【サンシャイン‼︎曲感想】第2期オープニング「未来の僕らは知ってるよ」

(11/11 歌詞を修正、追記)

 

ラブライブ !サンシャイン‼︎曲感想記事、

遅れに遅れてようやく2期の1曲目です。

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今回は第2期オープニング「未来の僕らは知ってるよ」です。

 

○衣装

モチーフは水兵でしょうか?

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よく見ると錨のマークが描いてあったりします。

 

○ステージ

 全景はこんな感じ

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まず気になるのが花です。

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これが何の花なのか…調べたもののわからないです。花びらが4枚でピンクの花?

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ちなみに1期オープニングのステージにも同様の花があります。

 

客席にはブレード持参の観客がいますが、途中で消失することに…

 

 

ホンキをぶつけあって

 

千歌ソロからスタート

ちなみに無印2期オープニング「それは僕の奇跡」は穂乃果ソロからでした。

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空から落ちてくる輝き、千歌の頭上で消えてしまいますが、

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千歌は何かを掴み取ります。

 

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「ぶつけ合って」の歌詞に呼応するように千歌以外の8人は拳を前に突き出して両手パンチ!

 

手に入れよう未来を!

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「手に入れよう」と千歌が手を前に出す

 

そして、

 

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ジャンプ→手を下から上にのこの動きは!

 

1期オープニング「青空 jumping heart」の

「てーーーー」の動き!!

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あっちは全員右手なので正確には違いますが、

 

ここで恐らく私たちはブレードを下から上に挙げるのでAqoursと私たちの動きがシンクロするわけですね。

…何回言うんだ!

 

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カメラが引いてステージ全体を映し、

 

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タイトルロゴ

 

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ここで千歌のひじ打ち!

 

味方なんだ 空もこの海も

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浜辺を走る2年生組としいたけ。心なしか梨子がしいたけを怖がっていないような。

もしかして2期での和解展開を示唆している?

 

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空→バンザイ、

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海→平泳ぎ

ですね。

 

「味方」というのは敵を想定して出る言葉です。
ソルゲ、磁石、デイドリなどの世界観ですね。
ラブライブ!オープニングにしては珍しい言葉のチョイスです。

 

「空も海も味方」とはどういうことか?

統廃合のそもそもの理由は内浦の環境による過疎化です。自然が豊かといえば聞こえはいいですが、きれいな空と海がある田舎であることが人を遠ざけて学校を統廃合に追いやった。

しかし、空も海も(つまり内浦という場所は)敵ではなく味方なのだ。決して内浦の環境を悪いもの=敵にはしない。

そういう決意が見えます。

 

「さあがんばるんだ!」と、輝いてるよ

「頑張る」ということでおなじみの

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がんばルビィ⌒°( ・ω・)°⌒ 

 

ルビィではなくあえてダイヤをもってくるあたり黒澤姉妹を意識しています。 

 

そして、千歌の

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↑これは何だ!?

なんか太鼓のバチみたいな飴にも見えるもので何かを叩いています。

 

遠くへ 遠くへ 声が届くように

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膝に手を当てて

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膝カックン!

ライブではさすがにやらないとは思います。

 

サンシャイン‼︎は「遠く」という言葉や遠くを連想させるフレーズが多いように思います。

  

もっと大きく夢を叫ぼうか 

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カメラがぐるっと回り、

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手をぐるっと回す

この動きは今まであまりなかった動きです。

 

希望でいっぱいの

今日が明日を引き寄せるんだと

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手を繋いで芝生に寝転ぶ2年生組と

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にらみ合いから吹き出す3年生組

 

手を繋いで芝生に寝転ぶのはμ'sでよくあった構図です。オープニングで考えるなら無印1期オープニングの「僕らは今の中で」で9人が芝生に寝転んでいました。

 

にらみ合いから吹き出すのはこちらも「僕らは今の中で」で穂乃果と絵里が同じことをしていました。

 

ハートの磁石をにぎって〜 

2年生組→3年生組ときて1年生です。

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花丸が手で作ったハートを起点に場面転換です。

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 1年生組は戦隊ヒーローでも始めるのでしょうか?

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「握って」でちゃんと握っています。 

黒板に書いてあるのは「はーと‼︎」

 

黒板の前ということで

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青空jumping heartの「れっつごー」を意識しているのでしょう。

 

〜走る いまは楽しいんだそれが 

今回の最大の評価ポイントというか、スタッフの熱意が伝わるシーンです。

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左右から別々のカメラで撮っているかのような映像、カメラが近づいていき、

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中央で合体して一つに!

 

合体後もしばらくはその場ランニングしてるのも高ポイントです。

 

ずっと一緒に行こう

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1・3年生組から

 

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千歌アップをはさんで

 

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2年生組

 

記事を書き終わったのが2話終了後のため、このカットがとても意味のあるものに思えます。

2話で価値観の違いでぶつかった1・3年生組が「ずっと一緒に行こう」と言っています。

 

未来はどうしようかな!?

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ライブ会場を映すカメラの映像です。バルーンとか飛び跳ねてます。

 

みんな夢のカタチを探して

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メンバーの足元にあるのはそれぞれのシンボルマークです。

 

さらに、カメラがもう一度客席を映す

 

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かと思いきやそこには海が。2期でAqoursは統廃合に立ち向かうことになりました。まさに、先の見えぬ海を船で行くがごとしです。

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一瞬ですがここで紙飛行機が横切ります。

紙飛行機はAqoursの象徴であり、理想の姿です。
(と私は勝手に思っています)

その辺りは1話考察で語っていますのでここでは割愛します。

 

gleebear.hatenablog.com

 


【考察記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第1話「ネクストステップ」編 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室

 

泣いたり笑ったり

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このジャンプ!Aqoursってこういうジャンプ多いです。

 

未来の僕たちは きっと答えを持ってるはずだから

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学校を見て

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決意の面持ちの千歌、

  

「待ってる」ではなく、「持ってる」

輝きを待ってた〜が頭にあると待ってると言いそうになります。

 

ホンキで駆け抜けて

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紙飛行機と共に走り出すAqours

紙飛行機はAqoursの象徴であり、理想の姿だと私は考えています。

(大事なことなのでもう一度)

 

光る風になろう We got dream

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決めポーズ

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比較対象の青空jumping heartがこちら

青空jumping heartはメンバーの個性を強調するものでしたが全体としての完成度を高めたものになっています。

 

※以下、灰色部分は発売前に書いたもの 

で、(are dreams?)について。

現状、歌詞についての予想の主流はgot dreamなのですが、私はここであえて別の説を唱えます。

 

まず、

①dreamは可算名詞では?

という細かなところから。

単数なら a dream 複数ならdreamsです。

 動詞なのかもしれないと思ったのですが、その場合はgot to  dream、got  dreaming、got  dreamed のようになっているはず。

 

まあ、ここに関しては

We got  dreams にすればいいのかもしれません。

 

しかし、それでもgotは違う気がします。それは、

 

②「未来の僕らは知ってるよ」という曲名、ここまでの歌詞に反しているのでは?

という理由からです。

 

「未来の僕らは知っている、答えを持っている」ということは、「今の僕たちはまだ知らない、答えを持っていない」わけですよね?

だから必死に未来を目指そうとしているのがこの曲です。曲のエネルギーは現在→未来のはずです。

 

We got  dreams. = 夢を得た

では過去です。

ここまで未来に向かって必死であった意思が最後に過去へ向かうことになります。

 

だから私は、

We are  dreams. =私たちは夢

と未完の可能性を主張します。 これはこれで苦しいのですが。

 

未来時制のWe'llからの実現という形を使いたいところではありますが、そうなると聞こえている音に合う表現が見つからない。

We have dreams、We'll catch dreamsとかできればかっこいのにと思います。

 

(11/11追記)

「We got dream」でした。

私なりにその意味を考えた結果、ここはあえて文法を無視しているのかなということで決着しました。

可算名詞のdreamを本来の用法とは外れて使うことで文全体が「文法」という枠に囚われていないことを示し、got=過去形を無しにしているのではないかなと。

 

「過去形をつかっているよ、でも文法が機能していない文だから過去のことじゃないよ」という一種の遊びで「夢を得るのはいつか?」を明言しない。

もしそうならば現在形でもなく未来形でもなく過去形こそがふさわしい。なぜなら、現在形や未来形では単にdreamを間違えただけになるので。

間違えた文にあえてしているという前提で「We  got dream」を解釈することにします。

 

○まとめ

少々強めの主張もしましたが、

「未来の僕は知ってるよ」

ライブでテンションが上がる、上がらざるを得ない曲です。ラブライブ!サンシャイン‼︎の2期は「統廃合を覆すために人間の手で運命に抗う物語」です。

力強い歌詞はまさにこれからのAqoursの気持ち と言えます。

とにかく、早くライブで聴きたいです!

 

この記事内の画像については、個別に表記していないものはすべて
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
©2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
出典:U-NEXT

となっています。

 

 

 



【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第2話「雨の音」

 

ラブライブ !サンシャイン‼︎アニメ2期2話「雨の音」感想記事です。

 

まずは前回のラブライブ !サンシャイン‼︎

担当は梨子です。前回のラブライブ !サンシャイン‼︎が帰ってきました。

 

そしてアバンへ

 

統廃合阻止のために抗い続けることを決めたAqours、とはいえ具体的になにをやるかはまだはっきりとしないまま。

 

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鞠莉が交渉の電話をしているようですが、どうなるのか?

 

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交渉を終えた鞠莉が出てきました。
やはり統廃合決定を取り下げてはもらえなかったようです。
しかし、

 

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「だから言ったの。もし、(入学希望者が)増えたら考えてくれるかって。何人いればいいのって。何人集めれば学校を続けてくれるかって。」

 

鞠莉から主人公オーラを感じます。

 

条件次第では統廃合の取り下げをしてもらえることになりました。その条件とは

 

今年の終わりまでに少なくとも100人の入学希望者を集めること

 

今は9月のはじめ、今年の終わりまでということはあと4ヶ月です。

4ヶ月であと90人、具体的な数字が出ました。

 

ひとまず今後の目標が決まったところでオープニング

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今回の展開にぴったりのカットがありました。

曲解説記事はいつできるのか?

 

 

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今回のサブタイトルは「雨の音」どんな話になるのか?

 

具体的な目標はできたものの、どうやって達成するかが見えてこないAqours

さらに、次回のラブライブ !は地区によっては早くから予選を行うようです。

 

前期大会は、

1期7話「TOKYO」(翌日と思われる8話で夏祭りの提灯あり、7月?)で開催の発表、

11話「友情ヨーソロー」(8月はじめ)で予備予選、

13話「サンシャイン!」(夏休み終盤?)で地区予選

2期開始時点(9月)ではもう決勝まで終わっていると思われるので長く見ても前期の大会期間は2ヶ月ですが、

 

ルビィによると、Aqoursの予備予選は来月(10月)はじめ、決勝は3月なのでここから5ヶ月はあります。予備予選の会場が特設ステージというのも何気に気になります。

 

少し話を戻して、時間がないという話です。

予備予選までの時間がないのは作詞担当の千歌にとって大問題です。というのも、ここまでの話で何度か言われているように、

 

千歌は筆が遅い!

 

ラブライブ !で演奏する曲は未発表のものに限る」という規程があり、学校説明会でライブをするとしたらその曲は使えなくなる。つまり、最低でも2つ新曲を作る必要があるのですが、

 

まったく歌詞ができていない!

 

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しかも、歌詞ノートは落書き帳と化しています。

そういえば最近、口が◇←こうなっているのをよく見ます。監督とか作画関係者のマイブームなのでしょうか?

 

梨子に怒られて部室で作詞をするも全然進まない。

千歌は気分が乗ってる時はどんどん書けるタイプなのだと思います。しかし、締め切りがあってそこまでに仕上げないといけないという状況には向いていない。このままではAqoursの活動に支障で出てしまう。

 

しかし、突破口はありました。

 

「2年生に任せきりというのもどうかと思う」という果南の言葉をきっかけに明らかになったのが、果南→作詞、鞠莉→作曲、ダイヤ→衣装作りのスキル持ちだということ。

 

そうなんですよね。

3年生が2年前にスクールアイドルをやっていたということは、

 

3年生には作詞作曲衣装担当が揃っている

 

ということになります。さらに3年生の衣装作りをルビィが手伝っていたことから、ルビィは衣装担当ができるということも発覚

 

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アニメ化で無くなったと思われたルビィの裁縫得意設定は生きていた!

 

ということで、「別チームが同時に曲を作る」という作戦を展開することに。

μ'sではできなかった作戦ですね。前回の統廃合展開に続きAqoursならではの要素を入れていきます。

 

ということで、

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学校説明会のための曲を2年生が、

 

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ラブライブ !予備予選のための曲を1・3年生が作ることになりました。

 

余談ですが、アニメ2期前にダイヤについて書いたことがありまして、

 【2期準備記事】黒澤ダイヤ〜後悔と後輩が変えたもの〜 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室

「ダイヤは後輩の存在がカギ」「支えられて託すことがダイヤの課題」という論を展開した私としては、ダイヤの「スクールアイドルの先輩として」というセリフが妙にじーんときました。

 

2年生が千歌の家に集まるのを見て自分たちはどこで曲を作るかを考える1・3年生

候補に上がったのは鞠莉の家です。

善子の中では鞠莉はスクールカーストの頂点という位置づけなんですね。

  

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ここでヨハネチョキです!

 

で、鞠莉の家がこちら

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まるでホテルだ。

 

いや、本当にホテルなんですがね。

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浦の星女学院購買部ネットショッピングでおなじみのあのホテルオハラが経営する淡島ホテルが鞠莉の自宅です。

 

今でこそ慣れたものの果南ですが初めて来た時はここに住むとまで言っていました。

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ここ=鞠莉の家に住むということは…かなまり歓喜です!

 

アフタヌーンティー、と称してここぞとばかりにブルジョワ要素を発揮する鞠莉、

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さすがの善子も浄化されてしまいました。

 

カロン(・8・)おいしー

 

しかし、あまりの快適さに曲作りはまったく進まず場所を変えることに。

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仕切りなおして黒澤家での曲作りです。

 

まずは詞のコンセプトからということで…

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花丸が出したコンセプトは「無」!

主に東洋における宗教の一大テーマにして、数々の哲学者が挑んできた概念、世界の成り立ちにも通じる「無」です。

 

すなわち、無とはすべてが無いのではなく、

無という状態があること

 

さすがお寺の子、深い!

しかし、「無という状態」が「ある」ということは無の定義と矛盾していないか…?

 

と、私としては盛り上がるところですが、

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反応はまっぷたつです。3年生はどちらかといえば引いています。

 

対して1年生には高評価です。

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特に善子はものすごく食いついていました。

厨二病の血が疼くのでしょう。幼稚園で花丸と善子が仲が良かった理由がわかりました。

 

結局、花丸の案は却下になってしまいました。

スクールアイドルの曲としては難しいテーマですからね。

それに花丸の言う「無」を表現しようとしたらそれこそ「4分33秒」になってしまうのではないかと。

4分33秒」って何?という人はグーグル先生にでもきいてください。

まあ、一応試聴も貼っておきます。

※音が出ないのは異常ではありません

4分33秒

4分33秒

  • ムジカ・ピッコリーノ
  • チルドレン・ミュージック
  • ¥250

 

John Cage

John Cage

 

 

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花丸に続いて案を出すことになったのは鞠莉。

作曲担当ということで自作の曲をニネンブゥリに披露です。

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鞠莉が披露したのはバリバリのロック、鞠莉さん、とても楽しそうである。

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果南とダイヤにとっては久しぶりの鞠莉の曲ということもあるのでしょう。果南はもちろんダイヤも良い反応です。

 

しかし、今度は1年生に不評。花丸に至っては単なる騒音という感想まで出てます。

 

一方、2年生チームはというとまだ千歌の歌詞ができない様子。「輝き」がキーワード…ってまたですか!

 

このままでは1・3年に先を越されてしまうと悩む千歌のもとにルビィからのメールが。

 

黒澤家に向かった千歌たちが見たものは!

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喧喧諤諤の大喧嘩!先輩とか後輩とかそんなの関係ねえとばかりに主張が飛び交います。

騒音といわれたのが頭にきたのか、鞠莉が花丸への個人攻撃に走っています。大人げないマリー!しかし、そこがいい!

 

 

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ここでアイキャッチ

 

 

 

後半戦スタート

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一緒に曲を作るつもりが喧嘩になってしまった果南・鞠莉チームと花丸・善子チーム

  

1・3年生は好みが合わない。

かつ、今まで交流がなかったためにお互いに合わせ方がわからない。

2期2話にしてようやく浮上したと言ってもいい問題です。

 

まずは仲良くなるところからはじめよう。

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というわけでまずは果南の発案でドッジボールをすることに。

仲良くなるには一緒にスポーツをして体を動かす。果南らしいです。

 

とはいえ、それが成り立つのは互いにスポーツを楽しめる場合に限るのですが…。

 

やはりというか、果南はドッジボールが得意なようでとても楽しそう。

 

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果南のボールを受けた鞠莉も燃えています。

 

鞠莉はマイシャイニングーと何やら必殺技名のようなものを唱えて攻撃態勢へ

 

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と、ここで善子が前に出る!

 

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力を吸収するのが闇…光を消し、無力化して深淵の後方に引きずり込む…それこそ!

 

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鞠莉の放った魔球が

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善子に迫るっ…!

 

善子は奥義をもって魔球に応えます

その名も…

 

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黒時空淵(こくじくうえん)!←字は適当

 

堕天龍鳳凰縛が相手を捕らえる攻めの奥義ならば、黒時空淵はさしずめ相手の攻撃を捉えることで無力化する守りの奥義といったところでしょうか?

 

ボールは見事に…

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善子の顔面にヒット!

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さらに花丸、

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ルビィをも捉えて3コンボ達成です。

 

 1・3年が次に向かったのは図書室

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花丸のアイディアですね。一緒に本を読んで感想を言いあうことで仲良くなろうという狙いです。

まあ、これが成り立つのは本を読むのが楽しい人どうしで、書籍に対してある程度の知識があるのが前提です。

 

普段本を読まない人が無理にやろうとすれば

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こうなります。

しまいには寝てしまうというテイタラク

 

ダイヤさんがまとめてくれましたが、今回の問題はつまり、

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外向的なアウトドア派と、

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内向的なインドア派という、

性質による価値観の違いです。

 

そんな4人が仲良くなるためのダイヤさんの作戦それは…

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裸の付き合い!

一緒に温泉入っていい湯だなアハハンして強制的に仲良くなろうというやつです。

物理的に普段は見せていない部分を相手に見せることで心理的な距離を縮める

リラックスした状態で普段はできない話ができる

温泉の気持ち良さによる吊り橋効果みたいなやつ

などなど心理学的にも有効な手であります。

 

こういうとき恥ずかしがる子が一人はいるもので、ルビィかなと思ったら

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善子GJ╭( ・ㅂ・)و̑ グッ

 

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花丸のシャンプーは鉄壁だったり

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ルビィがミルク出ちゃいそうな声出したり

 

温泉っていいですね…

 

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温泉から帰る途中降りたバス停で雨に降られてしまった6人、

 

このまま傘無しで帰るのもどうかと思ったら

花丸の知り合いの寺が近くにあるようです。

 

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雨の降る無人寺というなにか起きそうなシチュエーション、ルビィが怖がるのは予想通りですが果南が怖いの苦手とは意外です。 

また、花丸の対善子新セリフ

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仏教ずら

も登場し、善子花丸ペアの今後にも期待が持てそうです。

 

雨宿りをしたもののなにもすることがなく、また喧嘩になるかもしれないけれど曲作りをはじめた1・3年生

 

作曲については(受け入れられるかは別として)鞠莉が順調に進めているようです。

 

作詞については花丸情報で善子が作詞をしていることが判明しました。

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作詞というか厨二ポエムですね。

裏離聖騎士団は厨二病というより走り屋みたいになってます。

ガヤ台詞で炸裂する「お前にはそう見えているのだろうな!お前には!」といい今回は善子の厨二強めですね。

 

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何か出そうな雰囲気に怯えていた果南は猫を発見して落ち着いたようです。

 

 

色々やってみたものの…

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結局噛み合うことはなかったインドア派とアウトドア派。

良いものを作ろうとすればするほど価値観の違いが立ちはだかる。

 

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と、急な雨漏りが発覚!

 

お椀やら皿やらで雨漏りに対処する1・3年生

 

いつのまにか6人は意気投合していました。

 

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そして、大きさも形も違う器にタイミングもバラバラに落ちる水滴は一つの音楽を奏でていました。

 

違っていても一つの音楽を作ることはできる

 

そのことを実感した1・3年生は今度こそ心を一つに曲を作ります。

 

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翌朝、屋根の上で千歌は朝日を見ていました。

1・3年生同様に2年生チームも曲作りに進展があったみたいですね。

 

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帰ってきた1・3年生は昨日の喧嘩が嘘のように団結しています。

文字通り「雨降って地固まる」なのでしょう。

 

新曲の披露はまだのようですが、どんな曲になったか楽しみです。

 

これでめでたしめでたし

…と思いきや、

 

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鞠莉になにやら電話がかかってくるという不穏な展開で第2話は終了です。

 

○まとめ 

ラブライブ !サンシャイン‼︎2期2話「雨の音」

1話に続きAqoursならではのストーリーだったと思います。

学年を超えた関わりを見たい!という要望に答えるだけでなく、そこから課題と作中での答えを提示する。

今回の課題となったインドア派とアウトドア派の衝突ですが、突き詰めれば「価値観の違う人どうしはどちらか、もしくは両方が譲るしかないの?」ということです。

 

同じ傾向の人で集まって自分たちの楽しいと思うものをやっているうちはいい。でも違う傾向の人たちが一緒になにかをする、何かを作るとなったときにどうするのか?どちらかがどちらかに合わせなければうまくいかないのか?

 

作中での答えは「違っているままでも調和することはできる」でした。違っていることを問題にするのではなく、違いを無くすでもなく、違いを残したままで調和する。

理想論ではありますが、不可能ではないし実際にそれをやってのけたゆえの新曲なのでしょう。

彼女たちがどうやって調和したのか、それは今後演奏される曲によって明らかになる…はずです。

 

あと、今回の話で出た外向・内向といった類型論でのキャラ分析はいつかやってみたいですね。いつになるかわからないですが…。

 

次回は第3話「虹」 

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見たところ、2話の後の時系列ですが、 

ダイヤに呼び出された後の2年生サイドの話もあるのでしょうか?

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驚いたしいたけがつぶらな瞳の犬に!

あと、みとねーのはごはんおいしいコラでよく見るやつ!

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りこっぴーが飛んだぁ!

 

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となっています。 

【2期2話視聴前に】ラブライブ!サンシャイン‼︎2期2話を「てへぺろ」に楽しむポイント

ラブライブ !サンシャイン‼︎第2話「雨の音」

今回も良かった…。

 

この記事はまだ最新話を見ていない人へ向けて

その回のネタバレをなるべくしないように、最新回を見る際に押さえておきたいポイントを記事にしてみよう。という感じでやります。

押さえておきたいポイントということはそれに関することが起きるわけで、遠回しなネタバレなるかもしれないです。そこはご了承ください。

以下ネタバレ防止スペース

 

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2期の第1話、良かったねお姉ちゃん

 

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当然です。特にこのブログの筆者さんは善子・鞠莉推しなので刺さりまくりだったそうですわ。

  

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1推しの善子はもちろん、

 

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 2推しの鞠莉にも存分に見せ場が用意されて

 

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 あれ?もしかしてこれ、善子よりも鞠莉推しになったかも?

 

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…らしいですわ。

 

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正直、1推し善子、1.09推し鞠莉くらいにまでなっているとは…マリー…おそろしい子!

 

 

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善子か!?

 

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 鞠莉か!?

 

正直、2期終わったあたりで鞠莉推しになってるかもしれないです…

 

ここからはネタバレになるかもしれなくても読むという方のみスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・統廃合にどう挑むか

 前回は曖昧だったこれからどうやって統廃合に挑むかがひとまず決まります。

 

・ずっと言われてきた問題に切り込む

学年間の関わりが少ない!

もっと別の学年での絡みを見たい!

アニメ放送開始からずっと言われてきた問題に今回切り込みます。しかも真剣に問題として取り上げてくれました。

 

推しによって評価は分かれるかも

今回の話は推しが誰かによって評価は分かれるかもしれないです。9人のうち4人は今回の話の肝とも言える扱い、2人はまあまあ重要かなという扱い、3人は今回については仕方ないかなという感じです。この3人については今までを考えると今回でむしろ調整されたのではないかと。

 

Aqoursラインフル稼働!

3年生は昔スクールアイドル活動を3人だけでしていました。つまり、3年生だけでも作詞作曲衣装担当は揃っているのです。

これは作詞作曲衣装担当が一人ずつしかいなかったμ'sとは明らかに違う点です。

もしメンバー内で複数の製作ラインが稼働したらどうなるか?

μ'sではできなかった話が今回展開されます。

 

・温泉回

読んで字のごとく!刮目せよ!

【考察記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎ 2期第1話「ネクストステップ」編

第2話が今日放送なのですが、間に合いました。 

ラブライブ!サンシャイン‼︎2期第1話「ネクストステップ」考察記事です。

 

○紙飛行機と千羽鶴

2期1話で印象的だった二つの小道具、

まずは、それらを考察していきます。

 

・紙飛行機

今までラブライブ!の演出として使われていた空を飛ぶものは鳥でした。

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しかし、今回の話で鳥はエンディングの1シーンに出てくるのみ。

 

その代わりに紙飛行機が今回何度か登場していました。

 

なぜ鳥ではなく、紙飛行機なのか?

 

その前に、そもそも鳥を追いかけるとはどういうことか?というところから話をしていきます。

ラブライブ!における鳥はμ'sの象徴です。無印でもサンシャイン‼︎1期でも事あるごとに鳥が登場し、鳥とμ'sの関係は各所で語られてきました。

「羽を落とすことでμ'sはスクールアイドルとしてのあり方を後世に伝えた」という観念的な意見は一度は目にしたことがあるかと思います。

 

サンシャイン‼︎1期では「μ'sのようになりたい」という千歌の想いからAqoursが生まれ、「Aqoursはどうありたいか」をAqoursで決めるところまで話が展開しました。

そして、1期でAqoursが出した答えは「μ'sのあり方を受け継ぐ、だからこそμ'sを追いかけることはしない」でした。

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そして、千歌は羽を受け取ることができました。この時点で千歌にとってμ's=鳥は追うべきものではなくなったのです。

 

よって、2期で千歌が追い求めるものを鳥=μ's以外のものにする必要があったのではないでしょうか。

 

さらに言うならば紙飛行機というものがAqoursの象徴であり、Aqoursの目指すものなのだと思います。

鳥は飛んだ場所に羽根を落とすことができます。そこに鳥がいたことを証明し、何かを残すことができる。

しかし、紙飛行機は何も残すことができない。

μ's=鳥から「飛ぶ」という意思を受け継いだものの、Aqoursはμ'sと同じになることは選ばなかった。そしてAqoursには統廃合によって自分たちの証が残せなくなるという危機が待っていた。

 

だから鳥ではなく、紙飛行機なのではないでしょうか?

 

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統廃合阻止にAqoursが新しいスタートを切ったのと呼応するように、

1話ラストのシーンで今まで千歌の心象世界にしかなかった紙飛行機は現実の世界に現れて飛び立ちました。

ここからもAqours=紙飛行機と言えるのではないかと思います。

 

・折り鶴

統廃合決定がAqours内でのみ知らされた日、何も知らない浦の星の生徒が千歌に贈ったものは千羽鶴でした。

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なぜ千羽鶴だったのか。

Aqoursが紙飛行機ということを前提に考えてみます。

 

紙飛行機は飛ぶことはできます。対して、千羽鶴を構成している折り鶴ひとつひとつはどうか?

折り鶴は鳥という飛べるものを象ってはいますが、本当は飛べないのです。鳥という形を目指したが鳥のようにも紙飛行機のようにも飛べない。

折り鶴にできることは集まって千羽鶴となり、超然的な存在に願いをとどけることだけです。

 

それはμ'sやAqoursのようになりたいと思いながらも観客として応援することしかできない浦の星の生徒たちの姿も重なります。

Aqoursが紙飛行機であるならば浦の星の生徒は折り鶴なのです

 

学校説明会の中止と統廃合の決定を知った千歌にとって千羽鶴は期待されたものに答えられない現実を知らしめる小道具となりました。

 

しかし、千歌が紙飛行機のイメージを見て、統廃合という現実に立ち向かうことを決めたとき

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見ていたものは千羽鶴、願うことしかできない「飛べない」折り鶴の願いは千歌たちなら「飛べる」と信じて向けられたものでした。

 

・紙飛行機と折り鶴

紙飛行機と折り鶴、これらに共通することは元々は紙であったものが人の手によって別の姿を得たということです。

紙を見て飛ぶイメージを持つ人はいません。

紙飛行機にしろ、折り鶴にしろ、人が紙に対して後から形や機能を付け加えたのです。

 

千歌は奇跡を起こすことを決めました。

「奇跡を起こす」とは運命に抗い、自らの手で未来を変えることです。

それには紙を折ることで紙飛行機や折り鶴を生み出すことができる人間が持つ「変える力」が必要なのです。

 

生まれながらに飛ぶことができる鳥ではなく、人の手によって飛ぶ力を得た紙飛行機、

形は鳥であっても飛ぶことはできない折り鶴、

これらを持ち出した意図があるとしたら。

 

人工物=人間の意志の力の結晶によってなにかを変えたいという役割を担わせているのではないでしょうか。

 

 ○「逆」にしたちかりこ

練習場所を変えようという提案が出た後のちかりこシーンでは 

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1期の1話での梨子が海に駆け出すシーンに対応させ

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千歌が海に駆け出しました。

 

駆け出す側とそれを見る側が逆、さらにカメラの回る方向も逆です。

 

また、統廃合決定が正式に全校生徒に伝えられた後の浜辺でのちかりこシーンは

 

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 1期1話で海に落ちた千歌と梨子が語り合うシーンを意識したアングルが見受けられ、
①8話で千歌が言っていたことをなぞるかのような梨子のセリフ、
②1期1話の「普通怪獣ちかちー」に対する「普通怪獣りこっぴー」、
③2話で梨子がスクールアイドルをはじめるきっかけになったベランダでの会話をなぞるかのような締めくくり、
というように1期のシーンを彷彿とさせる要素が組みあわされていました。
そしてこちらでも③を除けば千歌と梨子の立場を入れ替えたやりとりになっていました。

 

1期を意識しつつ、逆を混ぜ込むことで違いを明確にする。そのような意図でしょうか。

 

 

○1期から学んだ3年生組

1期では2年前のすれ違いから複雑な関係にあった3年生組が和解するまでが9話をかけて語られました。

 

3年生の問題についてはこのブログでの格好の考察対象となり、

2年前から9話までのすれ違いは

果南→正しい道は一つしかないと思い込んでしまった

鞠莉→弱い部分や本心を見せられなかった

ダイヤ→問題に気づいていながら踏み込めなかった

という3人それぞれの未熟さによって起きたものと話をしてきました。

 

今回の3年生組はそれぞれが2年前とは違う行動をしました。

 

まずは果南です。

果南にとっての2年前の失敗は自分の正しいと思う基準を鞠莉に押し付けてしまったことでした。「留学すべき」 「素直に言ってほしい」と押し付けた正しさが鞠莉にとってどうかを考えていなかった。

しかし、今回の果南は

鞠莉が何かを隠していることくらいわかる

鞠莉はそんなことでブルーになったりしない

何が正しいかではなく、鞠莉は何を思って隠しているかに目を向け、決して鞠莉を責めなかった。ただ一点、鞠莉を理解しようとした果南には鞠莉が何かを隠しているのがわかることを話しました。

 

鞠莉の失敗は本音や弱さを話すべき時になっても隠したままにしてしまったことでした。

言わなければいけない事を隠してしまえばどいうなるかを身をもって思い知りました。

今回の、鞠莉は(果南の方から歩み寄った経緯はありますが)一人ではもうどうしようもならない問題を抱えていることを果南に打ち明けました。

さらに(切り出したのは果南ですが)千歌たちにも問題を打ち明けることができました。

自分から言ったわけではないという点ではまだ課題も多いですが。

そこは2期でまた変わっていくのかもしれません。

 

ダイヤは2年前、果南と鞠莉のすれ違いを見ていながらも何もできませんでした。少なくとも1話の劇中でダイヤが2年前に果南と鞠莉のすれ違いに対して何かをしたような描写はありません。何かをしたとしてもダイヤには果南と鞠莉それぞれの未熟さを受け止めることはできなかった。

 

今回、ダイヤは果南とダイヤが抱えている問題に自ら介入しました。二人の間に入ることで自分も巻き込んだ問題にして問題の解決に関わろうとしました。

今のダイヤは生徒会長であり、生徒の代表としての責任と強い意志を持つに至りました。

アニメ本編では抜けたところが描写されがちですが、ダイヤは生徒会長です。

ダイヤが動けば浦の星生徒の総意を動かすこともできます。

 2年前とは違い、ダイヤは無力ではないのでしす。

 

○鞠莉はバスに乗らない?

練習場所がプラザヴェルデに移ったことで曜と善子以外は沼津駅から内浦方面へバスで帰ることになりましたが。

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鞠莉が乗っていません。同じ淡島の果南がいるのに鞠莉がいないのは妙です。

迎えのヘリが来たとかでしょうか?もしそうだとしたら鞠莉不在の話をバスでするということもできます。

 

 

○鞠莉活躍の可能性

これは希望も入った意見になりますが、鞠莉は2期で重要なポジションになるのではないかと思います。

 

キャラごとの人気をみたとき、鞠莉はお世辞にも上位とは言えない位置にいます。9人それぞれで同種のグッズが販売されると、大抵は鞠莉が売れ残ります。

こうしたグッズの売り上げ格差はもとよりコンテンツの行き先を考えれば、キャラの人気に差がある状況は製作者サイドからしても好ましいとはいえず、人気が下位のメンバーはなんらかの形でファンを増やす試み、いわゆる「テコ入れ」が行われます。

 

鞠莉は下位であることからアニメ2期でのテコ入れはあるだろうことは容易に想像できます。

そして、アニメ2期は鞠莉にとって活躍するにうってつけの条件が揃っているのです。

 

まず、アニメ2期では1話で統廃合問題というテーマが示されました。統廃合問題において鞠莉の活躍の機会は多いでしょう。理事長として、ずっと統廃合阻止に取り組んできた者として千歌に負けないくらいの重要なメンバーです。

 

さらに、1期11話で消化不良ぎみに片付いた曜と千歌の関係も再度扱われる可能性があります。

曜と千歌の関係を扱うとなれば、曜のコンプレッスをきいた鞠莉の出番もあるでしょう。

 

もしかして、ラブライブ !サンシャイン‼︎2期は鞠莉が第二の主人公になるのでは?そんな気すらします。

 

なんだかんだで放送直前となった2期1話考察ですが、ここで終わりにします。

2期2話、どうなるのか楽しみです。

 

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となっています。

【感想記事】ラブライブ!サンシャイン‼︎2期第1話「ネクストステップ」

ラブライブ!サンシャイン‼︎2期1話の感想記事です。思ったより時間がかかりました。

 

1期では色々なものが曖昧なまま終わったラブライブ!サンシャイン

 

あのミラチケの結果はどうなったのか!?

そんな私たちの期待を読んでいたかのこどく、

 

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2期はミラチケ衣装の千歌から始まりました。

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千歌のもとに紙飛行機が飛んで来ます。
鳥ではなくて紙飛行機なのは意味がありそうです。

 

千歌は寝ていることから夢の中の光景なようですね。

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紙飛行機を追いかけていく千歌。

あとちょっとで届くかというところまでいきますが、

 

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千歌自身の涙によって、足元が割れてしまいました。

 

というところで目が覚めた千歌。

 

夢かと安心するのですが、

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またもや神出鬼没のしいたけ!

 

驚いた千歌はベットから転げ落ち、

みとねーに怒鳴られて学校へ

 

新学期早々遅刻したらしいです。

 

学校では鞠莉がセカンドシーズン(2学期)のスタートという妙にメタい挨拶をしていました。

 

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曜と梨子の着席位置については以前

 【祝公開】サンシャイン‼︎2期PVを見てあれこれ書いてみた【PV第2弾】 - 音ノ木坂&浦の星 非公式研究室

こちらで書きました。背の順?かと思いきや。

 

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壇上ではダイヤと鞠莉の漫才が繰り広げられています。

節度をもって→雪像を持つ?は本当にわからなかったようです。

 

あと、後ろに佐藤先生っぽい人がいますね。

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スクフェスで特技レベルを上げてくれる人です。

 

ここで1年生組に焦点が当たりました。

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現状の説明をしてくれました。

並び順は善子、ルビィ、花丸ですがこうなると名前の順でも背の順でもないです。

 

ラブライブ!の方はあともう少しで全国大会というところまでいったらしいです。

 

…ん?

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なにか引っかかるものがありますが、

ルビィちゃんが言うなら間違いなくAqoursは良いパフォーマンスをしたのでしょう。

 

それに地区予選のあとに全国大会だとすれば、地区予選の時点で全国大会まであと少しだったと言えるのでこの件についてはこれ以上は触れません。

 

ちなみに参加賞は2色ボールペンだったとか?

まさか購買部でそのボールペン作って売ったり…しないですよね。

と、書いていたのが放送翌日、

 

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浦の星女学院購買部より

 

きちゃいました!

うわーお…買わないと。

 

 では戻ります。

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1年生が話していたのが気になったようで鞠莉のマイク越し「しゃーらっぷ!」が炸裂

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花丸はまたもやガードしています。

 

全国大会には行けなかったが、生徒たちの力でゼロをイチにできた。

ゼロをイチにというフレーズがここでも使われます。

 

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全校生徒ってこんなんでしたっけ?

1年生が12人で同じくらいの列が6つ、単純計算では72人

 

たしか1期6話で学年ごとの入学者が出てました。

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38+24+12+梨子=75人

 

ダイヤと鞠莉は壇上、千歌は遅刻だとすると72人

 

まさかのぴったりです!

本当にこのくらいしかいなかった。

 

入学希望も1が10になり、次のラブライブ!の開催も決定したようです。

 

あっさり入学希望者増えちゃってますね。

それでいいのか?って思いました。

1から10になるまでの過程だってドラマになっただろうに、いつのまにか10になってるって…

 

最後の曲を作ろうってなったときに作曲側は悩んでる様子があったのに作詞側は

実は書き溜めている歌詞が

で済まされたどこぞの劇場版じゃあるまいし、もったいないです。

他のエピソードに時間を割くためにカットということでしょうか?

 

ともあれ、浦の星にもAqoursにも良い風が吹いていることは間違いないようです。

 

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そして、主役が遅れて登場。

 

千歌にAqoursのメンバーと浦の星生徒はどうするのか問いかけます。

 …ルビィのセリフはうゆ!でいいのでしょうか?

 

千歌の答えは…

 

出よう、ラブライブ!

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そして、そして…!

1を10にして、10を100にして、学校を救って、

そしたら、

そうしたら私たちだけの輝きが見つかると思う。

きっと…!

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輝ける!

 

一瞬でフォーメーション変わりすぎだろ!

なんだこのフラッシュモブ的なノリは!

 輝くって使いすぎだろ!

などという無粋なツッコミはひとまず置いて、

 

第2期オープニング

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「未来の僕らは知ってるよ」!!!

これは盛り上がります。はやくライブで見たいです。

 

オープニングでテンションも上がり、第1話本編スタートです。

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サブタイトルは「ネクストステップ」

1期3話の初ライブが「ファーストステップ」だったのでそこと対応してでしょう。

また、横浜アリーナでの1stライブ以降のAqoursの活動が「Next Step! Project」ということを考えると、1期という大きな舞台を終えたAqoursの次の舞台という意味でのサブタイトルかもしれません。

 

筋トレの途中のようで果南と善子の声が聞こえます。

善子の体が硬いのを見てストレッチをやっているのかと注意しているようです。

善子の方も結構がんばっているようで声が苦しそうです。

 

なんか興奮しますな…

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 見かねた果南が善子に乗っかる!

どっちでもいいので代わってほしいです。

 

この体はあくまでも仮初め、1期1話で言ったこの体はあくまでも器のようなセリフをここでも使います。

 

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ポスターを見て真剣な表情の千歌です。

 

1期の加入エピソードで運動が苦手なことが強調された花丸ですが練習の成果が出てきているようです。

腕立て伏せだって

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一回できるようになりました。

まさにゼロからイチへですね。

 

大事なのは一回という回数ではない、できるようになったことが大事なのです。

できてないように見えますが多分できてます。

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あとえっろい。

 

次のラブライブ!は来年の春らしいです。

春ということはμ'sの時のように3月ですね。そうしないと3年生が出られないので。

 

もっと早くにやった方がいい気がするのですが、そこは運営側の都合というやつかもしれません。3月なら受験終わりの3年生が出られる時期ということかも。

 

3月ならまだ時間あるなと思っていたら

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ぶっぶーですわ!

その前に入学希望者を増やすために学校説明会でライブをするそうです。

つまり、説明会で新曲披露ですね!やったあ!

 

時期が時期だけに雨の中ランニングした挙句、風邪をひいたままステージに上がって倒れるようなことがないよう気をつけてほしいです。

 

千歌が戻ってきたようです。

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さっきまでポスターを見ていた気がするのですが、いつの間に戻ってきたのか。

千歌はトイレに行っていたようです。アイドルアニメでトイレという単語を聞くとは思いませんでした。

1期でも梨子がトイレに行くというシーンはあったのでこのあたりあまり気にしないのかもしれません。

 

果南によって善子の骨格改造が行われたり、

鞠莉に電話がかかってきたりしながら練習は終わり、舞台はバス停前へ

 

秋になり最終バスの時刻が早まりました。

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さらに日も短くなったので放課後の練習時間の確保が難しくなってきました。

 

μ'sの時は街中だったし、学校から家まで全員徒歩で通っていましたが、Aqoursはそうもいかないです。特に曜と善子はバスが終わると自力で帰るのは不可能です。

 

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鞠莉は憂鬱な表情です。

 

朝の開始を2時間早くしようという果南の意見です。さすがにそれは…と思いきや

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じゃあ決まりね!

 

果南は本気です!

 

と、ここで善子が早く家に帰るように言われているという情報が梨子から。

ラブライブ!で親同士が知り合った(おそらく1期13話)ことでよしりこラインが形成されたようです。

 

さらに、善子のお母様は教師をしているという情報も出ました。これは初出ではなく、アニメオフィシャルブックで既に言われていたりします。気になる人はぜひとも買いましょう。

 

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK
 

とはいえ、本編内では初めて善子の家庭事情に触れた瞬間であり、

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善子とお母様の貴重なやりとりも公開になりました。さらには善子は幼稚園まで哺乳びんが手放せなかったというおまけつきです。

 

これまで善子の個人情報は花丸経由でしたが2期ではこういう新しい組み合わせを増やしてほしいです。

 

善子ママの声を担当するのは椎名へきるさん。

アラサーにはレイアース獅堂光、で一発ですが… 

最近のわかりやすい担当キャラでいうなら

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ダンガンロンパセレスティア・ルーデンベルクさんです。

※安広多恵子さんではないです!

 

まさか、神戸公演の「はんにんはやす」はこれのフラグだったのでしょうか?

 

練習時間の確保については沼津から内浦へのバスは遅くまであるのでは?という梨子のひらめきもあり、練習場所を変えるという方向でまとまりました。

 

鞠莉は何か気がかりになることがあるらしくやはり心ここにあらずだったのですが…

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果南が鞠莉の異変に気付きました。

2年前は異変に気付いていながらもすれ違った二人ですが今回はどうなるのか。

 

そして、もはや恒例のちかりこタイム

1期でのスクールアイドル活動を通じて一瞬だけど輝くとは何かを見つけた千歌

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海に向かって駆け出します。

1期1話と同じカメラワークで今度は千歌と梨子の立ち位置が逆です?

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今回は梨子が千歌を引っ張り、二人とも海に落ちなくて済みました。

 

頑張れば絶対輝ける

 

そういって梨子と笑い合う千歌ですが…

 

鞠莉の方では深刻な事態になっていました。

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電話相手は鞠莉のパパのようですが、ひどく狼狽える鞠莉

 

電話を終えた鞠莉は果南に呼び出されて1期8話の堤防へ行きます。

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何かあったことに勘づいた果南は鞠莉を問い詰めます。しかし、鞠莉はふざけて答えようとはしない。

 

2年前や1期ではここで終わりだったかもしれません。「鞠莉が本当のことを話してくれない」そこですれ違ったままになったかもしれないです。

 

でも、1期を経てかなまりにも変化が起こっていました。鞠莉が隠そうとすることなど果南にはもはや問題ではなかった。

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素直に話してくれないのはもうわかっているので実力行使でなんとしてでも聴きだす!

 

鞠莉の方も抵抗はしましたが、本当のことを隠して2年間も無駄にした上、1期では後輩に

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本音でぶつかった方がいいよ

などと言ってしまってますからね。

 

今回の問題は鞠莉自身の強がりとは別に、理事長としての問題を果南やメンバーに話すべきかどうか迷うところかもしれません。

 

ただ、どうしようもなくなってしまった本音を果南に隠してまで強がる選択肢を鞠莉は取りませんでした。

 

鞠莉は果南に本当のことを話しました。

 

で、それはそうとして

weit(待って)からのweight(体重)の話だったり、

お姫様だっこで体重が増えてないって言い切ったり、かなまりへの力の入れ具合が伝わってきますね。

  

翌日、

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千歌はそんな問題が起きているとも知らず呑気にあくびなどしています。練習場所を変えると言ってもどこにするのか? 

 

廃校阻止のため鞠莉と果南がこっそり部室を出ました。そして、

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ダイヤさんがそれに気づきました!

 

新しい練習場所は花丸の家、善子の家、いくつか候補が出ましたがどれも却下。

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あ、善子の家でリトルデーモン下魔がいました!

 

場面は変わって理事長室です。

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統廃合はもう覆せない!それでも諦めずにどうにかしようとする鞠莉、

果南は鞠莉を止めてききました。

 

「ダイヤは知ってるの?」

 

「言えるわけない」果南には話したものの、ダイヤにまでは話せない。このあたりまだまだ鞠莉には超えるべき壁があるように思います。

まあ、ダイヤに話したら「生徒会長」として動くことは目に見えているのでそういう理由もあるかもしれません。

 

しかし、そこにダイヤさんが登場!

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黙って解決しようとしていたことを知った上でそれを優しく諭す「ぶっぶーですわ」

2年前は二人の問題に介入できず、信じて待つしかできなかったダイヤさん。今回はやっと二人だけの問題に切り込むことができました。

 

完全にではないけれど、それぞれが2年前にできなかったことをしたことで3年生組は一つになっていきます。

 

さて、千歌たちが探していた新しい練習場所は

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プラザヴェルデの一室を借りることができたようです。

 

ちなみにプラザヴェルデというのは沼津駅北口から出まして、

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1期3話で千歌たちがライブの宣伝をしたあたりにある、シネマサンシャイン沼津(建物名はVi Viですが)の前を通ってローソン前で右折、道なりに少しいったところにあります。

たしか恋アク発売記念のお渡し会でGuilty Kissが来たのがここでした。

 

練習用の部屋にテンションが上がってますね。壁が鏡になっているというのはダンスの練習にももってこいです。

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善子が鏡面世界に旅立とうとします!

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しかし、花丸が阻止!

 

花丸ファインプレーです。ミラーワールドはとても恐ろしいところ…変身もせずに入ったらあっという間に体が光になれー!してしまいます。変身したところで中にはモンスターがうようよ…戦わなければ生き残れない!

 

で、なぜプラザヴェルデを借りられたかというと、曜ちゃんのツテで借りられたみたいでね。

あいかわらずの万能っぷりを発揮してます。

沼津市街ということで周りには店も充実していると喜ぶ千歌、本屋もあることにときめく梨子、楽しそうです。

 

地元民としてはそこまでテンションが上がってくれると嬉しいです。

あと、善子が何も言ってなかったので代わりに言いますが…

練習場所が変わったことで今まで一番家が遠かった善子が一番家が近くなりました。

やったぜ!

 

そんな楽しそうな1・2年を見る3年生、

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果南が話があると切り出します。

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学校説明会は中止、鞠莉はなんとか声を絞り出しました。

 

ここでアイキャッチ

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ラブライブ!とサンシャイン‼︎の間のためが無くなっています。

 

さて、ここから後半戦

説明会は中止、来年度の募集もしない。

非情とも言える決定に納得のいかない1・2年生。

 

生徒側からしたらいきなりであっても、2年前に3年生がAqoursを始めたときにはすでに統廃合の話はあった。2年間学校側としても努力した末の決定です。

 

それでも諦められられない千歌は鞠莉の父親への直談判をしようと飛び出します。

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それがどんなに馬鹿げた思いつきでも何もしないで終わりたくない。千歌の気持ちはわかります。それだけ千歌は必死なのです。

 

ただ、それ以上に必死になって、自分の将来をなげうってでも浦の星を守ろうとした人がいるのです。

千歌の何倍も悔しいであろうその人=鞠莉は

泣きそうになりながらも笑顔でただ、

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「ごめんね。てへぺろ。」

 

……なんというか、

やっぱり鞠莉は強がるんですよね。

2年もかけて、果南とダイヤとすれ違って、それでも戻ってくるくらい大事なのに、やっと守れそうになったのを台無しにされたのに、

無理にでも笑顔を作っておちゃらけキャラを演じてしまうんですよ。

 

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そんな鞠莉を見たことで千歌は鞠莉が抑えている気持ちに気づきました。

 

泣いちゃいけないと思って明るく振る舞う、自分が泣いたら周りに迷惑がかかると必死に堪えて前を向こうとする。悔しいなどとは口が裂けても言わない。

それは千歌が1期8話でやったことだから余計に今の鞠莉の悔しさがわかるのでしょう。

 

やるせない気持ちでいっぱいですが、

こんな顔をさせたからには鞠莉は2期でこれからどんどん焦点が当たるのでしょう。

というか、当ててください。お願いします。

 

帰りのバスで千歌は考えていました。

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もし、ラブライブ!本大会に出場していたら未来は変わっていたのか?

自分たちらしさを目指す、起こることを楽しむ、それがAqoursが1期で出した答えでした。しかし、その結果がこれです。

 

「勝つことを目標にして、結果を出して廃校を阻止する」

それはラブライブ!のテーマには反する目標かもしれませんが、結果をもって要求を受け入れさせるというのも手段としては間違いではないです。

 

 

家ではしいたけとみとねーがお出迎えです。

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いくらなんでも毛が抜けすぎかなと思いますが、多分これは何かのフラグでしょう。

 

そして、さらに

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廃校阻止を願ってみんなで一生懸命こころを込めて作ったであろう千羽鶴が千歌を待っていました。

 

なんで浦の星のモブトリオのやることは毎回裏目に出るのか。

 

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翌日、理事長より正式に学校説明会の中止と統廃合の決定が発表されました。

 

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その日の帰り道、1期1話で海に落ちた千歌と梨子が始めて話した浜辺でのちかりこワールド展開です。

 

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こうなったのはもちろん残念だけど、

ここまで頑張ってこれて良かったって思ってる。

こんな小さな海辺の町の私たちがここまで良くやってこられた。

 

梨子のセリフですが、わかりますよね?

このセリフ…1期8話で東京から帰る電車の中で千歌が言っていたのと同じ内容です。

 

梨子に対して軽蔑すると返した千歌、

言葉はきついですが、「悔しい」と素直な気持ちをぶつけるきっかけになった梨子が当時の千歌と同じことを言っていたら心中穏やかではないでしょう。

 

 

その時、目と耳を疑う光景が!

 

 

 

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がおー、

 

うふふ、ぴーどかーん!

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普通怪獣りこっぴーだぞー!

 

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くらえ、りこちゃんびーむ!

 

1期1話で千歌がやった普通怪獣ちかちーのまねです。文字にすると破壊力が上がってます。

 

控えめながらもビームを出そうとするという本家からの追加要素もあります。

 

そして、梨子は自分の本心を語りますが、

 

かつて千歌が言っていたセリフ、千歌に元気づけられたやり方、そして千歌がやったようにぶっちゃけトーク

さらに、「どうすればいいかわからないの…どうすればいいか…」という1期2話での自身のセリフまで出して当時のように座り込むという、

まさに1期のちかりこの再来ともいえるセルフオマージュっぷりです。

 

統廃合が決定になってしまった。

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千歌はベットの上でどうすればいいか考えます。

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そして、浦の星生徒からの千羽鶴を見て

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心の中に一つの紙飛行を見て

 

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千歌は駆け出します。

 

向かうのは浦の星女学院

普通怪獣ちかちーはありったけの力で叫びます。

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がおーーーーーーーーー!

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起こしてみせる!奇跡を絶対に!

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それまで泣かない!泣くもんか!

 

1期8話で泣くことで前に進んだ千歌、

2期1話では泣かないと決めたようですが、それがどうなっていくか。

 

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千歌のそばにはいつのまにかメンバーが揃っていました。

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廃校問題で焦点が当てられるであろう鞠莉、今後が楽しみです。

あと、果南の「私はわかるよ」アピール大好きです。

 

無駄かもしれないけれど最後まであがきたい。

ほんの少し見えた輝きを探して、Aqoursは奇跡に挑みます。

 

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いきなりの逆上がりに

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欲望を抑えきれなかった二人組!

 

ラブライブ!サンシャイン‼︎2期は

主人公・高海千歌の言葉で「ネクストステップ」へ踏み出します。

 

起こそう奇跡を!

あがこう精一杯!

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全身全霊、最後の最後まで

みんなで輝こう!

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◯まとめ

まさか金曜日までかかるとは。

初回にして想像以上のものを見せてもらいました。廃校問題に真正面から向かうという方向性、鞠莉がずっと頑張ってきたことを無駄にしない話の展開、まさかこんなに攻めてくるとは思いませんでした。

1期を活かしたシーンややり取りもあって今まで応援してきたファンへのサービス

オープニング解説、エンディング解説、考察と書きたいことがありすぎます。

 

次回は「雨の音」

 

作中では9月なのでまさに夏の終わりの雨音なのですが、

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しいたけイメチェンするんじゃないかと。

 

この記事内の画像については、個別に表記していないものはすべて
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
©2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
出典:U-NEXT
となっています。

【2期1話視聴前に】ラブライブ!サンシャイン‼︎2期1話を「We are dreams!」に楽しむポイント

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ついに始まったのよね…アニメ2期

 

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その通りデース!

 

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それはわかるんだけど、なんで私たちGuilty Kissがこんなところに?

 

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それはですね…改めてアニメ版ラブライブ!サンシャイン‼︎に対してこのブログがどういうスタンスでやっていくかの表明を私たちギルキスがすることになったからなのでーす!

 

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キャラに言わせることで自らの主張をあたかもキャラの主張のように錯覚させる。人間というのはまったくもって罪深いわね。 

ちなみにギルキスなのは筆者の一推しヨハネ、二推しがマリーだからよ。

 

はえ、梨子のことも少なからず推しているわ。

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知人とカラオケに行った時に「想いよひとつになれ」の間奏部分でたまたま持ってきていたキーボードで一緒にピアノソロを弾こうとする(弾けたとは言ってない)くらいには梨子推しよ。

 

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(なんで、たまたまキーボード持ってたのかは突っ込んじゃいけないんだろうな)

 

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では、さっそくカンペを読むのでーす!

 

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えーっと、このブログでは、アニメの各話に対して

最速記事

感想記事

曲解説記事・考察記事

といったように何段階かで記事を書いています。

 

まずは最速記事、

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いま書いているこの記事みたいに最速放送が終わった後にアップするわ。

ネタバレをしないぎりぎりのラインを模索しつつ、「こんなところが注目ポイントですよ」というのをまだ見ていない人に向けて書く…という名目で書く記事ね。

実際はネタバレしないように感想を書くという微妙な空気を楽しんでいるだけだったりするわ。

 

次に感想記事!

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放送が遅い地域でも放送したかなというタイミングを目安に感想の投稿をしまーす!感想とは名ばかりの筆者の想像と妄想の垂れ流しになっているこも多いから注意が必要よ。

1期の8話、9話あたりは書いたことを後悔するレベルの黒歴史だった(本人談)らしいわ。

 

感想の後には曲解説記事と考察記事です。

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これらは新曲が出てきたり、筆者が頭の中の考察を書いて見たくなったときに書くという記事なのですが、

 

1期では結局ほぼ毎回考察記事を書いていたの。

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そして、仕事やらなんやらをやりつつ毎週3〜4の記事を書いてはあげをした結果、

13話の放送後に色々とワーニングなことになってブログどころではなってしまいました。

「ダイスキだったらダイジョウブ」とはいかなかったのね。

 

で、2期ではどうするのかというと、ペースを落としてても続けることを優先するという結論になったわ。

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考察については毎週ではなくなるだろうし、曲解説も初登場の話から週が空いての投稿になるかもしれない。感想についても翌週の放送に間に合わないかもしれない。

でも、無理をせずに最後までやり通す。それがリトルデーモンとヨハネの約束…というわけね。

 

ということで、ギルキスに代役を頼んでしまいましたが、投稿のペースは1期の時よりは遅くなるかと思います。

とはいえ、日曜朝までに最速記事→次の土曜までに感想記事はなるべく達成しようとは思います。

 

では、気を取り直して2期1話の見どころを。

以下、空白スペースあります。見たい人のみスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

・やってくれたな

1話を見終わって最初にでた言葉がこれです。

 

アニメ前を知ってる人は無印とサンシャイン‼︎の差別化として言われていたある要素があったことを覚えているかもしれません。アニメではあっさり変わった設定、といえばピンとくるかも。

このタイミングでそこを問題にするのか!という驚きもあれば、納得してしまう部分もあるかもしれません。

 

・1期ラストからどう繋げるのか?

あまり気にしないでください。

 

・PVが罠だった

「PVを信じるな」と一言いっておきます。

それを踏まえた上で3つのPVを見返してみるといいと思います。まあ、今回の展開については予想していた人もいるかもしれないです。

 

・ママライブ追加

追加というか、何というか。

ダンガンロンパ好きな私はエンディングの担当声優一覧のところでガッツポーズでした。

 

・みら僕

略称がこれでいいかわからないですが、2期オープニング「未来の僕らは知ってるよ」 がついに解禁です。書きながら見返していますが、小ネタがあちこちに仕込まれています。探してみてください。

 

・見返しておくべきもの

1期の1話です。1期1話を意識して作ってるシーンがあったりするので。

PVは見ておくとちゃんと騙されることができるのでは?

あとは2期をみる前に青空 jumping heartをもう一度目に焼き付けてほしいです。

 

それでは、これから始まるラブライブ!サンシャイン‼︎アニメ2期に向かって

 

全速前進…ヨーシコー!

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となっています。

 

【2期準備記事】渡辺曜〜同じ景色をみるために〜

ついにラストです。

アニメでのAqours9人について書こうと思い立ってから約5ヶ月、いろいろなことがありました。

 

ラストはこの子

物語のはじまりから千歌の親友であり、

千歌のスクールアイドル活動の最初の協力者、

Aqoursの衣装担当もするスーパーガール

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渡辺曜です。

 

最初に言っておきます。この記事は長いです。

心して読んでください。

 

◯1期を振り返る…前に

アニメ1期開始前、私は渡辺曜というキャラについて何を語ればよいかわかりませんでした。

 

セカンドシングルのセンター投票で1位というところからして人気はある。でも、正直…私にはこの子がよくわからなかったのです。

 

そもそもいったいこの子はなんでスクールアイドルをしているのか?

最初期から曜は全国レベルの飛び込みの選手という設定があり、「飛び込みで認められているならスクールアイドルじゃなくてそっちを頑張ればいい」「優先順位がおかしいんじゃないか」というのが曜に対する当初のイメージでした。

アニメ1期前に一人ずつ何かを語っていこうと9人について書きはじめた時も、曜の順番になるまで全く書くことが思いつかず、苦し紛れに書いたのが

 

「いったい曜はなんのためにスクールアイドルをやるんだろう」

 

という記事でした。

 

◯1期を振り返って

苦し紛れに書いた記事でしたが…「なんのためにスクールアイドルをやるのか」それこそが1期の渡辺曜の根幹ともいえるテーマでした。

 

・完璧超人、渡辺曜

アニメ1期序盤の曜はこの一言で表されてしまいます。とにかく何をするにしても優秀、衣装担当もダンス担当もして、ファーストライブの宣伝をしたときはあっという間にファンを増やしてしまう。

 

まあ…いくつかその後の展開を示唆する不安要素はありました。

 

1話では千歌が今まで何かを始めても長続きしなかった理由が曜にはバスの時間の都合で語られることがなかったり、

 

梨子に千歌が話した普通コンプレックスの回想が曜によって千歌の普通コンプレックスが生まれたかのような映像になっていたり、

 

3話ではしまねーに自分の考える千歌ちゃん像を(まあ大筋は間違ってなかったとして)語ったり、 

そういった曜と千歌の間の歪みが少しずつではあるけれど描かれていました。

 

とはいえ、物語は他のメンバーを主軸に進んでいきます。

当たり前ですね。曜は特に目に見えて問題を抱えていたわけではないので、他に明らかに問題を抱えているメンバーがいるなら話はそっち優先になります。

自発的に入ってくれてなんでもできるスーパー曜ちゃん、「一緒になにかやりたい」というだけで進んで協力してくれるならそれに越したことはない。

 

しかし、話が進んでいくにつれて曜は千歌や他のメンバーとずれていきます。

 

5話で花丸が善子について「普通だから特別になりたかったのではないか」と話したシーンでは、

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曜だけが左を向いている構図になっていたり、

 

6話のラスト

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夢で夜空を照らしたいのPV撮影が終わった千歌を見るメンバーのシーンでは、4人が千歌を暖かく見守る中で曜は意外なものを目にしたような顔であったり、そういう何気ない違いが見られるようになっていきます。

 

曜は千歌(や千歌と同じように悩む人)を理解できていないのでは?という考察がされたりしました。

 

さらに、東京に呼ばれた千歌がどんなに不安だったかを聞いたのは梨子であり、曜が千歌の心の内を知らないまま千歌にとっての転機である第8話「悔しくないの?」に突入します。

 

・返ってこなかった「やめない!」

東京でのスクールアイドルイベント、千歌はそれまで積み上げてきたものを一気に打ち砕かれました。
それでも決して悔しいとは言わなかった千歌に曜はその場の誰もが避けようとした質問をしました。


千歌ちゃんは悔しくないの?

曜の疑問は当然です。

それに千歌の隠そうとしたマイナスの感情は無かったことにしてはいけない。
あえて踏み込むことで千歌に気持ちを吐き出させることができるとしたら、それはかなり親密な関係の人であり、曜はそれに足る立ち位置にいました。

しかし、それは失敗しました。
千歌と曜の二人きりだった頃なら、もしかしたら千歌の答えは違っていたのかもしれません。「悔しい」と答えたのかもしれません。

 

そして、千歌と曜のずれが目に見える形で露呈する瞬間が訪れます。

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迎えの車に乗り込む千歌に向けて、曜は今まで千歌を奮起させるためにしてきた問いかけをしました。

「千歌ちゃん?やめる?」と。

いつもなら「やめない!」と返ってきたはずです。

 

しかし、

 

千歌は何も答えませんでした。

 

そして、千歌が自分の心の底にあった悔しさを吐き出した相手は曜ではなく梨子でした。

 

なぜ、こうなったのか?梨子がタイミングよくその場に居合わせたから、というだけでは不十分でしょう。

 

・梨子と曜の違い 

曜は千歌のことを理解していました。それは間違いないです。物語の開始以前から千歌のそばで千歌を助けてきたであろう曜は千歌の一番の理解者だったはずです。

 

ただ、曜が理解していた千歌はスクールアイドルを始める前までの千歌でした。

 

梨子は千歌と同じように悩み、数ヶ月でありながらも千歌と一緒に進んできました。変われない苦しみを知っている梨子は千歌の「変わりたい」という気持ちに寄り添うことができました。

 

対して、曜は一緒に進むことを望みながらも、千歌や梨子のように変わってきたわけではなかった。というより、曜は変わる必要がなかったのです。

 

変わらなくてもAqoursのメンバーになれた、変わらなくてもメンバーの役に立てた。千歌と仲良くすることができた。むしろ、変わるということは今の場所を手放すことになる。

だから曜は変わることができず、変わっていく千歌とずれていってしまった。千歌にとって大きな変化があった東京の一件でもいつものように千歌に接した。

 

今までやってきたように「悔しくないの?」や「やめる?」を繰り返してしまったのです。

 

・見失った曜の居場所

東京での挫折を乗り越えたAqoursはそれまでよりも強い絆で結ばれ、かつてスクールアイドルをしていた3年生も加入してAqoursは9人になりました。

 

その頃には千歌は梨子といることが当たり前になりました。
Aqoursのメンバーも曜よりは梨子の方が千歌と仲がいいと(開始当初を知っているダイヤと果南ですら)考えるほどに。

 

梨子にそんなつもりはなかったにせよ、今まで曜がいた「千歌の一番の理解者」というポジションは梨子のものになりました。

 

そして、梨子にとっての転機、ピアノコンクールへの招待がきましたが…

 この件について、曜はなにも知らされることなく、いつもと同じように千歌に接しながらも核心の部分にはまったく踏み込めませんでした。

 

そうしているうちに千歌は梨子をピアノコンクールに送り出すことを決め、メンバーに見送られて梨子は東京へ向かいました。

 

そして、梨子が東京にいったことが原因となり、曜は残酷な現実を知ることとなりました。

 

梨子が東京にいったことでフォーメーションを考え直すことになったAqours、誰かが梨子の代役になればいいのでは?という話になり、

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そこで白羽の矢が立ったのが曜、千歌と付き合いが長くて器用な曜であれば梨子の代役も務まるだろうと誰もが思っていました。

 

しかし、2人のステップはことごとく合いませんでした。同じ箇所で何度も失敗し、それでもお互いに気を遣いあう。一種のよそよそしさすら漂う光景がありました。

 

それでもなんとか合わせないといけない。曜が思いついたのは梨子の代わりになることでした。

千歌と梨子のための振り付けならば曜が梨子の代わりになれば良い、それが曜の解決策でした。

渡辺曜ではなく桜内梨子のコピーとして踊った結果、曜は千歌とぶつかることなく合わせることができました。曜の器用さがあってこそできる芸当です。

 

そして…

「千歌の隣にいられるのは梨子の代わりの曜であり、曜自身ではない」曜はそう思い知りました。

 

・ようやく見えた問題

加入した時に曜は言っていました。

「昔から千歌ちゃんと一緒に何かを一生懸命にやりたかった」と。

それは私たちが思っていた以上に重い言葉だったのです。

飛び込みで評価されても、他の人よりも色々なことができても、曜の一番やりたかったことは「千歌と一緒に頑張る」なのです。

 

梨子は千歌と一緒に頑張れる居場所をあっさり手に入れました。
何もできないのではないかという不安、そこから抜け出したいという渇望、悩み苦しむ中でなにかを見つけた喜び、

千歌と梨子はその気持ちでつながることができました。

 

しかし、曜は二人とは真逆なのです。

今まで千歌と一緒にいた経験を生かして千歌を助け、千歌を助けられる自分であり続けようとした。

言ってみれば、曜はAqoursのメンバーで唯一、変わることなくいつも通りであったがゆえに千歌を助けてきたのです。

 

しかし、皮肉なことに、

梨子と会い、Aqoursのメンバーと会い、色々な経験をしたことで千歌は変わりました。 

 

そして、変わらないでいようとした曜は千歌を見失いました。

気づいたら千歌は曜とではなく梨子と一緒にいるようになったし、スクールアイドルAqoursは曜と千歌で頑張る場所ではなくなっていた。

 

鞠莉から本音でぶつかれと言われても、梨子から曜らしいやり方でなどと言われても、曜には何をどうすればいいかわからなかったのだとおもいます。

今までのように、曜らしくあろうとしたがために千歌と離れてしまったのですから。

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「千歌の隣には梨子の方が似合っている」、梨子にそう伝えた曜の目からは涙がこぼれていました。

 

そんな曜に梨子はあることを伝えました。

 

そして、時を同じくして現れた千歌、

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曜が悩んでいることに気づいて自転車で駆けつけた、片道約12kmのファインプレーです。

 

千歌は曜に言いました。

 

合わせるんじゃなくて一から作り直そう

曜ちゃんと私の二人で!

 

千歌のもとに向かう途中、曜は梨子から聞いた話を思い出していました。

 

ずっと一緒に何かをしたいと思いながらもできなかった。だから、スクールアイドルは絶対に一緒にやりたい。

その気持ちは曜だけのものではなく、千歌も同じように思っていました。

 

曜は千歌が変わってしまったことに戸惑っていました。

たしかに千歌は変わりました。でも、これまで曜と千歌で過ごした時間は無くなっていなかった。

どれだけ千歌と梨子の距離が近くになろうとも、曜の居場所はあったのです。

 

 

そして、ラブライブ!予備予選

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ぶつかってもそれでも決して倒れはしない、曜と千歌だからこそできるアクロバティックな動きを加えた振り付けでの「想いよひとつになれ」でAqoursは予備予選を突破しました。

 

ここから曜にとっての変化が始まりました。

 

・2人目にして最後の加入者、渡辺曜

千歌と二人きりの場所ではなくなったAqours

それでもAqoursとして9人で進むことの意味を曜は見つけました。

千歌と一緒に頑張る、とは二人きりの場所で頑張るのではない。千歌の目指すものを理解して9人で同じものを目指す。

 

千歌と梨子にしかないものがあるように、千歌と曜にしかないものがある。

だから、千歌と他の子がどんなに近づいても心配することなく、千歌が目指しているものを知ろうとし、自分も千歌とともに歩けるのだと信じてみる。


曜は千歌の変化を11話にしてようやく受け入れました。

 

変わらずに千歌を助けながらも千歌たちと一緒に変わっていこうとする、それが曜にとってのAqoursなのでしょう。

 

それぞれが自分の輝きを探して変わっていこうとするのがAqoursなのだとしたら、

一番早くに加入をしたものの、本当の意味ではまだ曜はAqoursに加入していなかったのかもしれません。

 

こうして2人目にして最後のメンバー

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渡辺曜はようやくAqoursに加入しました。

 

・曜の問題=みんなと違うという思い込み?
1期11話では結局曜自身も自分の本音はわからないまま問題は沈静化しました。
そう、沈静化しただけで、曜の根本的な問題はまだ解決していないのです。

鞠莉は曜の感情を嫉妬だといいましたが、違う気がします。嫉妬は自分にないものを持ったものへの攻撃の感情です。しかし、曜は誰も攻撃しなかった。

曜の抱えた感情はなんだったのか?
それを紐解く鍵はやはり11話にあります。
鞠莉との会話で曜は少しですが「良い子」ではない自分を出しました。

嫉妬という指摘から始まった鞠莉とのぶっちゃけトーク、曜はただ寂しそうな目で、千歌と一緒に何かをしたかったが叶わなかったこと、ようやく一緒にできると思ったスクールアイドルもそうではなくなったこと、千歌は自分と二人きりは嫌だったのかもしれないと思っていることを語りました。

このシーン、11話時点での曜にとってのAqoursのイメージが挿入されますが…

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何か気づきませんか?実はこの前後のカットもなかなかエグいのですがここでは割愛します。


比較対象としてその前の10話で梨子がAqoursにメンバーが増えていったことを嬉しそうに話していたシーンの映像がこちらです
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おわかりいただけたでしょうか?


梨子のイメージするメンバーは梨子に気づいて梨子に笑いかけています。
梨子のイメージするAqoursは梨子を含めた9人、梨子にとってAqoursは自分を好きでいてくれる(恐らくは梨子自身も自分を好きになれる)場所なのです。

 

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対して曜のイメージするメンバーは一つのノートに集中し曜の方を見ていません。

仲間意識はあるけれど自分だけ見ているものが違うことをわかっている。そして、千歌たちが何を見ているかがわからない。

以上のことを踏まえると曜の問題は、

要領よくできてしまう自分は、悩んできた人と同じになれないのではないか?

そんな自分は迷惑をかけてしまうのではないか?


いう囚われなのではないと思います。

大抵のことは解決できる器用さがあるし、周りの人を助けることもできる。

曜だって頑張っています。しかし、同じものをやっても周りと曜とでは頑張りの熱量が違うのです。曜が求めたのは同じ熱量で頑張ることなのです。

 

曜のことを書いてみて改めて思うのですが、曜って無自覚に周囲に歪められてきた存在なのだと思います。
曜本人は「全然そんなん(要領よくてなんでもできる)じゃないのに」と言っていましたが、曜が周りの大多数の人間よりもできることが多く気遣いもできる、いわゆる良い子なのは自明です。それを周りはすごいと褒めますが、そこにはすごくない人との区別があり、「すごい」側に押し込められてしまった。

それでも周りが求める役割に答えてきた。

それが曜が自分の思うように変われない下地を作ってしまったのではないでしょうか。

 

曜はまだまだやるべきストーリーがあるキャラです。

それを2期でどう料理していくのか、そこがラブライブ!サンシャイン‼︎の評価を決めるでしょう。

 

○2期に期待すること

・ようちか爆弾の爆発

なにはともあれこれです。

ようちか爆弾ってなに?という疑問もあるかと思います。私自身、この言葉を色々なところで使いながら具体的になんのことかは今でもよくわからないです。

 

しかし、2期を目前に控えた今、曜と千歌の間に長年かけて蓄積したものが少し見えてきた気がします。

 

曜と千歌の間にある爆弾、それは「罪悪感」の爆弾です。

千歌の普通コンプレックスは曜と一緒にいたことから起こっている、というのはもはやファン共通の認識といってもいいでしょう。

曜自身も自分が器用にこなせてしまうことが周りを気まずくさせてしまうことに気づいているから千歌が曜をどう思っていようと「千歌ちゃんに嫌な思いをさせてはいないか」という不安が付きまとう。 

 

そして、千歌の側からすると、曜という将来有望な子が自分のわがままに付き合っていることになる。普通コンプレックスはいくらか解消した一方で曜の真意はまだ千歌に伝わっていないので曜の言動を誤解してしまう危険がつきまとう。

 

何もなければ二人は互いにいることの楽しさを優先するでしょう。普通コンプレックスも曜が将来有望なのも今に始まったことではないです。

 

しかし、一緒にいることで千歌か曜かもしくはAqoursに不都合なことがあったら二人はその罪悪感を超えることができるのでしょうか?

 

・ようちか爆弾はAqoursが全員で解決できる

ようちか爆弾は上手くいけば2期の核になるかもしれません。

 

同学年であり、互いの悩みをきいた梨子はもちろん、

 

曜の側から見れば、「自分のやっていることが千歌の迷惑になっているのでは?」という話です。つまり、「自分らしくあることは他人に犠牲をしいる行為なのか?」です。

これに直面したメンバーがAqoursにはいます。自分らしさを捨ててまで周りに溶け込もうとした善子、迷惑をかけるからとルビィから離れようとした花丸、ダイヤのためにスクールアイドルになりたい夢を抑えてきたルビィです。

 

千歌の側から見れば、「曜の可能性をうばってまで一緒にスクールアイドルをやるのか?」という話であり、「本人のやりたいと周囲の期待のどちらを優先するのか?」という話です。

これは3年生組のストーリーと同じテーマです。

 

だから、曜と千歌の問題はAqoursの全員で解決できるかもしれないのです。

 曜と千歌の問題は梨子はもちろん、1年生も3年生も自分の経験をもって介入できるのです。

 

これは千歌と梨子が二人きりで答えを出したのとは正反対の状況とも言えます。

 

曜が本当に解決するのは「自分が周りに優秀だと思われている、違う存在だと思われている」という囚われなのではないかと上で書きました。それは曜が一方的に助ける側だから生まれたものです。

 

もし、曜に起こった問題をAqoursで解決することができれば、曜は自分も助けられる側の人間なのだと知るでしょう。ましてや千歌と二人になれなくなった原因のはずのAqoursが曜を救うともなれば…曜の見る世界は大きく変わるはずです。

 

曜と千歌の問題はAqoursの誰かの問題を9人で力を合わせて解決する始めてのケースになるのではないかと期待しています。

 

・千歌との馴れ初め

ここからは完全に要望なのですが、曜と千歌の出会いとか、なぜ曜は千歌にあそこまでこだわるのかとかそういうエピソードを見たいです。

あれだけ家が離れている二人が小さい頃からの知り合いというのはなんらかの事情があったはずです。

 

・水泳部の描写

水泳部に所属しているということで多くの人が期待していた競泳水着の曜ちゃん。

出ませんでした。そもそも水泳部を続けているのか怪しいくらい水泳部についての話がなかったです。2期では水泳部の曜を見たいものです。

兼部をしていることで一波乱、とかあるのもいいかもしれません。

 

・メガネ曜の復活

1期11話にて突如として眼鏡をかけた曜、私たちに新たな可能性を示してくれたのですが、

曜がメガネをかけていたのはあのシーンだけなのです。 もったいない!

というわけで、2期ではメガネ曜をまた出してほしいです。

 

…と、ここら辺で曜については一旦終わりにします。

 

○9人全員を書き終えて

ついに、完走しました。

 9人それぞれに向かい合い、想いの丈を書いた記事を世に出すというのはなかなか恥ずかしいもので我ながらよくこんなことを何ヶ月もやったなと思うのですが、恐ろしいことに 

これから3ヶ月強はそんな恥ずかしいことを毎週のようにやる

んですよね。

 

私はどちらかといえば筆が遅く、しかも書いた文が推敲無しだと異様にぐだぐだだったりします。

今回の企画でも書いているうちに色々なものが湧いてきて実は毎回結構な文字数を推敲段階で消してます。コピー&ペーストという機能があることに毎回感謝するくらい初稿はぐちゃぐちゃです。

 

それでも感想やら考察を書かずにいられない。

きっとそれは私がラブライブ!にかけられた一種の呪いなのでしょう。

 

間もなくはじまるアニメ2期、

ラブライブ!サンシャイン‼︎を応援するファンの一人として全力でこっぱずかしい感想と考察を知識の海に垂れ流していきます!

 

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出典:U-NEXT
となっています。