますわ!
さらに、
白米…食べたい…
こうすると…
「花陽ちゃん!花陽ちゃんだよ!」
「普段の曜さんなら花陽さんとの判別もそれなりにできますが、表情や眼鏡で花陽さんっぽくなるシーンがあるのですわ!」
「これはいろいろはかどるね。」
では、今回の見どころは…
・前回のラブライブ!サンシャイン‼︎
二重の意味でやってくれました。
・作中ではもうすぐ9月
9月といえば夏休み明けです。μ'sの夏休み明けというと1期11話あたりです。物語が大きく動いた時期です。
・μ'sとはなんなのか、Aqoursはどうするのか
多分今回の話の9割はこれです。Aqoursはμ'sに憧れて始まったと言っても過言ではなく、Aqoursにとってμ'sはずっと先を歩いてきた先輩です。
しかし、Aqoursはμ'sではありません。はじまりはμ'sからでしたが、そこからAqoursはどうするのか。1期12話にしてAqoursはそこに挑みます。
・またあの地へ
μ'sとはなんなのか、それを知るためにはμ'sの活動していた場所に行くのが一番です。
そう、またあの場所に行くのです。
いざ、TOKYO!
・神田明神にはあの人が
μ'sはなぜあそこまでいけのか、Aqoursは何を目指すのか。
それらを考えるAqoursはある人物が神田明神にいることを知り、会いに行きます。
神田明神に関係するなつかしい人物、ということは…我々のよく知るあの人です。
(嘘は言ってない)
・また懐かしい場所が続々
前回のTOKYO行きではいけなかった場所にも行きます。梨子は現地にいるので今回は9人揃ってTOKYOを回ることになります。
そして、9人揃うまでは行けなかったであろう「あの場所」や「あの場所」にも行くことになります。
・梨子はなぜμ'sを知らなかったのか
一応、説明はつくのかなという情報が。
・事前にチェックしておくべき話
今回はμ'sがテーマということで1期・2期・劇場版のどの話をチェックしても今回の話につながるのですが、あえてここというのを出すなら、
まずは、1期11話「最高のライブ」〜1期12話「ともだち」前半です。夏休み明けのμ'sが何をやっていたか、何が起こったかをおさらいするとμ'sとAqoursの違いもわかるかと思います。
あとは2期11話「私たちが決めたこと」や2期13話「叶え!みんなの夢ーー」を意識した演出があったりするのでその辺りも。
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となっています。
【考察記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第11話「友情ヨーソロー」
嫉妬ファイア〜〜〜〜〜
ラブライブ!サンシャイン‼︎第11話「友情ヨーソロー」考察記事です。
これはすでに視聴済みであることを前提に、その話で気になったことを妄想をまじえながら、書いていくという記事です。
感想については別記事で用意してますのでライトな記事をご所望であればそちらへ
【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第11話「友情ヨーソロー」 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室
・梨子の親密度の偏り
梨子とメンバーの関係は圧倒的に千歌との関係が強く、同学年の曜がそれに続き、1・3年とはほぼ関わりがありません。
ここで善子と絡んだくらいでしょうか?
今回の電話の件からしても1年生とは結構な距離があります。
千歌はともかく、曜が多少なりとも他の学年と関わっていることを考えると、梨子は千歌と親密に、曜とはそれなりに仲良くなるが他のメンバーとはあまり関わらせないという意図がある気がします。
それが今後の展開にかかわるのでは?
・曜が鞠莉に語った内容について
感想記事で話の腰を折るからと後回しにした部分です。
①曜と千歌は同じ中学
前に学区からして違うはずと書いたのですが、同じ中学のようです。
善子と花丸のことからして、作中に学区の概念があるかと思いましたが、そうでもないのでしょうか。
さすがに中学まで近くに住んでて高校になって遠くに、というのもなさそうなので…。
②千歌が一緒にスクールアイドルをやりたいと言ってきた
言ってないです。
「曜ちゃんが水泳部じゃなければ誘ってた」とは言っているので、「誘わないけど一緒にスクールアイドルをやりたい気持ちはある」と解釈できなくはないですが、
「曜ちゃんは水泳部だからそっちに専念してほしい」という意味に捉える方が自然なのでは?
描写されてないけど言ってた〜とかでもない限りは、曜は千歌に「一緒にスクールアイドルをやりたい」とは言われていないです。
③メンバーも増えるにつれ「千歌は自分とふたりは嫌だったのかもしれない」と思うようになった
念のために書きますが、メンバーが増えるのは想定しているわけで、曜は最初からふたりだけでスクールアイドルをするつもりは無かったはずです。このセリフはむしろスクールアイドルを始める前のことを振り返って言っているのではないかと思います。
千歌と梨子の関係に自分は不要なのでは?という話の中に何気なく混ぜていますが、
曜にとってはスクールアイドルを始めるまでは千歌と「ふたり」だったわけですね。
千歌が曜以外と仲良くしていることはあっても、曜の中では千歌と自分は特別な関係だという実感があったので「ふたり」だった。
④要領のいいと思われている自分と一緒にいると千歌はやりにくかったのではないか
曜は千歌の「普通」コンプレックスに気づいているのかもしれないです。
やりにくかったというか、千歌の「普通」コンプレックスの一因は曜の要領のよさにあります。
曜にも不器用なところがあるのは今回ちゃんと出ましたし、曜は自分のできることをやっただけで誰かを蹴落とそうとしたわけでもないです。
それでも曜が要領のいい自分を周りに見せていたのは事実です。そして、そうやって周りから評価される自分に曜自身も疑問を抱いている。
「本当はすごくなんかないのにすごいと思われている」ことに悩む曜というのはこれまでの話を考える上でもキーポイントになるかと思います。
・梨子が曜に言ったこと
梨子が曜に千歌の想いを伝えて、曜が立ち直るきっかけになった。
とても良い話です。このまま良い話として終わらせたいところではありますが、やはり指摘せずにはいられないです。
梨子が伝えたのはとっさに梨子が考えた作り話だったのではないか?
千歌は曜を誘っていない、と書きましたが、それでも千歌はスクールアイドルをはじめてくれた曜に感謝はしていますし、一緒にやり遂げたいというのも嘘ではないかもしれません。
作り話だったとしても結果的には真実ということはあります。
ただ、千歌がそれを梨子に語ったということにして梨子から曜に語らせるという展開に何かある気がします。直後のシーンで千歌が直接言っても良かったのに梨子に言わせる。
直接言うよりも人伝いにした方が説得力が増すという効果もあるのでそれを狙ったのかもしれないです。
直接褒めるよりも、他の人づたいに「〜さんがこの前、あなたの事を褒めてわよ」とした方が効果的というやつですね。
しかし、もしかしたら、この伝言ゲームとも言えるやりとりこそが一種の罠なのではないかとも思います。
例えば、今後何らかの機会に
千歌「曜ちゃんは水泳部もあるから。私と無理してまでスクールアイドルしなくても。」
曜「え?…でも、千歌ちゃん、私とスクールアイドルやり遂げたいって…。」
千歌「ん?そんなこと言ったっけ?」
曜「だって…梨子ちゃんが…。」
梨子「……。」
という展開もありえます。
・曜が落ち込んでいる時の千歌と梨子
今回曜が落ち込んでいるその裏で千歌と梨子の間ではなんらかのやりとりがあったのではないでしょうか。
梨子は曜が自分の代役となった曜を心配して電話してきたのですが、曜が代理になったことを梨子に話すとしたら千歌です。
となれば梨子から千歌に「梨子の代わりではなく、曜の振り付けを考えて」というような助言があったと考えています。曜に対して言ったことを千歌に対して言ってないとは思えないので。器用にも曜が梨子と同じ振り付けをして何とかしたことを千歌が話して梨子に怒られるという展開すらありえます。
梨子から千歌に何らかの助言があったと仮定した場合、それがいつかですが、
曜が代役になった日の夕方の電話は電池切れで中断、充電用バッテリー等があればそこで充電ができますが千歌はそういったものは持っていないようでした。となると、家に帰って充電をするまで電話はできない。
梨子に曜が代役をすることを伝えるのは少なくとも家に帰った後です。
そして、曜が梨子の代わりをした次の日
千歌は振り付けを変えることは全く言ってない。千歌が振り付けの変更を考えたのはこの日の夜です。
梨子に曜が代役をすることを伝えたのはその日の練習後〜夜ということに。
そこまで黙っているのかと考えると苦しいところではありますが。
ちなみに、その場合は梨子は千歌から曜のことを聞いて助言をして、
その後すぐ〜数時間後に
曜に電話をしたことになります。
・曜の問題は今回は解決できない
見方によっては納得はしても根本的な解決にはなっていなかった今回の話。
これは曜の問題を解決するだけの状況が整っていなかったことが原因と思われます。
まず、曜の問題は梨子と千歌と3人で話さないと解決まではできないからです。上でも少し書きましたが、2人ずつでしか話せない状況では悪意のない齟齬が生まれてしまいます。
このご時世、直接会わなくても3人で話し合う手段はあるのですが、それらを用いての話し合いはコミュニケーションにおけるいくつかの要素を削ぎ落としたものになってしまいます。
直接3人が会って話し合う機会は避けて通れないのですが、今回はそれができる状況ではなかった。
果南と鞠莉の問題にしても鞠莉の留学で連絡手段はあっただろうに直接話せなかったことが問題を長期化させていたので、直接会って話すことが解決の条件になっているのではないでしょうか。
そして、もう一つ。
曜自身が自分の本音をつかめていなかったことが原因です。千歌に本音を伝える妄想をしているシーンでも曜の主張はばらばらでした。
本音を伝えるべきだと思っていても何がいいたいのかがはっきりしない。2年かけて互いに自分の本音をはっきりさせた果南と鞠莉とは違い、曜はまだ本音が何かすら曖昧なのです。まずは本音をはっきりさせないことにはぶつけようもないです。
・伝えるべきは「好き」ではない
鞠莉のアドバイスがミスリードのようになっていますが、曜がいうべき本音は「千歌が好き」ではないです。
「好き」を伝えるべきだったのは留学を断ってまでスクールアイドルを続ける理由が「果南とダイヤが好きで一緒にいたい」なのにもっともらしいことしか言わなかった鞠莉だからで。
そもそも鞠莉は千歌だけに本音をぶつけろとも言っていないのです。
曜は千歌と梨子に「自分は邪魔ではないのか?」「二人だけで仲良くされて寂しい」を伝える方が「千歌ちゃんが好き」よりも重要なのであって、それに気づくことが解決の一歩だと思います。
・曜の眼鏡
今回曜はそれまで一度として見せなかった
眼鏡姿を見せました。
なんというか、ファッション性のないまさに視力を矯正するための眼鏡です。
そりゃ家用だからだろ、というツッコミはさて置き…。
つまるところ、曜は今の今まで自分が目が悪いことを隠していたわけです。しかも、そのための眼鏡はまさに視力矯正用の、要領のいい曜からは想像もできない野暮ったいもの。
眼鏡をかけていてもおかしくないシチュエーションは何回かありましたが、
本当は眼鏡に頼らないといけない弱さを描写しないようにしてきたのでしょう。
とはいえ、曜が目が悪いかもしれない描写はありました。
第4話ですが、明らかにバレバレなルビィに気づかないなどなど
過去のシーンからそれっぽいのを持って来れば伏線があったと主張も可能なくらいには
というか、
「この子の性格を想像しなさい」と言われたら
完全に大人しいインドア少女です。
図書室で本とか漁って
こんな感じの出会いとかしてそうです。
しかし、それを見せずにここまで来てしまった。曜の不器用さの表れとも言えます。
・嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜
鞠莉が曜に対して「千歌を梨子に取られて嫉妬してるのでは?」ときいていたり、
「好き」と伝えるべきとアドバイスしていましたが、
これは裏を返せば鞠莉にとっての果南がそういう対象ということです。
もちろん、恋愛というのではなく友達としてですが、果南が他の子と仲良くしたら
嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜するということで間違いないかと思います。
となると、ダイヤがどういう扱いかが微妙に気になります。
ダイヤと果南が仲良くしすぎたら嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜するのか、それともダイヤは特別なのか。個人的にはダイヤに嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜な鞠莉も見てみたいです。
・12話の展開予想
外れるとは思いますが、まだやったことなかったので。
判明しているのは
・サブタイトルが「はばたきのとき」
・以下の映像
というわけで、予想。
まず、11話で梨子はピアノコンクールに、Aqoursは予備予選に挑んだわけです。
Aqoursは予備予選を通過するでしょう。そして、同時に梨子の方もコンクールで賞を取り、
一同喜ぶ。
Aqoursの方も『夢で夜空を照らしたい』の動画がなんらかの賞を取り
一同さらに喜ぶ。
しかし、
ピアニストとして復活した梨子に音ノ木坂に戻るよう話がくる。
梨子の夢を叶えるためには音ノ木坂に戻った方がいい。
これが「はばたき」です。
梨子の夢のために梨子がいないAqoursを8人で続けるか、
梨子を止めてAqoursを9人で続けるか、
3年生にとってはかつて自分たちが通った道。
互いに想いを伝えあうことなく別れてしまった経験から千歌と梨子と曜にはちゃんと想いを伝えあってほしいと考えるが、
11話にて曜が梨子から聞いた言葉が思わぬ形で2年生の仲を裂いてしまう。
梨子「私、本当にわからないの。ピアノを選ぶべきか、スクールアイドルを選ぶべきか。」
千歌「梨子ちゃんにはどっちも大切なんだから思う存分悩めばいいんだよ。曜ちゃんだって水泳部とどっちかってきかれたら困るもんね。」
曜「ここで私にふりますか…。」
千歌「でもさ!曜ちゃんは水泳部もあるから、無理してまでスクールアイドルしなくてもいいのにって何回も思ったんだよ。」
曜「え?…でも、千歌ちゃん、私とスクールアイドルやり遂げたいって…。」
千歌「ん?そんなこと言ったっけ?」
曜「だって…梨子ちゃんが…。」
梨子「……。」
正直に言います。最後のがやりたかっただけです。
12話本当にどうなるのでしょうか。
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となっています。
【サンシャイン‼︎曲感想】第11話挿入歌『想いよひとつになれ』
第11話挿入歌「想いよひとつになれ」感想記事です。
・曲までの流れ
ラブライブ!予備予選を前にして梨子に届いたピアノコンクールの知らせ。
梨子は今はスクールアイドルをする方が大切だからと、ピアノコンクールを辞退することを千歌に伝えますが、
その翌日、
夜の学校で梨子のピアノを聴いた千歌は梨子の本当の気持ちを問います。
「この町や学校やみんなが大切なのはわかるよ。私も同じだもん。」
「でもね…梨子ちゃんにとって、ピアノは同じくらい大切なものだったんじゃないの?」
ピアノへの想いに答えを出してほしい、どこにもいかないで待ってるからピアノコンクールに出てほしいと伝えた千歌、
そんな千歌の気持ちに応え、梨子はピアノコンクール出場のため東京へと向かいました。
梨子のためにも負けられないと意気込むメンバーでしたが…
梨子不在でのパフォーマンスについて決めていなかったことが発覚。
梨子の代役として白羽の矢が立ったのは曜。
しかし、曜はある悩みを抱えていました。
幼馴染として千歌の隣にいたはずの曜、しかし…
気づけば千歌の隣にはいつも梨子がいるようになっていた。
自分は邪魔者なのではないか、千歌と梨子は自分がいない方が上手くいくのではないか。
曜はそう考えていました。
曜の不安が的中したかのごとく、千歌とのダンスは上手くいかない。
なんとか梨子のやっていた動きに合わせることで形にはなりましたが、
曜にとってそれは「千歌にふさわしいのは梨子」と自ら証明したことに。
鞠莉のアドバイスもあり、
千歌に自分の本音をぶつけようともしましたが、
タイミングが悪く、それも叶わず
梨子に対して普段はとても見せないようなネガティヴな面を見せてしまうほど、そこまで曜は思いつめていました。
しかし、梨子によって伝えられた千歌の想いと
夜中に、自転車で、汗だくになってまで曜を心配して来てくれた千歌の姿に
自分は千歌にとって大切な「バカ曜」なのだと気づくことができました。
9人おそろいのシュシュと、
千歌と曜のために作り直した新しい振り付け、
「想いをひとつ」にAqoursは予備予選に挑みます。
・ところで…
ここまで9人で〜と書いておきながらなんなのですが、まさかの8人曲です。
いえ、ストーリー上は紛れもなく9人なのです。ただ、ボーカルに梨子が入っていないことから目をそらすことはできません。
ライブとかどうなるのでしょうか。前か後に梨子のソロ曲(あるなら)を持ってくるとか、りきゃこが離れたところでピアノを弾くという完全再現とか。
・歌詞
作曲担当の千歌によるとテーマは「大切なもの」 です。
しかし、曲中に「大切」というワードは一度も出ません。明確に「大切なものは〜」と語らずに歌詞全体で勝負する、千歌の作詞担当としての成長とみるべきでしょうか。
・衣装
今回の衣装も曜が作っているのは間違いないと思います。
しかし、曜以外の人が関わった部分もあります。
それが梨子が用意したシュシュです。
しかも、どういうわけかリボンやネクタイと揃いの水玉になっています。
梨子のシュシュに合わせて曜がリボンやネクタイを作ったというのが一番考えられる可能でしょうか。
例のごとく、ひとりひとり少しずつ違いがあります。肩の部分、リボンがネクタイか、小物の存在などなど曜の遊び心を見つけてください。
では、『想いよひとつになれ』
曲の開始から見ていきます。
曲開始時のフォーメーション
8人なので左3、右3、中央2の二人センターです。
想いよひとつになれ
この時を待っていた
千歌のソロからスタート
このメロディ、気づいた方もいると思います。
第2話の
梨子が海の音を見つけたシーン
第10話の
夜の学校で梨子がピアノを弾くシーン
それらで使われた梨子のオリジナル曲
『海に還るもの』の1節です。
色々な意味で梨子にとっての転機となった曲のメロディをもってくることからも梨子の本気度がわかります。
千歌のソロの後は
一人ずつピアノを弾いていく動きからピアノコンクールの梨子へ
そこから千歌と曜の
変則馬跳び
この動きは梨子のものではなく、二人で作り直したものでしょう。
客席にサイリウムが!
ルビィ!
梨子も順調です。
ふと気づくと重なり合うよ
千歌と
曜!
この次は
11話劇中、問題になっていた箇所です。
歩幅とタイミングが合わず
何度もぶつかり、
曜が千歌と梨子の動きに合わせることで上手くいったのですが、
一から作り直した振り付け、二人の出した答えは、
どうせぶつかるなら…
はじめからぶつかる振り付けにしてしまえ!
というものでした。
この振り付け、ぶつかった際にどちらかがよろけてしまえばただのミスです。
ぶつかってくる千歌に対して曜が飛ばされることなく、絶妙な力加減で押し返さなければならない。しかも背中合わせで。
ぶつかる前にしても
この状態からの2ステップで
距離を詰めるところで
ここまで近くなる
梨子の場合はここでお互い向かいあって近づいていました。
簡単に言うと…
難易度はこちらの方が上です。
次は、メンバー二人ずつのカット
一途に未来を呼ぶ心
ダイヤと善子
余り物どうしかと思いきやこれは盲点、黒髪ロングつり目コンビです。
震えてる手を握っていくんだよ
ルビィと花丸
この歌詞も手を握る振り付けもルビィと花丸にぴったりです。
すれ違った後に同時に振り向いて
すれ違いを語らせたらこの二人の右に出るものはいないでしょう。
直後に正面を向いているカットもありますが、
やはりここです。
ほらね ほんとは
画面を左右に横切る千歌と曜の躍動感
一緒だったよ気持ちはね
ここの手を回す動きいいですね。
また遠景からのサイリウムの海。
その頃の梨子は、
気持ちよさそうに弾きやがって。
何かを掴むことで 何かを諦めない
歩み寄る千歌と曜
視線で
会話!
ふたりは、ようちか!
スクールアイドルのためにピアノコンクールへのリベンジを諦めようとした梨子、
梨子と仲良くなっていく千歌が自分から離れていくように感じた曜、
二人に対しての回答が
何かを掴むことで何かを諦めない
なのだと思います。
スクールアイドルもピアノも選べばいい、
曜か梨子かではなく、どちらも大切なんだ、
二択のどちらかではなく、両方を選ぶことが千歌の「大切なもの」への答えなのではないでしょうか。
ここでサビの
想いよひとつになれ
8人ならではのフォーメーションだと思います。
いかにも善子!ってポーズです。
どこにいても
ポーズがきれいに揃っている。それはもちろん凄いのですが…
少し戻します
多少わかりやすくなったでしょう。
客席が桜色一色です
これ、ライブでやるのでしょうか。タイミングが難しそうです。ラスサビのこの辺りで桜色とかでしょうか。
同じ明日を
もうなにもこわくない
そんなセリフが聞こえてくるくらい晴れ晴れとした顔です。
自分がキラキラになる感覚を思い出したようです。
信じてる
千歌と曜が光に向かって手を伸ばす
ここからは個人カットの連続です。
花丸!
鞠莉のローック…
オーン!
果南!
ダイヤ!
そして、
花丸
ルビィ
鞠莉
曜
果南
善子
ダイヤ
千歌
梨子
と一人ずつピアノを弾いていき、
第11話挿入歌『想いよひとつになれ』終了です。
これは盛り上がる曲です。
前2曲の挿入歌がしっとりとした曲だったのもあるのですが、「離れていても心はひとつ」という男性受けしそうなテーマも、「友達との関係の変化」という女性受けしそうなテーマもあるストーリーから出た曲なので。
共感度がものすごいですね。
梨子推しの方々の評価が気になるところではありますが、これまたフルで聴ける日が楽しみです。
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となっています。
【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 第11話「友情ヨーソロー」
物語もラストに近づいています。
ラブライブ!サンシャイン‼︎第11話「友情ヨーソロー」感想記事です。
前回のラブライブ!サンシャイン‼︎ですが…
今回も無かったです。
アバン部分
梨子を見送るメンバー。
梨子のピアノコンクール出場はすんなり受け入れられたようです。
ルビィは安定の
がんばルビィ⌒°( ・ω・)°⌒
ダイヤの「東京に負けてはダメですわよ。」
やはり、東京に一度負け…たわけではなかったんですよね。
次のステージは絶対一緒に歌おう、と約束して梨子を送り出した千歌。
もちろん、と嬉しそうに旅立つ梨子。
今回もちかりこは順調そうです。
梨子を送り出して練習にもどる8人、と思いきや、
梨子を送り出した千歌はその場に留まる。
それに気づく、今回の主役曜ちゃん
というところで、オープニング
曜ちゃんの主役回です。
ここから本編です。
今回もダイヤさんは特訓です。
前回もやったのでさすがにメンバーも呆れています。
と、ルビィがとある情報を入手。
TOKYOでAqours(当時6人)にスクールアイドルの厳しさを痛感させたものの、惜しくも9位で入賞を逃したSaint Snow
北海道予備予選をトップ通過したらしいです。
北海道のトップになりました。
さあ、ここをツッコまずにはいられないでしょう。
東京じゃなかったのか!
てっきり、東京の人たちだとばかり思ってました。
北海道からはるばる来たのならそりゃ
遊びじゃない!ですね。
結構きついことも言われたような気もしますが、千歌にとってはともに上を目指すライバルのようです。
そして、
まずは目の前の予備予選に集中すべきというアドバイス、に見せかけた巧妙なかなまりです。
ということでダイヤさんによる特訓
に見せかけたプール掃除です。
足元がヌルヌルする。
多分ルビィに「ヌルヌル」と言わせたかったのでしょう。
ここで鞠莉から裏事情の暴露
どうやら、ダイヤがプール掃除の手配を忘れていたようです。
忘れがちですが、鞠莉は理事長です。
ここ数話で完全に馴染んでしまっていますが、偉い人なのです。
そこから久しぶりのダイヤvs鞠莉
生徒会長と理事長がこんなんで大丈夫なのか。
善子と果南、初の会話です。
加入時に忙しいから〜と言っていたダイヤでしたが、生徒会長の仕事をメンバーが手伝うという条件で加入したらしいです。
そこへ「ヨーソロー」といういつもの掛け声とともに登場したのは
今回の主役の曜です。職業制服好きが爆発してます。
デッキブラシ→甲板掃除→セーラー服という発想からこのような感じに
滑って千歌と笑い合う。久しぶりのようちかな気がします。
プール掃除も終了。
「やってやれないことはございませんわ。」と語るダイヤ、恐らくいつものドヤ顔です。
果南の提案でダンスを練習することに。
さすがはダンス担当。願わくば残り数話でもっと活躍してくれることを。
果南の提案に真っ先に乗るのが鞠莉とダイヤというのがいいです。
「滑って怪我しないでよ。」
ダイヤがタメ語を使っている貴重なシーンです!
ダンス練習開始ですが…
このポーズは!
このフォーメーションは!
の前に
どうやら梨子不在時のフォーメーションを考えていなかったようですね。
ちなみに空いた位置からして千歌と梨子がメインだったようです。
フォーメーションからしてそれっぽい位置にいたからか、付き合いが長いからか
曜が梨子の代わりをすることになりました。
そんなこんなで梨子の代わりを曜がやるわけですが、
どうしても歩幅が合わずにぶつかってしまいます。
もう一度やり直しますがタイミングが合わずにまたぶつかってしまう。
それでもまだ遠慮しあう二人に鞠莉は複雑な思いを抱きます。
練習も終わり、今週の1年生パート
まったりと過ごすルビィと花丸
だが…、
「リトルデーモンのみなさん!」
(´・Д・)!
「私に力を!漆黒教の力を!
この隻手に!」
安定のD、堕天のD!
善子の不運設定ってやっぱり生きてたんですね。
千歌と曜ですが…二人でまだ練習をしているようです。
しかし、やはり上手くいかない。
千歌が言うには梨子とやっていた時と同じ歩幅で動いてしまうのが原因のようです。
1年生組がスタンバイ
曜がもう一度やってみようということで再チャレンジ
すると…天界的合致!(by善子)
千歌は練習していた通りに動き、
曜が梨子のように動く、
なんとも器用ですが、これが曜の出した答えでした。
渡辺曜ではなく、あくまでも桜内梨子の代わりとして役目を果たす。
ナイスタイミングで梨子からの着信です。
ちかりこワールドがまた展開されています。
千歌がめちゃくちゃ嬉しそうです。
「みんなに代わるから」ということで、
まずは花丸。
すっごい警戒しています。なんとか喋ったのが
「もすもす?」
それに反応する梨子
着信画面の画像がなんだかおかしなことになってます。
花丸はスマホどころか携帯電話を使ってるシーンもないのでそういうものは持っていないのかもしれません。
となれば、いつもの
「未来ずらー!」
とはいえ、スマホは何度も見ているはずです。
善子のツッコミが入りました。
それに反応する梨子!
堕天で忙しい(本人談)善子はルビィを生贄に。
ルビィはもちろん、ピギりました。
善子と梨子ってアニメだとあまり絡みがないですね。
というか、1年生組って梨子と個人的に絡んでるシーンなかった気が。
その辺りは考察のネタですね。
一通り1年生組とのやりとりをした後で
曜にも話が振られます。
梨子に話しておくことはないか
後ろのルビィが怖いです。
しかし、電池切れ。
「またって言わないでよー…まただけど」
というセリフがちかりこの進行具合を表してしまっています。
電話を切る時も二人とも笑顔です。
アイスを取り出そうとする曜ですが…そのアイスですらなぜか分離
作中では8月だと思われるので、梨子が転校してきてから4ヶ月でいつの間にか千歌の隣は梨子の居場所になっていたようです。
もうちょっとだけ頑張ろうかと言われて笑顔で答える曜ですが
アイスを戻したビニール袋が軋んだ音を立てます。
その頃、3年生組は…
ダイヤが生徒会の仕事を溜め込んでいたようです。6話で言ってましたが他の役員は兼部で忙しいので…
って、ダイヤも兼部してます!
幼馴染パワーで鞠莉と果南が助けてくれるようなのでこれからはなんとかなりそうです。
鞠莉は理事長なので生徒会の仕事に手を出すと問題があるのですが、そこはあまり触れない方向で。
今となっては懐かしい一枚の紙が床に落ちました。
スクールアイドル部の申請書です。
初めは千歌と曜だったことに驚く鞠莉。
そういえば鞠莉は3人になってからしか知らないですね。
今となっては千歌と梨子の方がしっくりくるというのは残酷な現実です。
二人だけの練習が終わり帰る曜ですが、
完全に気落ちしてます。
それはそうですね。ついこの間転校してきた梨子と話している方が、今までずっと一緒だったはずの自分といるよりも楽しいことを見せつけられ、
その上、自ら進んで渡辺曜としてではなく梨子の代わりとして千歌の隣に立つことを決めてしまった。
(これでよかったんだよね)
心の中でまで本心を言えないという…。
そこへ、
これは…わしわし!
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先代紫の十八番、わしわしの構え!
これは果南に劣らぬ…などど言ってます。
やはり理想の乳は果南ぱいのようです。
しかし、相手が悪かったです。見事な一本背負い。
護身術も心得ている。
曜はどこまで優秀なのでしょうか。
今となってはその優秀さが仇となっていますが。
「鞠莉ちゃん!?」
上級生でしかも理事長をちゃん呼びはどうかと思いますが、
ここでアイキャッチです。
後半戦、鞠莉に千歌と上手くいってなかったことを指摘された曜。
ここはびゅうおです。
5話では善子との追いかけっこのゴール地点でした。
尻をさする鞠莉。
自業自得ですが一本背負いのダメージは大きいようです。
「千歌と上手くいっていないと」いう指摘に、練習して上手くいったから大丈夫と返した曜ですが。
ダンスではなく、千歌を梨子に取られて
嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜
なことだと鞠莉は話を核心に近づけます。
こういうことを言うということは鞠莉も嫉妬ファイア〜〜〜〜〜〜したことがあるんでしょう。
また誤魔化そうとする曜ですが、ここはぶっちゃけトークする場だからとそれを認めません。
千歌にも梨子に話せないだろうからと促され、
これまで溜めてきた想いを曜は語り始めました。
昔から千歌と一緒に何かやりたいと思っていた
しかし、中学生になり、水泳部に入った曜は千歌と一緒に何かをすることは叶わなかった。
だから千歌が一緒にスクールアイドルをやりたいと言ってきた時は嬉かった。これで一緒に何かできると思った。
しかし、梨子が入り、千歌と梨子が二人で歌を作るようになり、
メンバーも増え、
もしかしたら、千歌は自分と二人きりは嫌だったのかもしれないと思うようになった。
全然そんなことないのに、要領がいいと思われている自分と一緒にいることで千歌はやりにくかったのではないか。
ここ、太字の部分でちょっと指摘したいことがあるのですが、話の腰を折るのも嫌なので考察記事に持ち越します。
曜の想いを聞いた鞠莉のアドバイスは
一人で勝手に決めつけない!
ようはちかっちのことが大好きなのだから
本音でぶつかった方がいい。
ここ、「曜は」と「要は」がかかっているような気がするのはさて置き、
鞠莉ならではの励まし方ですね。
「一人で勝手に決め付ける」「話すべきことを話さない」というのは鞠莉たちもやっていたことですから。
鞠莉のアドバイスを受け、千歌に本音をぶつける覚悟をした曜。
元気よく部室のドアを開けます。
そんな曜を出迎えた千歌は
シュシュを見せました。
シュシュで合ってますかね。腕につけてますが。
みんなにお礼として送ってくれたようです。
梨子ちゃんが!
色違いのお揃いです。
1年生組の盛り上がりからもこのプレゼントの影響力がわかります。
梨子もこれをつけて演奏する。離れていても心は一つ、粋な計らいです。
もちろん曜のもあります。
そのまま練習が始まり、曜が千歌に言えたのは「頑張ろうね」とだけでした。
覚悟をしてきた曜でしたが、
曜が悶々としていた同じ頃、梨子はメンバーのことを考えていた。
梨子のおかげでメンバーはより一層団結した。
たまたまそういうタイミングだっただけですが、そんな状況で本音をぶつけられるわけもないです。
ベランダで梨子からのシュシュを手に悩む曜。
ここまで一度も出なかったのですが、曜は家では眼鏡らしいです。
鞠莉は「本音でぶつかった方がいい」と言っていましたが、
そもそも曜にはその本音が見えていないのです。
曜は本音を伝える自分を想像します。
シーン1
壁ドン!
千歌ちゃん、
私と梨子ちゃんのどっちが大切なの?
はっきりして!
梨子が喜びそうなシチュエーションです。
シーン2
千歌ちゃん…
私のことあんまり…
好きじゃないよね?
千歌には遠回しなのは伝わらないし、こうなるとは思いますが、
想像の中とはいえ、なかなか残念な評価をされています。
シーン3
私、渡辺曜は千歌ちゃんのことが
前速前進ヨーソロー!
とりあえずヨーソローと言っておけばなんとかなる。ネタに困った時のしゅかしゅーみたいです。
そんなタイミングで着信
相手は梨子。これまた無断撮影っぽい着信画面
曜が自分の代役となったことを聞いて電話してきたようです。
自分のことは気にしないで千歌と曜のやりやすい形でやっていい、と梨子は言うものの
「でも…もう…」
何度も失敗した末に梨子の代わりをすることでうまく行かせた。
それを知ってかしらずか、無理に合わせたら駄目、曜には曜の動きがある、と梨子はアドバイスしましたが、
「….そうかな? 」
自分の動きでは千歌とぶつかってしまうことを嫌というほど味わった曜は無理にでも千歌と梨子の動きに合わせてなんとか形にしようとしたのです。
「千歌ちゃんも絶対そう思ってる。」
「そんなこと…ないよ。」
曜の返答に驚く梨子。
「千歌ちゃんの側には梨子ちゃんが一番あってると思う」
「だって、千歌ちゃん、梨子ちゃんといると嬉しそうだし」
「梨子ちゃんのために頑張るって…言ってるし。」
千歌が梨子に好意を向ける影で曜が何を考えていたか、
少なくとも二人の間ではそれが伝わりました。
泣いていることに気づいて慌てて涙を拭う。
誰が見ているわけでもないのに涙を拭ってしまうのは、元気っ娘としての意地なのでしょう。
梨子は千歌が前話していたという、とある言葉を曜に伝えました。
それを聞いた曜に
「曜ちゃーん」
曜は振り向きますが誰もいません。
気のせいだったのかと思いきや、
「曜ちゃーーん」
千歌が家の前まで来ていました。
千歌は曜と練習をしにきました。
曜が自分のステップで、千歌と梨子に合わせるのではない振り付けを、曜と千歌で一から二人で作り直すために。
曜は急いで外へ
梨子が伝えた千歌のとある言葉とは、
あのね…千歌ちゃん、前話してたんだよ。
曜ちゃんの誘い、いっつも断ってばかりで
ずっとそれが気になっているって
だからスクールアイドルは絶対一緒にやるんだって
絶対曜ちゃんとやり遂げるって
曜が本音を言った相手は千歌ではなくて梨子、
千歌の本音は梨子によって曜に伝わった、
鞠莉のアドバイスとは違いましたが、これが今の2年にできる妥協点だったのだと思います。
そして、やはりここのシーンも気になるポイントがあるのですが、考察記事に。
家の前まで出てきた曜ですが、千歌の方を向くことはできません。
ついさっきまで泣いてたので。
後ろ向きに千歌に近づいて
千歌に触れます。
千歌は汗びっしょりでした。
バスもなく、姉に送ってもらうこともできなかった千歌は自転車でここまで来ました。
曜がずっと気にしていたからいてもたってもいられなくなったと言う千歌は
ファーストライブで千歌を励ましたみとねーがそうだったように、いつも通りの千歌でした。
「私…バカだ」
「バカ曜だ」
バカ千歌、と対応させて考えるなら、
「千歌は自分ではなくて梨子のことが大切なんだ」「梨子の代わりをしないと千歌とは上手くやれない」という勘違いに対してなのでしょう。
千歌に抱きつく曜。梨子にもらったシュシュをちゃんと付けています。
そして、ピアノコンクール&ラブライブ!予備予選当日
舞台袖にいるAqours8人
腕には梨子とおそろいのシュシュ
「さあ、行こう。ラブライブ!に向けて」
「私たちの第一歩に向けて」
「今、全力で輝こう」
「Aqours…」
「サーンシャイーーン‼︎」
もはや恒例となった掛け声ですね。
梨子もやってます。
場所は離れていますが一緒にステージに向かう9人
梨子と曜は千歌にとってのスクールアイドルとは何かについて話します。
どうして千歌がスクールアイドルを始めようと思ったのか、スクールアイドルでなければ駄目だったのか
千歌にとって「輝く」ということは自分ひとりではなく、誰かと手を取り合いみんなで一緒に輝くこと
普通のみんなが集まって、ひとりではとても作れない大きな輝きを作る
その輝きが学校や聴いている人に広がっていく
つながっていく
それが千歌のやりたかったこと、スクールアイドルの中に見つけた輝き
梨子のピアノ演奏開始とともに、
Aqoursの予備予選曲
ステージの8人と梨子でともに演奏する
『想いよひとつになれ』です。
今回もまた記事がひとつ増えました。
演奏が終了し、
梨子ママの涙と
おそろいのシュシュをつけた9人で
第11話『友情ヨーソロー』終了です。
ここまでまるで完璧超人のような扱いだった曜の抱える悩みが描かれました。
解決はしていませんが、それは2期ありきの構成なのでしょう。というか、曜以外についても本当に問題が解決しているメンバーはまだいないので。
今回は3人ではなく、2人ずつの関係が主軸でした。2期ではこれが3人で一つの関係として描かれていくのでしょう。
次回、第12話『はばたきのとき』
サブタイトルからも映像からも話が読めないです。
13話まであるだろうことを考えると、最終話への準備になりそうですが、どんな話になるのやら。果南の顔から不穏な空気が漂ってます。
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出典:U-NEXT
となっています。
【11話視聴前に】ラブライブ!サンシャイン‼︎11話を「ヨーソロー」に楽しむポイント
以下テンプレ
その回のネタバレをなるべくしないように、最新回を見る際に押さえておきたいポイントを記事にしてみよう。という感じでやります。
押さえておきたいポイントということはそれに関することが起きるわけでネタバレになるかもしれないので、ご了承下さい。
ここまでテンプレ
以下ネタバレ防止スペース
「 あのね果南、私…できちゃったみたいなの。」
「果南とのbabyが。」
「いやいや鞠莉。私と鞠莉との赤ちゃんって、
私たちは女どお…。」
「そういえば、iPS細胞というもので同性の間でも子供ができるらしいですわ。」
(iPS細胞…子供…千歌ちゃん…! )
(これは…)
負けられない!
では、今回の見どころ
・曜ちゃん
正直にいうと、この11話を見るまで曜が苦手でした。
アニメ前ではネタに困り、アニメ放送してもどう扱ったものかわからず、他のメンバーは加入前に色々繰り広げたのである程度人物像が見えていたのですが、曜はたまに何か見えかけたと思ったら隠されを繰り返していました。
ですが、今回やっと曜が見えました。今なら曜個人の記事だって、書けそうです。
・曜が抱えるもの
前回でもそれより前でも千歌は梨子と仲良くしていました。
メンバーは自分が千歌たちと関わる前のことは知らないので(果南は知ってますが)仲良くしている千歌と梨子はメンバーから見ても特別な関係なのです。
それは曜にとっては…。
・曜ちゃんハイスペック
曜は大抵のことはできてしまう。加えて人当たりも良く、トラブルらしいトラブルも起こしていない。これこそが曜の抱えるものをさらに大きくしていました。
・梨子がピアノ大会に出るなら予備予選はどうなる?
問題ないです。むしろ、メンバーが1人いないならどうするかから曜にスポットライトが当たります。
あと、ステージにいないからといって8人で予備予選をやるわけではないです。
・伝えなければ伝わらない
これの恐ろしさを身をもって味わったのが鞠莉。鞠莉はそれを曜に伝えますが…。
・誰が何を伝えるか
曜を救うためには曜が伝えるだけではダメです。4話がルビィと花丸、9話が果南と鞠莉のキモチなら今回は三人のキモチです。
・セイントスノウとはなんだったのか
ちゃんとAqoursのライバルポジションです。
・事前にチェックしておくべき話
ラブライブ!サンシャイン‼︎1話です。曜の加入シーンだけでなく、梨子がまだいなくて二人きりだった千歌と曜をちゃんと見ましょう。
あとは恋になりたいAQUARIUMのPVです。
まあ、これについては11話を見た後にも見たくなると思います。
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となっています。